オリジナルの性能を持つ武器を生産！治癒＆防壁サポートも可能な「荊」アクションも堪能できた「フリーダムウォーズ」プレイインプレッション

本作は牢国都市「パノプティコン」を舞台に、懲役100万年を科せられた「咎人」が自由を求めて戦う“奪還”マルチプレイアクション。空間を自在に移動し、立体高速戦闘を展開できる「荊」アクションやさまざまな武装で巨大生体兵器「アブダクター」に立ち向かい、「市民（シヴィリアン）」を助け出すための戦闘行為「ボランティア」を行うこととなる。

所属パノプティコン同士で全国47都道府県別のランキング戦に挑む「都市国家対戦」をはじめ、プレイヤーを監視する一方で強力な味方にもなる生体アンドロイド「アクセサリ」や魅力的なキャラクターと織り成すストーリーにも注目だ。

希少度の高い装備を生み出せる「資源生産運用管理」を使いこなせ

本作には、大きく分けると小剣や大剣などの近接タイプとライフルのような遠距離タイプといった2種類の武器が登場。武器には「希少度」、さらに特別な効果が付与される「モジュラー」というものがあり、同じ名前のものでも希少度の高さやモジュラーの有無によって性能が変化する。

体験版では希少度の高い強力な武器を手に入れるため、何度もボランティアをクリアしたユーザーも多いことだろう。もちろんそれも手段の1つだが、製品版では武器の生産・強化・改良が行える「武器プラント」に加え体力回復アイテムなどを生産できる「医療補給プラント」、戦闘のサポートアイテムを生み出せる「補助武装プラント」といったプラントを建設できる「資源生産運用管理」を利用できるのだ。

各プラントは利用すればするほどレベルが上がっていき、権利を解放すればさらなるレベルアップが可能。生産には一定の時間経過が必要となるが、ボランティアの報酬で得られる「市民」の協力により時間を短縮させることもできる。

用途別に複数のプラントを運営しよう。	武器の生産
素材が揃っていれば、一定時間後に生産が完了する。	市民の助けを借りれば時間の短縮などが可能。

武器の生産や強化には、作りたい武器ごとに決まった資源が必要となる。武器には特別な性能を付与できる「モジュラー」があり、同じように生産してもモジュラーの違いで異なる性能の武器が生まれる。生産やボランティアで希少度の高い武器を手に入れ、強化や改良で自分好みの強力な武器を作り出そう。

医療補給と補助武装は武器でも資源でもアイテムでも何でも投入可能で、投入した資源量に応じて戦闘用アイテムを生産できる。希少度の高いアイテムを投入すると生産されるアイテムが変化するが、ひとまず序盤は所持数の多い資源を適当に投入していくだけでも十分。サポートアイテムを豊富に用意して惜しみなく使えば、戦闘を優位に進められるはずだ。

武器の強化
同じように作った武器でも性能が異なる。
販売されている装備との差は歴然。
補助アイテムや医療アイテムも生産できる。

「荊質」を切り替えて戦局を有利に

高い場所への移動やアブタクターへの攻撃に欠かせない「荊」には「捕縛性」「治癒性」「防壁性」といった3種類の「荊質」がある。最初は捕縛性のみだが、権利を解放すれば治癒性や防壁性も利用できるようになる。それぞれのチャージ技や接続効果を理解し、ボランティアや仲間とのバランスを考えた荊質を選べば強力なアブダクターにも勝機が見えてくるはずだ。

権利を解放すれば3つの「荊質」から選べるようになる。	捕縛性荊質
治癒性荊質	防壁性荊質

捕縛性は他の荊質と比べ、アブダクターを引き倒す「ドラッグダウン」を利用しやすいほか、動きを封じる能力に長けている。アブダクターへ攻撃する要の存在であり、敵性咎人との乱戦にも欠かせない存在といえるだろう。

捕縛性のチャージ技2は敵アブダクターを無力化。	チャージ技1は敵性咎人を足止めできる。

治癒性は、他のプレイヤーを回復したり状態異常を治したりできる。複数のプレイヤーが大ダメージを受けてピンチに陥った場合でも、チャージ技で周囲を回復できるのは魅力的。当初は仲間キャラクターのマティアスが治癒タイプとして活躍してくれるが、同行者に1人は居てほしい。

治癒性は接続した他のプレイヤーを回復可能。	バイタルを回復できる安全地帯を作り出せる。

防壁性は仲間の防御力アップや、銃弾を無効化する防壁を生み出せる。遠距離からの攻撃を防ぐと同時に、足止めにも活用可能。こまめに防御力を上げ、味方の生存確率を上げるサポート役として動くのが好きな人におすすめだ。

防壁性は仲間の防御力をアップ。	チャージ技2は守りにも邪魔をする壁にも。

それぞれ荊の性能は権利解放によりレベルアップでき、長さなどの使いやすさが向上していく。レベルが低い状態では「もっとこうできたら気持ち良いのに！」と感じる部分もあるだろうが、成長させれば爽快なプレイに繋がること間違いなしだ。

アクセサリ好きには見逃せないボランティアも

ボランティアの基本はアブダクターに捕えられた市民を助け出す「市民奪還」だが、フィールドに取り残された市民を探す「市民探索」、味方アブダクター内の市民を奪われないように守る「市民護衛」と、バリエーションは実にさまざま。

これら以外にも陣取りゲームのような「制御システム制圧」、敵の継戦力が尽きるまで戦う「敵軍排除」、ある場所へ辿りつくのが条件となる「目標地点到達」、特定の資源を必要個数回収する「資源回収」、指定された目標を排除する「目標排除」も用意されている。

さらに特殊な状況下で発生する「天罰」もあるが、なかでも大切なパートナーであるアクセサリの奪還ボランティア「アクセサリ奪還」は1度体験してほしい。

各パノプティコンにおける技術の結晶ともいえるアクセサリは、倒れた状態で放置していると敵のアブダクターに捕獲されてしまうことがある。その際カウントダウンが始まるので時間内に奪取できれば問題ないが、助け出せなかったりボランティアを失敗したりするとプレイヤーの手元からいなくなってしまう。

その場合でも代替アクセサリが支給されるため、システム上の制限はほとんど受けずに済む。とはいえ、自分のパートナーとしてずっと側に居てくれたアクセサリがいない状態は筆舌に尽くしがたい。ならばアクセサリを略奪されないように立ち回れという話だが、詳細はお伝えできないものの、あえて挑んでほしい理由がある。なおアクセサリは時間が経てば自力で帰還するが、奪還ボランティアに参加して自分の手で助け出そう。

機能停止したアクセサリは敵勢力に奪われてしまう。
カウントダウンが終る前に助け出そう。	捕えられたアクセサリ
アクセサリが奪われると代替アクセサリが支給される。	ぜひ自身の手でアクセサリを救いだしてほしい。

今回ご紹介した要素はほんの一部なので、ぜひ製品版で「フリーダムウォーズ」の魅力を余すところなく堪能していただきたい。レッツ貢献！！

フリーダムウォーズ

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア

PSVitaパッケージ

• 発売日：2014年6月26日

• 12歳以上対象

(C)2014 Sony Computer Entertainment Inc.

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。