カプコンが2014年2月22日に発売したPS4版「ストライダー飛竜」のプレイインプレッション。PS3版に付属するゲームアーカイブス版「ストライダー飛竜1&2」もあわせて紹介。
目次
「ストライダー飛竜」は、1989年に稼働を開始したアーケード用のアクションゲームを、最新3Dグラフィックと新たなアイデアで再構築(リビルド)した完全新作。ストーリーは初代と同じ「冥王グランドマスターの暗殺」が目的となっており、リビルドに相応しい肉づけが随所に施されている。
現代的にアレンジし直された世界観をはじめ、美麗なデザインワーク、広大なフィールドを駆け巡る探索要素が組み合わさり、“ハイスピード探索アクション”として新たなゲームスタイルに生まれ変わっているぞ。
なお、本プレイインプレッションは美しいグラフィックス表現が魅力のPS4版でのプレイとなるが、PS3版に付属する歴代シリーズ「ストライダー飛竜1&2」もあわせて紹介していくので、シリーズ作品を未だ触ったことがないという人や、懐かしさ&親しみをもっている旧シリーズ作品のファンは、こちらもぜひチェックしていただきたい。
新生「ストライダー飛竜」を早速プレイ!
今作では、従来の横スクロール型のアクションスタイルに、新たな“ステージ探索系”の要素が加えられている。ステージは全て1つの大きなマップで繋がっているため、ゲームの進行もアイテムの探索も好きな時に自由に行動することが可能だ。直観的な操作で癖なく動くことができ、光剣「サイファー」で敵をザシュザシュと斬りながら各エリアを進むことできるので、初めは「攻撃」「ジャンプ」「ダッシュ」「スライディング」「はり付き」といったアクションの基本動作を確認しながら進んでいこう。
なお、今作は残機制ではなく「ライフゲージ制」となっており、敵の攻撃を受けると体力ゲージが減少し、敵を倒す・設置物を壊す・回復ポイントを使う、など出現する回復アイテムを取ることでゲージを回復することができる。そのため、敵の攻撃を受けてしまってもテンポよく敵を倒していったり、道中の設置物を壊していくことで逐一回復することが可能となっているので、プレイの上手い下手に限らず、あまり神経質になることなく進められるゲームデザインに仕上がっているぞ。
ただし、余裕綽々はゲーム序盤であったり、各エリアの敵配置によるものが大きい。そのためゲームが進行すればするほど“徐々に難易度が上昇してきている”という実感が迫ってくるので、次々と入手できる新アクションを駆使して、要所要所を確実に切り抜けていくことが重要となるぞ。
飛竜のアクションといえばやはり“はり付き”
飛竜らしいアクションといえば、やはり「クライムシクル(鎌)」を使った壁・天井のはり付き移動だ。本作では壁という壁も、天井という天井も、一部を除いて制限なく踏破することが可能となっているため、進行ルートを幾通りも選んで進めることができる。マップもそれ相応に上下の高低や立体感、ギミックなどが加えられているので、文字通り起伏に富んだアクションを繰り広げることができるぞ。なお、慣れないうちは戦っている途中、ジャンプしたら意図せず“はり付いてしまった”ということも起こりえるので、その場の敵の配置とマップ構成を読むことも戦術の一つだ。
また、プレイする前は“進路がたくさんありすぎてどこ行けばいいのか分からない”といった事態に陥るかと思っていたが、実際にプレイしてみると目的地までのナビが直線距離で見やすくマップも優秀なため、進行方向に迷い過ぎるという事態もうまく回避されている。
電磁網に触れてしまうとダメージや強制移動を受けてしまう。 | |
飛竜ははり付く場所を選ばない。登れる場所は全ての壁・天井だ。 | |
マップ中には壁面や底面からしか進めないギミックも存在する。 | |
もちろん、はり付き移動しながらの攻撃も可能。 | 侵入者に怯えるカザフシティの市民たち。 |
当然、外壁にビッシリとトラップが仕掛けられていることも…。 |
敵の攻撃は的確にプレイヤーを狙ってくる!
