東京ゲームショウ2014のセガブースにて、PS Vita用ダンジョンRPG「剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」の最新情報が発表された。ステージイベントの模様をレポートしよう。

左から、中恵光城さん、氷上 恭子さん、千頭元氏、<br />安宅元也氏
左から、中恵光城さん、氷上 恭子さん、千頭元氏、
安宅元也氏

「剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」は、開発会社エクスペリエンスでダンジョンRPG制作一筋の“Team Muramasa”が手がける最新タイトルだ。2014年6月にXbox 360版、2014年8月にWindows PC版の「剣の街の異邦人 ~白の王宮~」が発売されており、今回のPS Vita版は各方面にブラッシュアップを加えた集大成といえるバージョンになっている。

ステージが始まると、プロデューサーを務める千頭 元氏とディレクターの安宅 元也氏、そしてゲーム内でボイスを担当している声優の中恵 光城さんと氷上 恭子さんの4名が登場。PS Vita版の最新PVを披露したのち、本作の発売日が“2015年1月22日”だと発表した。

PS Vita版の新要素に関しては、いわゆる“やりこみ要素“を中心に数多くのボリュームアップが計られている。まず、高難易度のダンジョンやボスモンスター“血統種”が追加されており、エクスペリエンスの他タイトルのファンなら、思わずニヤリとするラインナップとなっているそうだ。これらのダンジョンでは新たなレアアイテムがドロップし、ハック&スラッシュとしての面白さも増している。

さらにネットを通じて、シナリオのクリアタイムや、武器をどこまで強化できたかなど、他のプレイヤーとジャンル別に競えるランキング機能が実装される。シングルプレイ用RPGの本作だが、なかなか面白い試みといえそうだ。そのほかマルチエンディングの内容も手が加えられており、Xbox 360版やWindows PC版の経験者にとっても、再びプレイしたくなる内容となっている。

Team MuramasaはダンジョンRPGを精力的にリリースしており、熱心なファンも数多くいる。しかしその一方で、このジャンルは未経験者にとってハードルが高いのも事実であろう。今回ステージに登場した氷上さんも、本作のキーワードの一つが“死と消滅”と聞き、思わず尻込みしてしまっているようだ。

これに対し安宅氏は、「確かに難易度はやや高いですが、死や消滅に関しては回避するための方法が色々とあって、それに手を尽くすのが楽しいんです」と本作の良さをアピール。現在本作をプレイ中の中恵さんも、「次第に愛着が湧いてきて、育てた子を絶対に死なせない!と思えてくるんです」と語っていた。

ちなみに今回ステージに登場した声優さん2名は、ゲーム内で女性NPCのボイス役を担当している。氷上さんが担当しているNPCの「マリリス」は、光の神官という設定のキャラクターだ。慈悲深い一方、あまりに正義感が強すぎて、それが暴走してしまうこともあるという。また中恵さんが担当しているNPCの「レイン」は、丁寧さと暴力さの二面性を持っている。2人共、演じるのは中々大変だったそうなので、2人のファンはこの辺りにも注目しつつプレイしてみるとよいだろう。

そのほかステージでは、ホビージャパンが展開中のカードゲーム「ラストクロニクル」とのタイアップと、サウンドトラックCDについて発表が行われた。

タイアップに関しては、「ラストクロニクル」のイラストレーターが、「剣の街の異邦人」のポートレート(キャラクターのグラフィックス)を提供。また、「剣の街の異邦人」のイラストを手がける塚本陽子さんの描き下ろしによるオリジナルカードが、「ラストクロニクル」にも登場する。今後、両作品をオフラインで楽しめる合同体験会が、東京・大阪・名古屋の各会場で開催予定とのことだ。

最後のサウンドトラックCDに関しては、PS Vita版「剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」の発売日と同日の、2015年1月22日にリリースされる。10月24日から予約受付が開始されるので、ファンは覚えておこう。

剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~

エクスペリエンス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2015年1月22日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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