韓国・釜山で開催中のゲームショウ「G-STAR 2014」において、Ntreev Softが手がける「召喚士になりたい(仮)」がプレイアブル出展されている。「トリックスター」のキャラクターが多数登場するので、同作のファンにとっては要チェックのアプリといえるだろう。
「G-STAR 2014」のNCsoftブースに、Ntreev Softが開発中のスマートフォン向けアプリ「召喚士になりたい(仮)」がプレイアブル出展されている。会場内で実際に遊んでみたので、プレイレポートをお届けしよう。
本作は、Ntreev Softが手がけるPC向けオンラインRPG「トリックスター」をモチーフに作られた、お手軽に遊べるアプリだ。「トリックスター」に登場した総勢800体のキャラクターが“カード”として実装されており、プレイヤーは手持ちのカードの中から5枚を選び、パーティーを編成、ステージへと赴く。ステージをクリアするとカードが成長し、お金を獲得。そして新たなカードを入手/強化し、次のステージへ……、といった流れだ。
ステージのマップは一言でいうと“すごろく状”のマスで構成されており、それぞれのマスには、“お金が貰える、体力が回復する、モンスターと遭遇する”などのイベントが用意されている。プレイヤーはカードをめくって、その数に応じてマスを進み、イベントをこなしつつ、最後で待ち受けるボスを倒すとステージクリアだ。中には、あらかじめ数字が分かるカードもあって、場合によっては苦手なイベントを避けて任意のマスに止まるなど、戦略的なプレイも可能だ。
バトル画面は見てのとおりコンシューマ系のRPGっぽく、ターンを迎えたキャラクターをタッチすれば、後は自動で攻撃対象を選んで戦ってくれる。適当にタッチしまくっても見応えのあるアニメーションを繰り出してくれ、スキル使用時はカットインが盛り込まれるなど、演出は上々。戦闘をオート進行や、戦闘スピードの倍速設定も可能で、サクサクと遊べるだろう。
カードに記されたキャラクターは先述のとおり「トリックスター」をモチーフとしており、ファンなら興味深く見られるはず。カードの入手方法は、いわゆる“ガチャ”で、集めたカードを強化したり、取引や競売などといったシステムもある。また、中にはステージやマップに登場するキャラクターもいるそうで、彼等にプレゼントをあげたりすることで“信頼度”を上昇させ、特別なイベントを見ることもできるそうだ。
パーティー編成画面では5人のキャラクターを用意するが、実際にステージに赴く際は、他のプレイヤーからキャラクターを1人借りたうえで、6人編成のパーティーで挑む。ステージクリア後は、その借りた相手のプレイヤーをフレンドに誘えるなど、昨今のスマートフォン向けアプリの定番要素は一通り揃っている印象。韓国でのサービス開始時期は2015年とのことで、「トリックスター」のファンは日本へのローカライズ展開に期待しよう。