プレイしてみてまず感じたのは、敵の攻撃の的確さだ。敵キャラクターの銃撃は的確に飛竜を狙ってくることが多く、弾速も中々の速さを保持しているため、有効な対策の無い初期状態では“あらかじめ避けておく”という大きめの移動アクションが必要となってくる。ただし、一発一発はそれほど大きなダメージではなく、マシンガンのように連続で被弾することで大ダメージへと累積していくタイプなので、下手に避けるより“サイファーで正面突破”というのも十分選択肢の一つに挙げられる。
ただし、後々入手可能な、敵の弾を弾き返すことができる「リフレクトサイファー」、空中でもう一度跳べる「ダブルジャンプ」、自身を銃弾のように射ち出して移動する「プラズマカタパルト」などを利用すれば、今作ならではの変幻自在なアクションが可能となるので、アクションを上手く活用するために攻撃&回避の基礎を固めていこう。
直線状で有ったり扇状であったりと、敵の銃撃もバリエーション豊富だ。 | |
攻撃し辛い場所に敵が…さらに盾も持っていて鉄壁状態。 | 敵に接触すると押し返され、無防備にされてしまう。 |
レーザーサイトから繰り出される弾速の速いスナイプ。一人一人しっかりと倒さなければ、進行を阻害されてしまう。 | |
強力なミサイル攻撃により壁に磔にされてしまう…。敵のバリエーションが増えてくると個々の対応策がカギとなる。 |
多彩な特殊アクションにより従来のシリーズとは一味違う操作感!
今作では、ステージ道中やボス撃破することでさまざまな新能力を獲得することができる。スライディングに攻撃判定が加わる「アサルトファング」、強力な溜め攻撃を繰り出す「チャージアタック」、地面に向かって衝撃波の伴う突き下ろしをする「ダウンストライク」、さらに「サイファー」に特殊な能力を付加したり、飛び道具「クナイ」なども獲得することが可能だ。
いずれもアクションにメリハリが付き、過去作品とは一味違うアクションに進化していくので、状況に合ったアクションを選択し、華麗なプレイスタイルを目指して修練していこう!
「ダウンストライク」で床を破壊!進路をこじ開けよう! | リフレクト獲得後はマフラーが長く、斬撃も赤くなる。 |
リフレクトで打ち返した銃弾は攻撃にも転じる、防御策としても反撃策としても有用となる。 | |
オプションC「イーグルフライト」は、画面を一閃する攻撃やマップ移動に利用することが可能だ。 |
飛竜の前に立ち塞がる数々の強敵たちをピックアップ!
最初の強敵「エリートガード」
「エリートガード」はゲーム開始まもなく、プレイヤーが最初に戦うこととなる強敵だ。サイズは飛竜と殆ど等倍だが、前後への瞬間移動から繰り出される攻撃は中々強烈!前か後のどちらかにワープした後、スピードと攻撃範囲に優れた斬撃を前進しながら行ってくるため、位置を確認したら速やかに「背後へと回るか」「後ろに下がるか」を選択し、敵のパターンを見極めていこう。
ステージ序盤で最初に相対する強敵。ここでシッカリと基本動作を学ぶことが重要だ。 | |
攻撃範囲が広く、ジャンプでは避けづらい。 先手を取るためのスライディングを活用しよう。 |
敵の攻撃を受けず、飛竜の攻撃を当て続けると 飛竜ゲージが満タンになりパワーアップを遂げる! |
お馴染みのボスが三代目になって登場!「ウロボロス Mk III」
「ウロボロス Mk III」は、竜を模した巨大兵器。ここでは弱点である頭部を目指し、その巨体を駆け抜けることとなる。規則的に並ぶ青い部分からは電撃攻撃が、赤い部分からは砲台が出現したり、ミサイルが放たれるので、翻弄されることなく頭部へと進んでいこう。ただし、弱点攻撃にかまけているとさまざまな方法で“手痛い反撃”を狙ってくるので、常に画面全体を視野に入れておくことが撃破のカギを握るぞ。
なお、格闘ゲーム「MARVEL VS. CAPCOM」シリーズに登場する“ストライダー飛竜”の強力な攻勢の代名詞となっている必殺技「ウロボロス」は、“あのキノコ型のオプション”の名称ではないので注意しておこう。
