ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、「PlayStation 4×FIFA 14 2014 FIFA World Cup Brazil Limited Pack」が6月5日に発売されることを記念し、六本木ヒルズアリーナにてパブリックビューイングイベントを開催した。

元日本代表・前園真聖さん、ピースの又吉直樹さんと綾部祐二さん、水沢アリーさんが出席した本イベントでは、PS4版「FIFA 14」を使用して2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会を完全予想するほか、ゲストによるスペシャルマッチなど、ゲームを通して日本代表を応援するさまざまな企画が行われた。会場にはたくさんのサポーターも駆けつけ、実際の試合さながらの熱気あふれるイベントとなっていた。

普段から「FIFA 14」をプレイしている又吉さんは「フリーでシュートを打ったときの爽快感がある」と魅力を語り、今回はじめてプレイしたという綾部さんは、「サポーターや記者の動きまでリアルに作られている」と、そのグラフィックに驚いていた様子。また、水沢さんは選手の表情や肌の質感に注目したようで「メッシ選手の皮膚の感じまで再現されていて驚きました」と感想を話していた。

そして前園さんは、チームごとの特徴が出ている点に感心しており、「クラブの哲学もゲームにしっかり反映されていますね」と、元サッカー選手らしいコメントを残していた。

右から水沢アリーさん、綾部祐二さん、又吉直樹さん、前園真聖さん

冒頭の挨拶が終わると、巨大ビジョンにワールドカップで対戦する各グループの組み合わせと、「FIFA 14」でシミュレーションした結果が映し出された。グループAはブラジルが順当に1位通過、2位には僅差でクロアチアが勝ち上がる結果に。前回の決勝戦の再現となったスペイン対オランダを含むグループBは、スペインとチリがグループリーグを突破し、オランダが敗れるという波乱含みの予想となる。

日本代表が入ったグループCは最後に回し、続いては「死の組」と呼ばれるグループD。こちらは、ウルグアイとイングランドが勝ち抜けていた。敗退したイタリアは、コスタリカ戦の引き分けが大きく響いたようだ。

そしてグループEはフランスとスイスが決勝トーナメント進出という結果に。またグループFはアルゼンチンとボスニア・ヘルツェゴビナが勝ち抜けており、ここは下馬評通りの戦績となっていた。

次いで、全チームが前回大会のベスト16以上というグループGは、アメリカが1位、ドイツが2位になる。強豪ひしめくグループの中で、アメリカがトップ通過する予想外の結果となっていた。最後のグループHは、今大会のダークホースと言われているベルギーのほか、ロシアが決勝トーナメントに駒を進めた。

気になるグループCの結果については、各試合のダイジェストを見ながら、会場にいるサポーターとともにじっくりと戦況を見守ることとなる。第1戦の対コートジボワールは、本田選手が2ゴールを決め、2-1で勝利。続くギリシャ戦では本田選手と香川選手が1点ずつ決めるものの、試合終了間際に追いつかれてしまい2-2の引き分けに終わる。なお、この時点でコロンビア対ギリシャは0-0、コロンビア対コートジボワールは2-1という結果だったため、日本代表は、最終戦を引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる展開になった。

そして運命のコロンビア戦は、前半に香川選手のゴールで先制するも、後半立ち上がりに2失点を喫し、逆転を許してしまう。その後は日本が猛攻をしかけるも最後までゴールを割れず、結局1-2で敗れる結果となった。これで日本の決勝トーナメント進出はギリシャ対コートジボワールの結果にかかってくるのだが、ここでは勝ち星のなかったコートジボワールが意地を見せ、1-0で勝利を収める。これにより、日本代表の決勝トーナメント進出が決定した。

なお、日本代表は決勝トーナメントの1回戦でウルグアイと当たり、PK戦の末勝利。続くスペイン戦で敗れるものの、ベスト8という過去最高の予想となった。ちなみに決勝はコンフェデレーションズカップと同じブラジル対スペインの組み合わせで、ブラジルが優勝を掴みとるとのこと。

ここからは、又吉さんと綾部さんによるスペシャルマッチがスタート。今回は2人が日本代表を操作し、ブラジル代表と対戦することになった。ゲームは序盤からブラジルペースで、日本はなかなかボールを回せない状況が続く。というのも、綾部さんは今日がはじめてのプレイなので、上手く操作できずに又吉さんから「△ボタン!」など、事細かに指示を受けている状態だったのだ。

試合はというと、綾部さんのパスミスからボールを奪われ、そのままゴールを決められてしまう。しかし後半になると徐々に息があってきたのか、パスも通るようになり、終了間際になんとか1点を返すことに成功。大勢のサポーターが見守る中で、ブラジル代表と引き分ける熱戦を演じてみせた。

最後に「みんなで応援してるので、優勝目指して頑張ってください」(水沢さん)、「日本代表の皆さんが遠いブラジルの地で頑張ってくれると思うので、サッカーファンの方はもちろん、サッカーに興味のない方にも加わってもらって、日本全体で応援していきたいです」(綾部さん)、「髪の毛が真っ白になるくらい全力で応援します」(又吉さん)、「今回の日本代表が、次のワールドカップ、さらにはオリンピックにもつながっていくので、皆さんとともに楽しみながら応援していきたいです」(前園さん)と、ゲスト陣が日本代表へのエールを送り、イベントは幕を閉じた。

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