Cygamesは、本日1月31日に千葉・幕張メッセで開催された「闘会議2015」にて、「グランブルーファンタジー」の公開録音番組「グラブルちゃんねる闘会議スペシャル」を実施した。
「闘会議2015」で行われたラジオ番組「グラブルちゃんねる」のスペシャル放送では、番組パーソナリティであるルリア役の東山奈央さん、シェロ役の加藤英美里さん、さらに「グランブルーファンタジー」プロデューサー・春田康一氏が登場し、2時間にも及ぶ大ボリュームのステージが届けられた。
「グラブルここだけレポート」
まず最初は「グラブルここだけレポート」として、直近一ヶ月間分を調査したというユーザーランキングが語られた。まずはユーザーのランク毎の全体数だが、これは中盤層が大きく膨れる形で大多数を占めている。ちなみに、加藤さんは最近ランク40に、東山さんはようやくランク50台になったとのことだ。
続く主人公の性別の分布では、意外にも男主人公「グラン」が60%超で多いという結果に。しかし、本作はいつでも自由に主人公を変更することができるため、加藤さん、東山さん、春田氏はいずれも気分やジョブで「グラン」と「ジータ」を変更することが多いとか。コメントでも同様のことをしているユーザーが散見されたため、今月は偶々グランに軍配が上がったということなのだろう。
ジョブの分布は、山なりに上下ある中で「ダークフェンサー」が突出。数で言えば4人に1人がダークフェンサーを使っているようだ。一方、新規ジョブ「アルケミスト」はダントツで低い0.4%という結果になってしまった。これについては使い勝手もあるほか、まだ入手条件を満たしていないユーザーが多いのだと春田氏は語る。
ユーザーのランク別におけるジョブの分布でも、より高いランクになるにつれ、ダークフェンサーの数が大幅に増加している。現状の環境では「強さに定評のあるダクフェを目指す!」という人が多いのだという。流石の人気ジョブというところか。
次はキャラ編成で使われている使用キャラクターのランキング。30位から4位までは意外にもSRキャラクターが大多数を占めることに。強力なSSRキャラクターは所持しているユーザーがバラけるため、ここでは誰でも手に入れやすいSRキャラクターが幅を利かせるようだ。
そしてランキング上位となる3位は「ラカム」、2位は「ウェルダー」、そして1位は満場一致で「カタリナ」という結果が出された。カタリナについてはSRならざる強さが多くのユーザーに愛されているということなのだろう。
続いて召喚石設定のランキング。こちらは強力なSSRが人気を占め、3位が「プロトバハムート」、2位が「ブリュンヒルデ」、1位が「グラニ」という結果に。リリース当初から強さを誇っているグラニについては、檀上者も観覧者もニコ生視聴者も納得という様子。
さらに、設定されている称号のランキングも公開。称号はちゃんと設定していない人もそれなりにいるということだが、その中でも「大いなる翼を授かりし者」が1位を獲得した。また、航空団グレードは一番多いのがSS、僅差でSSSであった。
さらに、ユーザーからよくプレイされているフリークエストについてのランキングも。こちらは何らかの付加価値があり、周回に向いたクエストがラインナップされるという性質から、素材のために何度も崩落させられている「崩落した橋」が大人気。一方、マルチクエストは1位「ユグドラシル討伐戦」、2位「リヴァイアサン討伐戦」、3位「ティアマト討伐戦」には殆ど差がなく、状況によってすぐ変動するようである。
最後はアルカイックウェポン「古戦場武器」について。鍛え上げるのが難しい「朽ち果てた武器」の育てきられた本数は、意外にもかなり少ない。0本の武器を狙えば、今ならオンリーな存在になれるかも?
「騎空士からのお知らせ」
「トレハンの効果」
お馴染みユーザーからの質問コーナー。最初の質問は、誰もが知りたいであろう主人公のジョブアビリティ「トレジャーハント(トレハン)の効果はどれほどなのか」。効果が気になって夜も眠れないという質問者、加藤さんも東山さんも実に気になるという押せ押せの様子。繊細な確率の問題なので無理じゃないのか? と思いきや、話せる部分の仕組みだけは伝えますという春田氏。ユーザーは歓喜である。
本作では、1体の敵に8種類の宝箱が設定されている。8個の宝箱は各々に確率が設定されており(例:宝箱Aは20%、宝箱Bは10%…)、ドロップ判定時は宝箱全部に抽選判定がかかり、抽選結果でドロップする宝箱が決定する。そして、トレハンはこれら8個の宝箱全てのドロップ率を上昇させるという。詳しい数字は「面白くなくなっちゃうので」という理由から語られることはなかったが、内部的には確実にパーセンテージが上昇しているとのことだ。
8種類の宝箱がそれぞれ判定されることから、出る人は出るし、出ない人は出ないという、体感的なバラつきがほかのゲームよりも強く出てしまうため、確率に対して懐疑的になってしまうのは仕方ないことなのだろう。しかし、今回の春田氏の言を信じれば、トレハン効果については確実に確率が上昇していると見込んでいいだろう。
「キャラクターボイスの配役」
次はキャラクターの配役(声優)はどう決めているのかという質問。社内で決定する際は「キャラクターを分かってくれていること」が前提であると春田氏は述べた。なお、加藤さんの演じるシェロについては、「加藤さんにやらせたらピッタリじゃね?」と社内満場一致ですぐに決定したとのことだが、ルリアについては長くプレイヤーに付き添いながら、色々考え方も変化していくというキャラクター性のため、選ぶのに難航したという。
しかし、色々なボイスを聴き比べた結果、ルリアは東山さんに決定。初収録時にボイスを聴いた際、声の透明感がイメージ通りで良かったと春田氏は感激したとか。
「企画の立ち上げの期間」
最後の質問は、企画の立ち上がりにどれくらい時間がかかったのかというもの。「グランブルーファンタジー」はまず、2012年秋頃に稲葉敦志氏のコンセプトデザインが上げられたところからスタートし、制作チームが2013年1月に結成された。このようなビジュアルから企画を立ち上げるというのは、Cygames社内では比較的多いのだという。
なお、現状実装しているストーリーについては、企画のプロットのまま形にできており、その中でもファータ・グランデ空域の物語は60%~70%完成していると述べられた。「ファータ・グランデ空域について」なので、今後は違う空域のシナリオも期待できそう…?