シリーズお馴染みのウロボロス。体全体を使い、多彩で猛烈な攻撃を加えてくる。 | |
表面から砲台が出現。 一つずつ壊していくか、駆け抜けるかの選択に駆られる。 |
飛竜を設置物のトゲにぶつけようと高速移動。 回避のタイミングを図っていこう。 |
強力な銃撃で襲い来る―「北風」
「北風」は、三人一組のアサシンチーム「東風三姉妹」の長女。両手に装備しているハンドガンで正確無比な銃撃を行ってくる。隙を見つけて連撃を加えようとしても、ガードで弾き返されたり、強力なコンビネーション攻撃で瞬時に反撃を加えてくるので、攻撃しながらも相手の出方をジックリと読む必要がある。なお、両手の銃で画面の至る所を乱れ撃ちする大技を繰り出されると、着弾した壁や地面が炎上し、一定時間ダメージを受ける状態になってしまうので一層の注意が必要だ。
その槍は鉄壁の構え―「南風」
「南風」は、「東風三姉妹」の三女。槍を使った高度な防御方法により、一気呵成に倒すといった戦術が効かない相手だ。ジャンプ後の滞空中を狙い撃ちにする空中突きや、ジャンプから繰り出される急襲攻撃も油断ならない。しかも、「南風」に一定のダメージを与えると「北風」が乱入し、2対1の様相に早変わり。逃げ場もなく、かといって敵の攻撃が甘くなることもないので、回避を重視しながらもチャージアタックなどで一撃ずつ与えていくのが勝敗のカギを握るぞ。
東風三姉妹が一人「南風」。攻撃にも防御にも対応する槍を要チェックだ! | |||||||||||||||||||||
強風により近づけない! | 攻撃も強力なバリアの前に弾かれてしまう… |
飛竜を亡き者にせんと、ソロが動く! | |
賞金稼ぎ“ソロ”が襲来!シリーズプレイヤーには因縁ある一戦だ! | |
ソロは基本的に飛行しているので、的が絞りづらい。 | 安易に仕掛けると、強力なオーラで反撃を受けてしまう。 |
絶望的な光景だ…。 | 威力も範囲の今までの敵とは一味違う。 |
「ボスに勝つためのプロセスを学ぼう」。恒例のエフェクトを見ながら感傷に浸っている場合ではない! |
新世代の「ストライダー飛竜」もやはり“飛竜”
今作は、上記にあるような新要素、新機能、新たな敵など、「ストライダー飛竜」シリーズの新たな世界を広げるタイトルとして位置付けられながらも、カプコンの「2D横スクロールアクション」という血統がしっかりと受け継がれているタイトルに仕上がっている。ゲームシステムの核となる「探索要素」もゲーム性と噛み合っており、色々な場所にパワーアップアイテムや図鑑、コスチュームなどが隠されているので、網羅したいという人はマップを埋め尽くす楽しみが、とりあえずストーリーをクリアしたいという人でも“ちょっとキナ臭い”場所を探れば次々と出てくるので、嬉しいおまけ要素が充実しているといえる。
また、シリーズ続編ではなく「再構成(リビルド)」というコンセプトのためか、現代風にアレンジが加えられながらも、従来の「飛竜」や「敵ボス」たちが“リスペクト&オマージュ”という観点から今作のゲーム世界に落とし込まれているので、シリーズファンなら昔を懐かしんだり、新規のプレイヤーも、旧作を知らなくとも違和感なくプレイすることが可能だ。「ストライダー飛竜」の世界観と横スクロールアクションという原点を守りながら、新たな試みが随所に見られる新生「ストライダー飛竜」は、間違いなく私にとっても飛竜であった。
シリーズの原点はここにある―「ストライダー飛竜1」
今回は新作と区別するため暫定的に「ストライダー飛竜1」と記載するが、こちらは1989年よりアーケード向けの横スクロールアクションとして稼働していたシリーズ第1作目のタイトル。闇の支配者・冥王グランドマスターの抹殺任務を遂行するため、最年少で特A級ストライダーとなった暗殺者「飛竜」を操作し、全5ステージクリアを目指していく。
