カプコンは、4月12日に東京・ラフォーレミュージアム六本木にて「モンスターハンターフェスタ’15決勝大会」を開催した。本稿では同イベント内で開催されたスペシャルステージと大会の模様をお届けしよう。

目次
  1. スペシャルゲストステージで新作情報とイベント情報が公開
  2. 最速でモンスターを狩れるハンターが決定

「モンスターハンターフェスタ’15決勝大会」は「モンスターハンター4G」を用いて、2人1組のチームとなって一番早くモンスターを倒せるかを競い合う公式大会。親子ハンター日本一決定戦、女子ハンター日本一決定戦、狩王決定戦とさまざまな分野に分かれており、各5都市で開催された地方予選を勝ち上がってきた猛者たちと、本イベント内で開催された最終予選を勝ち残った選手たちが出場した。

会場では、リアル肉焼き器を回すとグッズがもらえる「肉焼き抽選会」やシングルチャレンジクエスト「ダイミョウザザミ討伐」のタイムアタックなどができ、そのほかにも狩王決定戦の優勝者に贈呈される狩王コートやイラストコンテストの作品なども展示されていた。

ここでは、次長課長の井上聡さん、後藤真希さん、コンマニセンチの堀内貴司さんなどが登壇したスペシャルステージと、白熱の戦いが繰り広げられた大会の模様をお届けする。

スペシャルゲストステージで新作情報とイベント情報が公開

3DS用の新作タイトル「モンスターハンターストーリーズ」が発表

まずは「モンスターハンター4G」プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの藤岡要氏、プランナーの徳田優也氏、そして「モンスターハンター」シリーズ歴代作品に関わり、現在は「大逆転裁判」のプロデューサーを務める小嶋慎太郎氏が挨拶。

その流れで行われたスペシャルゲストステージでは、辻本氏が「伝えたいことがある!」と前置きしたあと、モンハンシリーズ初の本格RPG「モンスターハンターストーリーズ」の情報を公開。プレイヤーはハンターではなく“ライダー”と呼ばれるモンスター(オトモン)と絆を結んだ存在になるのだとか。約5年間の構想を経て発表された本作は2016年に発売を予定しているとのことだ。

ニコニコ超会議2015で実施されるチャレンジクエストに挑戦

左から井上聡さん、堀内貴司さん、後藤真希さん
左から井上聡さん、堀内貴司さん、後藤真希さん

続いてゲストの後藤真希さん、次長課長の井上聡さん、コンマニセンチの堀内貴司さんが登壇し、ニコニコ超会議2015で実施される「超狩自慢大会」の参考タイムを計ることになった。

「超狩自慢大会」はジンオウガ1頭の討伐する「パーティチャレンジクエスト03」を用いて行われ、最速で狩れるのは誰なのかを競うというもの。優勝するとモンハン部の非売品グッスが入手できる。

今回は、ゲストの井上さんと後藤さん、そして会場に来ている観客から2名を選出し、井上さんと観客の一人がハンマー、後藤さんがランス、もう一人の観客が双剣という武器の構成で挑戦することとなった。罠をうまく使って敵の動きを止めてから、井上さんがハンマーで敵の頭部を攻撃してスタンを狙い、後藤さんはランスで足を攻撃して転倒を狙うなど終始危なげない進行で、6分2秒70という早めのタイムで見事ジンオウガの討伐に成功。井上氏は「クリアできてホッとしております」、後藤さんは「普通に楽しかったです」とそれぞれに感想を述べた。

「超狩自慢大会」のほかにも、4月25日にM.S.S Projectがゲストで登場しチーム戦を行わったり、ザ・タッチが2日まるごと生放送する「超モンハン4G&大逆転裁判チャンネル」なども開催予定だ。

「モンスターハンターの集い2015」が開催!

そのほかにも、井上さんや堀内さんをはじめとした「モンスターハンター」が大好きなお笑い芸人やタレントたちが集いミニライブを行う「モンスターハンターの集い2015」が、5月31日に東京国際フォーラムにて開催される。なお、来場すると歴代タイトルのオープニングCG映像「モンスターハンターPremium Disc」が特典としてもらえるぞ。

最速でモンスターを狩れるハンターが決定

最終予選決勝戦

ゲストによるステージ終了後、狩王決定戦の本戦出場を掛けた最終予選の決勝戦が行われた。最終予選の決勝戦はセルレギオス討伐をプレイし、18チームのうち討伐タイムが早い上位3チームが本戦に出場できる。