「シェロからの依頼」
今回、シェロからの依頼されたお題は「作るならこんなグッズを考えてください」。ということで、オリジナルグッズ案がコメントで募集されることに。ニコ生視聴者からのコメントだと新たなサウンドトラック、画集、抱き枕が人気の模様。ほかにもラカム抱き枕やポンメルン目覚まし時計だと、思い思いのキャラクター愛(?)も飛び出していた。
なお、本作ではサントラ第1弾が発売されているものの、既に20曲ほどの未収録曲が出てきてしまっている。ということで、会場では全BGMをかい摘んで流しながら、BGM使用場面にまつわるディレクターコメントが紹介されていった。世界観の雰囲気を作るための考えや、コンテンツリリース時にリリースを遅らせて曲待ちをするなど、楽曲への強い思い入れが伺えたので、気になる人はニコ生タイムシフト(下記記載)でチェックしてほしい。
「ルリアノート」
ここでは、2015年3月10日のサービス1周年に向けた「1周年アップデート」情報が紹介された。今回のアップデートはこれまでの中でも大きなものになるといい、新ジョブから新武器から新システムまで、大きく5つの新規要素が予定されている。
まず一つ目は、新たな武器種「刀」。刀が実装されることで武器種が全10種類になり、古戦場武器も一か十まで3月に揃えていくとしている。
二つ目は新たなジョブ「侍」。侍は奥義ゲージが特殊な仕様となり、「奥義の発動時に真価を発揮するタイプ」のジョブになるとのこと。さらに三つ目はこちらも新ジョブ「忍者」が公開。忍者は連続攻撃確率が高めに設定されるほか、忍術アビリティでトリッキーな活躍にも期待できるとか?
これについて加藤さんは「忍者大好き!」とテンションを上げている様子。どんなゲームでも強めに設定されている忍者というジョブがお気に入りなのだと語っていた。
四つ目はランク上限の解放。こちらは現状、ランク100のユーザーが少しづつ増えてきていることから、もうちょっと上を目指してもらえるよう開放に踏み切ると述べる春田氏。しかし、単純にAPが増えるなどのランクではなく、ちょっと違う趣向を考えているとか?
そして、五つ目がそのランク上限開放に関連する新たな機能「ゼニスシステム(ZENITH SYSTEM)」。詳細についてはまだ試作段階であるようだが、これはジョブの強化に関するシステムになるようだ。各々のジョブの個性を引き延ばせるほか、回復量に応じて敵にダメージを与えるなど、やり込み要素として作り上げていくという。
しかし、現段階では春田氏でも数えきれていないほど本システムに関わる部分が多く、育成分岐といった要素からも考えなければいけないため、何が正解なのかのバランス検証には難儀している様子。3月10日に向けて、着実にブラッシュアップされることに期待したい。
なお、そのほかにアルカイックウェポン第3の種類、古戦場武器のさらなる成長の続きなども予定されている。今後は従来の縦幅を広げるアップデートから、横幅を広げるアップデートを進めていき、やり込みの方向性を拡張していくと春田氏は語っていた。
「グラブルプレゼントスペシャル」
最後の全ユーザー対象プレゼントコーナーでは、本作の「スタッフブック」が5名、同社タイトル詰め合わせ「スタッフブック」が5名、「サウンドトラック+ラバーストラップ」セットが5名、カレンダーなどの同梱した「グラブルセット」が5名、そして「ヴィーラ抱き枕+シチュエーションCD」が1名に贈られることに(応募受付は終了)。
ユーザー数300万人突破と、今回折角ステージイベントを実施しているということから、賞品については加藤さんと東山さんに決めて欲しいと振ったものの、「SSR確定チケット」「グラニ」「バハムート」などがほしいと言われ、春田氏も冷や汗な状況になってしまった。最終的には「Sレア確定チケット」「闘会議オリジナル称号」、そして宝唱石×300個が全員プレゼントされることに決定。
なお、本日からはゲーム内にて「300万人突破記念キャンペーン」、イベント「砂縛の涙、ひとしずく」が開始されている。「砂縛の涙、ひとしずく」では、装いも新たになったサラ&ボレミアらに加えて、いよいよジークフリートが参戦することが明かされた。
さらに、2月の「バレンタイン」に向けたイベントでは、ユーザーの期待に応えられるよう素敵なイラストてんこ盛りで送るということが語られ、イベントは盛況の内に幕を閉じた。
「グラブルちゃんねる闘会議スペシャル」タイムシフト
http://live.nicovideo.jp/watch/lv206755912