シリーズ第1作目では、飛竜の特徴的な武器「サイファー」が“シャキーン!シャキーン!”と気持ちのいい効果音を発しながら、ズバズバと敵を切り裂いていく爽快感の原点が味わえるのをはじめ、「重力の反転が恐ろしい空中戦艦」、「迫力ある恐竜とアマゾネスたちが猛攻を繰り広げてくるアマゾン地帯」、遂には冥王の拠点“第三の月の都”が浮かぶ宇宙へと舞台を移すなど、ガラッと雰囲気が変わるバリエーション豊かなステージ攻略を楽しめる。
しかし、迫力ある敵ボスのダイナミックなサイズ感、色彩鮮やかな画面の配色、キノコ型・サーベルタイガー型・タカ型のユニークな味方オプションたちも印象的だが、本作の一番の魅力は、やはりその難易度と表裏一体になった“アーケードアクション”としての様式だろう。得てして、「カプコン」「アーケード」「横スクロールアクション」と来れば、判る人には判るその“ゲームとしての歯応えは相応の物だろうと想像に難くない。飛竜もその原点の1つであり、また先駆けでもあるタイトルといえるため、気楽にプレイできても、気軽にクリアできる作品とは言い難い。
落ちそうで落ちないぶら下がり、足場ギリギリのジャンプ、そこに待ち構える容赦ない敵・トラップなど、アーケード向け作品ならではの「やられて覚える」箇所がいくつも用意されているため、新生「ストライダー飛竜」と比べ、クリア、特にノーコンティニューでのクリアには一味違う方向性での苦労が必要だ。ただし、本作には本作ならではの“パターンを構築していく楽しみ”が備わっているため、こういった遊び方を経験したことあるユーザーには打ってつけのタイトルとなる。パターンさえ掴みきれれば、東風三姉妹であっても、反重力装置であっても、恐竜型ロボットであっても、突き詰めたプレイングでノーダメージ撃破などといった芸当ができるので、レトロな旧作と片付けてしまわず、ぜひ一度「飛竜」の原点を体感してみてはいかがだろう。
2Dと3Dが融合した新次元のアクションタイトル―「ストライダー飛竜2」
「ストライダー飛竜2」は、シリーズ続編として1999年よりアーケード向けに稼働が開始された横スクロールアクション。本作は「2D」と「3D」の表現が組み合わされており、3Dで描かれた立体感のあるステージの中を、2Dで描かれた主人公が進んでいくという当時としては珍しい作りが特徴だ。しかし、奥行や造形は3Dであるものの、上下左右以外の方向へ進行するということはないので、「ステージをまっすぐ進むだけで奥側や手前側をグネグネ歩いていく」という3D表現を活かしつつも、ゲーム性は2D横スクロールアクションとなっている為、従来の「ストライダー飛竜」というアクションゲームの様式を崩さずプレイすることができる。
「ストライダー飛竜1」と比べ、如何にも「忍者」というべきスピード感が加えられており、「ダッシュ」「八双飛び」「乱れ切り」「ブーストモード」など、飛竜の動作やサイファーの攻撃アクションが増え、テンポの良いプレイが体感できるようになっている。ただし、難易度はやはりというべきアーケード準拠。生半可に遊んでいてはこちらも気楽にクリアとはいかない。
しかし、本作は第1作が目指すところの「華麗なプレイ」とはまた違い、現代のカプコンのジャンルで言うところの「スタイリッシュプレイ」な到達点が目指せるタイトルに仕上がっている。スピード感と爽快感を合わせてステージをバシバシ進んでいく姿は正に様式美。最新作である新生「ストライダー飛竜」の先駆けともいうべきスタイルとなっている。自身の練度を高めるごとに魅力的なプレイが生まれていくぞ。