今回参加したチームは、ヘビィボウガン×ランスとヘビィボウガン×ヘビィボウガンという武器構成のチームが多く、閃光弾やしびれ罠などを使ってセルレギオスをその場に拘束し、高火力で一気に討伐するといった作戦を取っていた。狩王決定戦本戦に駒を進めた上位3チームのクリアタイムは第3位の情緒不安定チームが1分10秒33、2位のテツカブラは振り向かないチームが1分9秒43、1位のSCRUTAチームが1分5秒50となっていた。

親子ハンター日本一決定戦

親子ハンター日本一決定戦ではザボアザギル亜種のクエストを用いて実施された。ダメージがしっかり与えられる大剣と瞬間火力の高いチャージアックスを使用し弱点を狙って即効で終わらせるところが多く、どのチームも戦い慣れているのか的確に大剣の溜め3攻撃を当てて敵に大ダメージを与えていた。戦いを制したのは1分28秒60のタイムを叩き出したクロネコニャンターズチームが優勝。泣きながら「うれしいです!」と喜びの声をあげていた。

女子ハンター日本一決定戦

女子ハンター日本一決定戦ではラージャン極限状態の討伐をプレイ。動き回るラージャンをどれだけ拘束できるかがポイントになっているようで、落とし穴などを使って敵を拘束し、大剣の溜め攻撃や弓で大タル爆弾を爆破させていた。

優勝は最速タイム1分21秒60を出したザザミソ★食べ放題チーム。合宿をして練習していたという二人は思い出が残せて嬉しいとコメントしていた。

狩王決定戦

狩王決定戦では、各地方予選を勝ち残った15チームと最終予選を勝ち残った上位3チームが最強のハンターの称号を賭けて戦うことになった。第1回戦で「混沌に呻くゴア・マガラ討伐」、準決勝で「テオ・テスカトル討伐」、決勝戦で「ジンオウガ極限状態×イビルジョー極限状態討伐」という構成になっている。

「混沌に呻くゴア・マガラ討伐」では、片手剣で敵の攻撃をガードし、スラッシュアックスで大ダメージを狙うチームが多かった。出場チームのなかには狩猟笛×狩猟笛でとにかく攻めまくるような面白い構成もあったが、残念ながら最速で討伐することはできなかった。

1回戦は第1組と第2組に分かれて行われ、「打倒T」チーム、「ここをキャンプ地とする」チーム、「UNKNOWN」チーム、「∞(インフィニティ)」チームが勝ち残り準決勝に駒を進めた。

準決勝の「テオ・テスカトル討伐」は、大会初の古龍と戦うチャレンジクエストとなっている。どのチームもハンマー、ランス、ヘビィボウガンと武器をある程度絞り、テオ・テスカトルに粉塵爆破を使われる前に速攻で討伐する作戦を取っていた。

決勝戦に進出したのは、1分49秒23のタイムを出した「打倒T」チームと1分50秒93のタイムを出した「∞(インフィニティ)」チーム。特に「打倒T」チームは転倒とスタンを交互に入れていき、テオ・テスカトルに攻撃をさせることなく討伐に成功し、会場を沸かせていた。

決勝戦の「ジンオウガ極限状態×イビルジョー極限状態討伐」は、2頭同時に戦う高難易度のチャンジクエスト。「∞(インフィニティ)」チームが双剣とチャージアックス、「打倒T」チームが双剣×双剣という異なる武器の構成となっていたが、共に1人が頭部を狙い、もう1人が足を狙う戦法で挑んだ。

また、討伐の順番に関しても先にイビルジョー極限状態を集中的に攻めて討伐してから、ジンオウガ極限状態を討伐するという同じ流れで進行。ギリギリまで息をもつかせぬデッドヒートとなったが、最後は「打倒T」チームが2分23秒80、「∞(インフィニティ)」チームが2分21秒80とわずか2秒という僅差での決着となり、「∞(インフィニティ)」チームが見事優勝を果たした。

最後に辻本氏は「今回のようなイベントはプレイヤーのみなさんと直に会える貴重な機会なので大切にしています。イベントを一番盛り上げてくれた参加者のみなさんにお礼を言うと共にゲームの面白さを改めて実感出来ました」とコメントしてイベントを締めくくった。

モンスターハンター4G

カプコン

3DSパッケージ

  • 発売日:2014年10月11日
  • 15歳以上対象
モンスターハンター4G

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カプコン

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  • 発売日:2014年10月11日
  • 15歳以上対象
  • ニンテンドーeショップ ダウンロード版

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