絆のドラマに感動、ライヴに熱狂！シリーズ10周年の集大成となった「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭4」8月24日・昼の部

高木礼子さん（日野香穂子／小日向かなで役）	谷山紀章さん（月森 蓮／東金千秋役）
伊藤健太郎さん（土浦梁太郎／八木沢雪広役）	福山 潤さん（志水桂一／如月響也役）
森田成一さん（火原和樹／火積司郎役）	岸尾だいすけさん（柚木梓馬／水嶋 新役）
日野 聡さん（衛藤桐也／冥加玲士役）	前野智昭さん（不動翔麻／トーノ役）
石川英郎さん（金澤紘人／土岐蓬生役）	小西克幸さん（王崎信武／如月律役）
保村 真さん（不動葉介／長嶺雅紀役）	内田夕夜さん（吉羅暁彦／榊 大地役）
佐藤 朱さん（冬海笙子／支倉仁亜役）	増田ゆきさん（天羽菜美／七海宗介役）
水橋かおりさん（リリ／水嶋悠人役）

オープニングを飾るのは、福山さん、小西さん、伊藤さん、谷山さん、日野さんによるアニメ「金色のコルダ Blue♪Sky」の「WINGS TO FLY」。続いて、出演キャストがステージ上に勢ぞろいした後は「金色のコルダ3」ドラマ「誰かを想い、奏でる音楽」feat.至誠館へと展開する。

全国学生音楽コンクールの東日本大会が終わり、著名な指揮者が学生を集めて開催するワークショップ会場を訪れていた八木沢、火積、新の3人。しかし星奏学院からは、響也とかなでの2人だけが参加するという。律の判断は星奏の名を貶める無謀な行為であり、1年や2年だけに任せない八木沢のほうが現実的だと言う冥加。しかし八木沢は、自分のせいで火積と新の実力を軽く思われるならとメンバーから抜けてしまう。八木沢の期待に応えるべく練習を始める2人だったが、今までの八木沢のやり方を通そうとする火積に対し、新は「演奏するのは自分たちだ」と言い、なかなか演奏がかみ合わない。

後輩へ思いを託したものの、迷わせてしまったのではないかと思い悩む八木沢。そんな八木沢の前に月森が現れ、かつて「誰かを思って奏でる音は、人の心に届くと教えられた」と語り、伝え切れていない思いも音に乗せればきっと届くはずだと八木沢を勇気付ける。

練習の成果が上がらない火積、そして心配するかなでの元へ響き渡る八木沢のトランペット。その音を聞き、火積は自分を見つめ直すために仙台の至誠館へと戻る。八木沢との出会いを思い返している火積へ声をかけたのは、意外にも長嶺だった。八木沢が引退したらどうやって部を守るのか、お前は八木沢のようになれないという長嶺に、八木沢とは違うと認めつつ、自分自身のやり方で吹奏楽部を守ると断言する火積。再びコンサート会場へ戻り、新へ「音楽を楽しむという気持ち」を大事にしながら至誠館の名を広げると誓った。

懐かしの名場面を振り返る「名場面再現コーナー」＆息の合ったドラマコーナー

ファンから寄せられたゲーム・コミック・CDなどの名場面をステージ上で演じる「あのシーンをもう一度！名場面再現コーナー」では「ネオロマンス・フェスタ9」バラエティコーナー「金の斧 その2」が披露された。森田さん演じる水神が、非常に明るくなった吉羅、ネガティブになった吉羅、普通の吉羅のうちどれがいいかと土浦に問いかけるというもの。当時、内田さんはまだイベントへの参加経験が少なかったものの、色々なものが吹っ切れたきっかけになったと振り返る。

さらにコミック「金色のコルダ」15巻より、卒業を控えた火原と柚木のシーンが再現された。火原が思っているような人じゃないかもしれないと呟く柚木に対し、火原は全く気にした様子もなく「だって柚木は柚木でしょ」と答える名シーン。呉由姫先生からは「柚木の親友の火原はすごいなと思います。大人になっても変わらずにいてほしい1番のコンビです」というコメントが届いた。

「100万人の金色のコルダ」ドラマ：「誰かを想い、奏でる音楽」feat.LRは、金澤から呼び出された月森と土浦が、星奏学院OBが主催するコンサートでブラームスの「ヴァイオリンソナタ」を依頼される場面から始まる。音楽性がまるで違うとすぐに断る2人だったが、吉羅の挑発に乗ってしまい承諾。香穂子と翔麻の前では気が合わないと言いながら息ぴったりの様子をみせていたものの、お互いの音に合わせるべきだと一歩も譲らず、決裂。

そんな2人の様子を見ていた吉羅と金澤は、こうなることを予見しながらも自分達の力で乗り越えてほしいと見守る。一方、香穂子はリリに背中を押され、月森と土浦に2人のヴァイオリンソナタが聞きたいという素直な気持ちと2人が、ちゃんと向き合ってほしいことを伝える。「香穂子の言いたいことは分かるが…」と悩む2人だったが、お互いの演奏を改めて聞くことで見えた新たな一面を理解するのだった。

feat.至誠館をはじめ、森田さんと岸尾さんによる自由な演技にファンは感動しながらも笑いを堪えきれず大爆笑。またfeat.LRでは前日のドラマを受けてのアドリブも入り、出演者たちのチームワークの良さが伺えた。

トーノ＆ソラのミニドラマや生演奏で盛り上がったライヴコーナー

告知コーナーではゲストのKENNさん、佐藤さん、前野さんが登場。「金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園」と合わせ、前野さんが自身の演じたトーノについて「朗らかで、バラバラになりそうなメンバーをまとめる包容力のあるキャラクター」と紹介する。ミニドラマでは、そんなトーノがかなでに夕食を振舞う一面を見ることができた。料理に対する愛情も深いようだが、ゲーム内ではどのようなイベントが用意されているのか非常に気になるところ。11月下旬に天音学園、2015年1月には函館天音学園のCD発売も決定したのでお楽しみに。

ライヴコーナーでは「GREEN FOREST GREEN」「G.L.A.M.O.R.O.U.S.」「May be True」「BOM DIA!」「Music Bless You～音楽の祝福を～」「卒業 ～For You～」が次々とファンに届けられ、時には軽快なリズムに心を弾ませ、時には切ない歌声に胸を締めつけられる。「Hallelujah-ハレルヤ-」では観客と出演者による美しいコーラスが会場全体を包み、「君色のCollage」では前野さん＆保村さんが仲良く、「URBAN METHOD」では日野さん＆内田さんがぶつかり合うようなパフォーマンスで魅了した。

「Love’s Greeting～愛のあいさつ～」では、衛藤・大地・王崎・土岐・翔麻・志水から思いの込められた言葉が贈られ、さらにアンコールでは至誠館メンバーによる男らしさの際立った「Andante」、キャスト全員による「Happy Time」も。ファンの笑顔とサイリウムの光がきらめく中、「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭4」24日・昼の部は終了した。