【TGS 2014】狂気的なシーンの数々がプレイヤーを襲う、話題のホラーゲーム「PsychoBreak」の試遊版をプレイ

プレイレビュー
0コメント 仁志睦

サバイバルホラーの傑作「バイオハザード」シリーズを手がけたことで知られるクリエイター・三上真司氏の最新作「PsychoBreak」。東京ゲームショウ2014にて試遊版をプレイできたので、そのインプレッションをお届けしよう。

「PsychoBreak」は主人公のセバスチャン刑事が凄惨な大量死亡事件の起こった精神病院の捜査中に突然意識を失い、化け物たちが徘徊する謎の世界に迷い込んでしまうというものだ。なぜこのような狂気の世界に入り込んでしまったのか。謎を解き明かすべく、セバスチャン刑事は恐怖に満ちた孤独な戦いを開始することとなる。

今回の試遊版はホラーものの定番というべき怪しげな洋館が舞台。ゲームの難度は初心者向けの「カジュアル」と中級者以上の「サバイバル」が選択可能になっており、ヘタれな自分は迷わず「カジュアル」を選択してプレイをスタートした。ちなみに、製品版では「ナイトメア」という高難度のモードも用意されているとのことなので、腕に覚えのある人はこちらを選択するといい。

洋館では閉ざされた巨大な扉の仕掛けを作動させるため、館の中を探索することになる。まずは横の扉に入ってみることにしたのだが、部屋の中にある鏡を一定時間見つめると謎の場所にワープしてしまった。

ワープした先には電気椅子のようなものがあり、そこに座るとゲーム中で入手できるグリーンの液体を一定量使用することで武器の威力、体力の上限、移動スピードなどを強化することができるようになっていた。どうやらこの場所はキャラクターのカスタマイズやセーブなど行う安全地帯のようだ。ちなみに、強化を実行するとセバスチャンが椅子に拘束され、主人公が苦痛に体を震わせる。あまりの狂気的な映像に、カスタマイズのはずなのに一瞬トラップにかかってしまったのかと思ってしまった。

元の世界に戻って館の中を進んでいくと、切り開かれた状態の脳を発見。脳には3本のピンが刺されており、もう1本ピンを刺すと扉の仕掛けに血液が流れ込む。扉にはこの血液が流れ込む箇所が3つあることから、どうやらこのような仕掛けをあとふたつ探さなければならないようだ。

実はこの仕掛けの脳はまだ生きている状態で、ピンを刺そうとすると「やめて~」と哀願し、刺しこむと悲痛な声を発するのだ。ホラー大好きな筆者はちゅうちょなくブスっといったが、普通の人は何ともイヤ~な気分になることだろう。

さて、順調に探索しているように見えるが、実はここまでで何度もゲームオーバーになっている。館内にはゾンビのようなモンスターが徘徊しているのだが、これが非常に手強い。胴体を撃ってもほとんどダメージを受けないので、頭部を正確に撃ちぬく必要があるのだ。しかも、敵の出現する場所は毎回変化するため、同じ戦法は通用しない。銃弾もムダ使いできないため、かなり苦戦させられた。

さらにやっかいなのがフードをかぶった謎の男の存在で、要所要所で突然セバスチャンの前に現れ、彼に瀕死のダメージを与えて去っていく。すぐさま逃げれば回避することは可能だが、いつも唐突に現れるため逃げ切るのは容易ではない。出現するタイミングも決まっていないようなので、この男の存在だけでかなりハラハラさせられるだろう。ちなみに、この男はフードを目深にかぶって顔を隠している。ゲームの冒頭から姿を現すようなので、謎を解き明かすカギを握る存在と言えそうだ。

使用できる武器は意外と豊富で、ハンドガンやショットガンといった銃器のほか手斧などの近接用武器、手榴弾、電撃を発するショックボルトなどを入手することができた。意外と面白いのがクロスボウという弓矢で、館内に仕掛けられたトラップを解除することで入手できるパーツを集めると強力な弾丸を作れるようになる。もっともトラップ解除に失敗すると即死となるため、簡単には入手できないことを踏まえておいてほしい。

また、机の下やクローゼットの中などに隠れることも可能になっており、敵と戦わずにやりすごしたり、背後から忍び寄ってステルス攻撃を仕掛けたりすることができる。恐らく「サバイバル」以上のモードでは、弾数を節約するために、これらの戦法を多用することになると思われる。

プレイのほうだが、どうにか敵モンスターの襲撃をくぐり抜けながら館の2階を進んでいくと、突然回転するふたつのローラーが出現。あえなく引きずりこまれてミンチとなってしまった。筆者はこのトラップを抜けることができず、残念ながらここで試遊終了となった。

ここまで読んでもらえば分かると思うが、本作は典型的な「死んで覚えろ」的ゲームである。何度もトライ&エラーを繰り返して、先に進むための方法を解き明かしていくという、非常にやり応えがある内容になっている。ただ、今回の試遊では「カジュアル」モードでプレイしたためか、思ったほどハンドガンの弾丸数に苦労することがなく、ある程度慣れると確実に敵を倒しながら進めるようになった。「ホラーは好きだけどアクションはちょっと……」という人は、まずこのモードでプレイしてみるといいだろう。

ストーリーのほうだが、主人公がどういう状況にいるのか分からないままのスタートとなったため、ほとんど把握することができなかった。ただ、この「何も分からない」というのが恐怖を生み出す装置になっていて、生きた脳の仕掛けをはじめとする精神的にくる演出の数々に何度もドキっとさせられた。いい意味で悪趣味かつグロテスクな映像が満載なので、ホラーファンにはたまらないだろう。

ところで、スクウェア・エニックスの試遊スペースでは、通路で今回のゲームショウ限定のトレーラーが流されていたのだが、この映像で特に目を引いたのが主人公の死にっぷりだ。ざっと見ただけでも斧を脳天に叩き込まれる、ドテっ腹に風穴を開けられる、首をぶった切られる、巨大なモンスターに振り回されて地面に叩きつけられる、頭を踏みつぶされるなどなど、悲惨な最期のオンパレードで、間違いなくこれらのゴアシーンも見どころのひとつになるだろう。

本作はCERO Z(18歳以上のみ対象)相当の表現で遊べるようになる「ゴアモード」というDLCが予約特典として提供される予定。上記のゴアシーンはいずれもかなり凄惨かつ迫力があったので、血しぶきホラーが大好きな人は、ぜひこのモードでのプレイをおすすめする。

※画面は開発中のものです。

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