開発スタッフによる「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」スペシャルトークショー＆会場の様子をレポート

0 2014年7月3日 22:20

担当：TOKEN

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セガは7月2日、東京・お台場の東京ジョイポリスにて、「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」のスペシャルトークショーを開催した。本稿ではその模様をレポートするほか、会場の様子についてもお伝えする。

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イベント先行販売商品一覧

「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」は、クリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成ソフト「初音ミク」と、セガのコラボレーションプロジェクト。初音ミク主演のシンプル・爽快リズムアクションゲーム「初音ミク -Project DIVA-」シリーズ、グッドスマイルカンパニーの人気フィギュア「ねんどろいど」のデザインを採用した、まんまるカワイイ「初音ミク」たちを3D立体視で楽しめる3Dリズムアクションゲーム「Project mirai」シリーズなどを展開している。

プロジェクトの5周年を記念して、6月23日より東京ジョイポリスで開催されているイベント「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project 5th Anniversary Party in JOYPOLIS」では、スペシャルショーの上映や5周年の歴史を振り返る企画展をはじめ、アトラクションとのコラボレーションや限定グッズ・メニューの販売などが行われている。


5周年のロゴを使ったアーチと、2人の初音ミクがお出迎え。

中に入ると有志のファンによるお祝いの花が。	お土産ショップ「JP STORE」ではイベント限定のグッズも。


1Fから3Fまで、会場内のアトラクションは初音ミク一色に。






展示コーナーではここでしか見ることのできないコンテンツが用意されている。

（左から）内海洋氏、大崎誠氏、林誠司氏

2009年7月2日に発売されたPSP用ソフト「初音ミク -Project DIVA-」からちょうど5周年の7月2日には、林誠司氏（「初音ミク -Project DIVA-」シリーズプロデューサー）、大崎誠氏（「初音ミク Project mirai」/「初音ミク Project DIVA Arcade」シリーズプロデューサー）、内海洋氏（「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」統括プロデューサー）が登壇してのスペシャルトークショーが行われた。

会場となった東京ジョイポリスでのイベント内容を紹介したり、「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」の5年間を振り返りつつもまったりと進行したトークショーだったが、中にはプロジェクトのコアメンバーだからこそ話せるエピソードの数々もあった。

会場内で発表された「初音ミク Project mirai Remix（仮）」の欧州・アジア地域での発売はすでにお伝えしたが、ここでは2時間にわたって行われたトークショーの模様を簡単にではあるが紹介していきたいと思う。



冒頭を飾ったのは初音ミクによるライブ。「glow」「Last Night, Good Night」「Tell Your World」の3曲が披露された。

イベントの紹介パートでは、コラボフードの試食も行われるなど、和やかな雰囲気で進行。



年表を見ながらの振り返りとなったが、スライドが6枚用意されているなど5年間の歩みの濃さを感じさせた。

冒頭で語られたのは、全ての始まりとなるPSP用ソフト「初音ミク -Project DIVA-」の発表から発売に至るまでの経緯について。スライドではわずか2行での紹介だったが、やはり新たなコンテンツを生み出すということで、社内でプロジェクトを発足させるために仮組みのPVを制作したり、発売にあたってゲームとしてのクオリティを上げたりといった部分で苦労があったそうで、当初想定していた3月から発売がずれ込んだ時には、開発に携わっていた林氏はもうダメかと思ったそう。

そんな紆余曲折があった一方で、当時は「バーチャファイター5R」にねんどろいどの初音ミクを登場させたりと直接的には関わっていなかったAM2研の大崎氏が、プロジェクトに参加することになったきっかけが、8月31日に開催された3DCGの初音ミクによるライブイベント「ミクFES’09（夏）」だったという。

そもそも現在の「初音ミク Project DIVA Arcade」チームが、「初音ミク -Project DIVA-」にハマり、アーケードゲームとして作りたいと内海氏に打診したのが発端だったそうで、その打ち合わせをしてすぐの7月16日に内海氏から依頼があって夏休み返上で参加することになったのだとか。

そのほか、「初音ミク Project mirai」のプロモーションキャラクターとして存在感を放つミクダヨーについて、着ぐるみ店で現物が出てきた時に内海氏自身も何か変だと思ったものの、夏の時期で暑かったために決めてしまったという案外ざっくり（？）とした理由で誕生した面白エピソードや、継続して販売を伸ばしたことで「初音ミク Project mirai2」の発売にこぎつけることができたというここだけのエピソードが語られた。

そうして5年間を一気に振り返っていったのだが、同日に配信を行っていたニコニコ生放送のコメントを拾う場面では、やはり今後の展望に関する質問があったのだが、続編はやりたいと考えており、現在は構想を練っているそう。また、3月9日に行われてきた「ミクの日感謝祭」については、決算前の時期であるなどの理由もあり、別の日にやる可能性も検討しているそうなので、こちらも今後の展開に注目したい。