2014年8月29日から31日までの3日間、都内にある日本青年館大ホールにて、セガの「サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~」を原作とした舞台「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 ~お楽しみはこれからだ~」が行われる。本日8月29日、初日公演に先駆けて行なわれたゲネプロを取材してきたので、ネタバレを控えつつ、公演を観た感想をお伝えしていこう。

目次
  1. 登場キャスト(敬称略)
  2. あらすじ

登場キャスト(敬称略)

小林沙苗(ジェミニ・サンライズ役)
皆川純子(サジータ・ワインバーグ役)
齋藤彩夏(リカリッタ・アリエス役)
松谷彼哉(ダイアナ・カプリス役)
園崎未恵(九条昴役)
菅沼久義(大河新次郎役)
内田直哉(マイケル・サニーサイド役)
麻生かほ里(プラム・スパニエル役)
本名陽子(吉野杏里役)
笠原留美(大河双葉役)
田村連(ボブ・ラッシー役)
Velo武田(ベロムーチョ武田役)
豊口めぐみ(ロイス・ハート役)
岸祐二(ガッツ・ノートン役)
岡本麻弥(ソレッタ・織姫役)
伊倉一恵(レニ・ミルヒシュトラーセ役)
久野綾希子(ラチェット・アルタイル役)

あらすじ

金を稼げ! 新しい世界が広がるぞ!

ある日、スターファイブのもとへ映画プロデューサー・ロイスが出演交渉にやってくる。「お金が全て」と豪語するロイスに反感を覚えるリトルリップ・シアターの面々だが、サニーサイドには断りきれない事情があった。

一方その頃、億万長者になったベロが、謎の科学者・ガッツから怪しげな発明品を手に入れていた。それが後に、映画出演とお金に翻弄されるスターファイブをも巻き込む騒動を起こす――!

本公演の見どころはなんといっても、ゲストとして登場する新キャラクターのロイス・ハートと、ガッツ・ノートンだろう。ロイス・ハートは、スターファイブの面々に映画の出演交渉を持ちかけてくる敏腕映画プロデューサー。「お金がすべて」と豪語するリアリストで、リトルリップ・シアターのメンバーの印象はお世辞にもよくない。そんな彼女だが、演じる豊口めぐみさんの芝居は、嫌味っぽさをまったく感じさせない。それどころか、どこか愛嬌すら感じさせる(筆者だけ?)コミカルなキャラクターだ。

一方、もう一人の新たなゲストキャラクターであるガッツ・ノートンは、つかみどころのない謎の科学者。怪しさはあるものの、演じる岸祐二さんの芝居によるものなのか、これまた憎めないキャラクターとなっている。

また、2011年にゲスト出演したソレッタ・織姫と、レニ・ミルヒシュトラーセがカムバックしている点も見逃せない。スターファイブとゲストキャラクターの絡みは思わずニヤリとしてしまうくらい面白いので、一見の価値あり。

もちろん「サクラ大戦V」と言えばスターファイブは外せない存在だ。今回はジェミニにスポットを当てた内容になっているのだが、ガッツの発明品のせいで少々悲惨なことになってしまう。果たして彼女はどうなってしまうのか、ということも含めてファンの方はぜひ楽しみにしていてほしい。きっと、彼女の新たな魅力を発見することができるはずだ。

さらに、「サクラ大戦」の舞台にはかかせない、凝った舞台装置や、豪華絢爛な装飾が輝きを放つステージも健在。芝居から歌へと切り替わるタイミングも秀逸で、舞台としての完成度は非常に高いと感じた。公演概要に関してはこちら(http://sakura-taisen.com/event/ny2014/gaiyo/)のサイトに詳しく載っているので、興味のあるかたはぜひチェックしてみてほしい。そして、すでにチケットを購入しているという方は、今から公演を楽しみにしていてほしい。

会場には、新たに発売されるエリカ・フォンティーヌ&光武(サクラ大戦3)のねんどろいども展示されている
グッズコーナーも設置されており、今回も魅力溢れるグッズが用意されている

2014/8/30 1:00 記事掲載時、一部出演キャストのお名前が記載されておりませんでした。ここに訂正するとともに、読者の方、関係者の方には深くお詫び申し上げます。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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