なお、本作は「ストライダー飛竜1」の正統な続編であるが、その世界観の尖り具合はさらに鋭利なものとなっている。SFと忍者の組み合わせはそのままであるものの、当時の時代に沿ってか、よりサイバーパンクな空気感・退廃感を漂わせており、それらをまとめるストーリーも世界に陰りが見えてくるところからスタートするダークなものとなっている。冥王グランドマスター暗殺の命を受けた直後に壊滅する飛竜が属する組織、「ストライダーズ」。世界の在り方を考え造反した元同僚の飛燕。そして飛燕による飛竜への説得。暗くのしかかる現実の前に飛竜が選択する答えとは…。
なお、「ストライダー飛竜2」のストーリーは「ストライダー飛竜1」と類似しており、第1作のステージボスもチラホラと同じ相手を確認することができる。しかし、本作は最新作「ストライダー飛竜」におけるところの“再構築”といった位置づけではなく、「第1作から2000年後の世界で、冥王グランドマスターの暗殺に向かう物語」なのだ。それらストーリー・世界観についての相関関係や確証についてはゲーム後半の台詞からの推察でしかないものの、「同じ人物たち」が「同じ因縁」を持ち、新たな世界の中で“2000年前(前作)”の状況を再現していることは明白だ。この物語の真相については、やはり今となっても追い求めたい本作の魅力の一つといえる。
最後に、個人的に「ストライダー飛竜2」に感じる魅力について紹介してみたいと思う。本作に一番感じ入る点が多いのは、やはり「飛竜」というキャラクターだ。飛燕とのやり取りなどは、もはやどちらが敵役か味方役なのかもわからないほどシビアな会話を繰り広げている。しかし、それは飛竜が敵役であったり、残忍であるということではない。只々彼は“プロフェッショナル”なのだ。その姿や言動は冷徹に任務を遂行する機械が如く。壊滅した本部のことも意に介さず任務を続けるその様子は、一種の狂人的なバイタリティをプレイヤーに感じさせる。誰がために成しているのか知れないまま、黙然とただ任務を進めてゆく飛竜という人物からは、やはり人間性は感じ取れない。
作中における「グランドマスターによる支配」は、完全なる支配が介在する社会であり、そこにはおそらく社会性を持った人間達が「正しい社会なのかどうか?」と判断できるような環境は生まれ得ない。なればこそ、飛竜はそんな世界に対して唯一、良否を判断出来る存在であり、グランドマスターの野望を打ち砕けるただ一人の人物=執行者として描かれている。
しかし、彼にあるのは正義や悪といった概念なのだろうか? 因縁に対する決着という風にも見えない、「グランドマスターの暗殺」は彼にとってはどこまでいっても「任務」でしかない、といった言動が端々から見て取れる。彼の前に立ち塞がる者も同様、数々の強敵は縁のある宿敵ではない、ただの「障害」だ。グランドマスターですらただの「目標」としか捉えていないのかもしれない。クールなダークヒーローといったラベルで括るには、余りにも皮肉めいているうえ、冷然としている。本作の飛竜は、世界を破滅させられるほどの性能を有した空中戦艦バルログに対し、「きさまらにそんな玩具は必要ない。」と一蹴した前作の“飛竜”よりも、尖りに尖った精神が見受けられる。
「ストライダーズ」の後ろ盾も、飛竜を支援するオプションすらもない「ストライダー飛竜2」。しかし、だがしかし、だからこそ「2」の「飛竜」はカッコいいのだ。本編では言葉数も少なく、ステージクリア後や要所で一言会話を漏らす程度の飛竜だが、その“一言”がシビレるほどに切れ味のいいセリフであり、私にこうまで「飛竜」という人物を考えさせる。「人生で一度は言ってみたいけど、普通に生きてたらまず言う場面のない台詞語録」に興味がある人はもちろん、当時の飛竜が“一体どんなヒーローであったのか?”という点に興味のある人には、私はぜひ「ストライダー飛竜2」を勧めたいと思う。
そして、ラストシーンにおける飛竜の胸中とは一体如何なるものなのか、「初めて」もしくは「今一度」考えてみてはいかがだろう。私は人として生きる道を歩んでいてほしいと、今でも願っている。
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