編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー! 今週は、iOS向けに配信中のRPG「dreeps」を紹介!

今週のおすすめはiOS「dreeps」!

突然だが、筆者は寝起きが非常に悪い。毎日デジタル、アナログ問わず多種多様なアラームをかけており、ノンレム睡眠時を見計らって起こしてくれるアプリにはとてもお世話になっている。それでもさらに効果的な目覚ましはないかと、あれこれ探しているうちにすっかり耳ざとくなった。

そんな筆者が半月ほど前に購入したのが「dreeps」だ。これはロールプレイングゲームならぬ“アラームプレイングゲーム”。アラームとRPGが合体したようなアプリである。

RPGといっても、プレイヤーがやることは寝る前にアラームをかけることだけ。本作の主人公である少年ロボットは、プレイヤーが寝た時間と同じ時間だけ休息を取り、体力を回復させる。プレイヤーが朝、アラームを止めて活動を始めると同時に、少年ロボットも旅の続きを始めるのだ。

アラームをかけると電気ヒツジがとことこ歩く画面に切り替わる

旅に出ている間も、プレイヤーは何も操作する必要はない。アプリを閉じている時も、このドット絵アニメーションで描かれたSF世界を舞台に、少年ロボットは冒険を続けている。デスクに置いて作業しながら覗いてみたり、休憩時間にアプリを開いて見てみよう。てくてくと歩みを進めながら、時には他の旅人に会ったり、時には敵ロボットと戦ったりする姿を見ることができるだろう。

彼が進むフィールドは、森や洞窟、工場のような建物の中や荒野などさまざまだ。そして簡単ではあるがマップも用意されており、現在どのあたりを進んでいるか確認することもできる。

とはいえ、マップも道筋があるだけで、詳しい地形などがわかるわけではない。もっと言えば、キャラクターが明確にしゃべるセリフもこのゲームにはない。だがその分、このどこか懐かしくも新しいドット絵グラフィックと、8bit風のBGMで彩られた世界で、少年ロボットが何のために冒険を続けているのか、何を話しているのか、想像をかき立てられておもしろい。

アプリからワンタッチでTwitterやFacebookにスクリーンショットを投稿することもできるので、珍しいシーンに出くわしたり、自分なりの解釈が思いついたりしたら、投稿してみるのもまた一興だ。

正直なところ、アラームが強力で目覚めが快適! とまではいかないのだが、それよりも自分の生活に合わせて、手のひらの中にある別世界を堪能することができるのが本作の醍醐味だ。冒険を進めるにつれてアラーム音や少年ロボットの仲間が増えていくとのことなので、楽しみにしながら毎日を過ごしている。ただ、つい夜更かしをしてしまってあまり体力を回復させてあげられないのが心苦しく、今日こそは早く寝ようと思っている。

dreeps

YAKAN HIKO

iOSアプリiOS

  • 配信日:2015年1月21日
  • 価格:300円(税込)
  • レーティング:9+

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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