バンダイナムコエンターテインメントは8月16日、秋葉原UDXシアターにて「テイルズ オブ」シリーズのファンイベント「テイルズ オブ フェスティバル 2015 スペシャルスキット上映会&キャストトークイベント」を開催した。

目次
  1. 茅野さん・福圓さんの浴衣姿に、いきなり会場も大盛り上がり
  2. テイフェスの模様を収録したBlu-rayのTVCMでは、福圓さんが主役級の扱いに!?

「テイルズ オブ フェスティバル 2015スペシャルスキット上映会」は、2015年6月6・7日の2日間にかけて行われたファンイベント「テイルズ オブ フェスティバル2015」(以下、テイフェス)で上演されたスペシャルスキットを、出演したキャスト陣と共に振り返ろうというものだ。その他にも、同じ秋葉原UDXにて開催中の「テイルズ オブ 20周年展-TALES OF MUSEUM-」の紹介や「テイルズ オブ」シリーズのイベント最新情報、プレゼント抽選会などさまざまなコーナーが行われる。

ここでは、茅野愛衣さん、福圓美里さんを招いて行われた16日の昼公演の模様をお届けしていこう。

茅野さん・福圓さんの浴衣姿に、いきなり会場も大盛り上がり

ステージがスタートすると、茅野愛衣さん(アリーシャ役)と福圓美里さん(エドナ役)のシリーズ最新作「テイルズ オブ ゼスティリア」のコンビが登壇。今回のテイフェスにも出演していた両者だが、実は福圓さんは1日目、茅野さんは2日目の出演となっており、イベントでは見ることができなかった「ゼスティリア」メンバー同士の共演が実現されることとなった。なお2人とも夏らしさを感じさせる可愛らしい浴衣に身を包んでの登場となっており、新鮮なキャスト陣の姿に客席も大喜び。

さらに客席の内の大半が、本日のスキットが上映されたテイフェスの当日にも参加していたという事実も判明。これには茅野さん・福圓さんも驚いていた様子で、大勢のプレイヤーから絶大な支持を集める「テイルズ オブ」シリーズのファン層の作品に込める情熱を改めて実感していた様子だった。

福圓美里さん、茅野愛衣さん

その後には今回のイベント会場である秋葉原UDXで現在開催中の「テイルズ オブ」シリーズの歴史を振り返る企画展「テイルズ オブ 20周年展-TALES OF MUSEUM-」についての紹介時間も設けられ、用意されているさまざまなコーナーの紹介が行われた。中でも2人の関心を集めたのは特製の造作物と一緒に撮影できるというフォトコーナーとプリントシール機コーナーで、長らく撮っていないプリントシールを久しぶりに撮りたいと、女子トークにも華を咲かせる。

加えて会場では同イベント8/9に登場したテイフェスでは司会を務めるシリーズではお馴染みのキャストである小野坂昌也さん(ゼロス・ワイルダー役)と植田佳奈さん(パスカル役)の2人がプリントシールを撮影した画像が公開されると、客席からは大爆笑が沸き起こるという一幕も見られた。気になる画像は、会場内プリントシール機に掲示してあるので、是非チェックしてみよう。

そしてお待ちかね、福圓さん自身も出演していた一日目のスペシャルスキットの上映では、ただ映像を流すのではなく、映像を見ながら茅野さんと福圓さんによる裏話も同時に聞くことのできるオーディオコメンタリーに近い形式で行われることに。

茅野さんと福圓さんは別の日に出演していたということで、まずはそれぞれの日のステージを振り返っての情報交換が行われ、福圓さんは2日目のみ行われていた大喜利の企画に仰天。大喜利では、テイフェス皆勤賞や出演歴の長いベテラン声優陣が獅子奮迅の活躍を見せていたが、中でも茅野さんは数々のアグレッシブな動きで会場を沸かせていた櫻井孝弘さん(アスベル・ラント役)の姿が特に印象深かったという。これは会場も同意見だったようで、櫻井さんの話が出た瞬間、思い出すように客席から笑いが沸き起こる程。今回茅野さん達はついていくだけで精一杯だったそうだが、「何度も出演を重ねてベテランのメンバーになる頃には、新しい後輩を引っ張っていけるようになりたい」と、今後に向けた決意を固めていた様子だった。

上映されたスペシャルスキットは、スパリゾートを訪れた歴代の「テイルズ オブ」シリーズのキャラクター達が、パスカルの開発した装置の爆発に巻き込まれ、一部のキャラクター達が透明人間化してしまうというストーリー。キャスト陣のアドリブが満載のギャグパートから、ルーク&アッシュとヴァンの戦いという「ジ アビス」ファンにはたまらないシリアス&鈴木千尋さん(ルーク、アッシュ役)の一人芝居の展開に、会場は大いに盛り上がる。今回のイベントでも、キャストが登壇する度に盛大な拍手が沸き起こるなど、当日のテイフェスさながらの雰囲気の中、映像の上映が行われていた(テイフェスのスキットの詳細に関しては、こちらの記事も参照して欲しい)。

なお「テイフェス」に関して、福圓さんは事前に小野坂さんから、「カメラの位置を把握して、常にカメラ目線を意識する」という秘訣を教わっていたそうなのだが、本番では完全にカメラの位置を把握することはできず、教えの通り動くことはできなかったという。一方で小野坂さんはほぼ全てカメラの位置を完璧に把握しているようで、どんな場所にしてもしっかりとカメラに目線を向けたパフォーマンスを行っており、改めて映像を見直したことで、福圓さんも茅野さんも小野坂さんの凄さを再確認した様子だった。

そして、やはりトーク中何度も話題に挙げられたのが、同じ「ゼスティリア」チームの逢坂良太さん(ミクリオ役)にまつわる「カジュアル」の話題に。これは今回の「テイフェス」が20周年を記念したパーティーをイメージしており、出演キャストの服装もフォーマルなものが多かった中、逢坂さんの当日の衣装がブルーのチェックのシャツにダメージジーンズという非常にカジュアルなものだったため、出演者からさんざん弄られることになってしまったというものだ。

この日の出演者ではなかった茅野さんもこの事件(?)だけは知っているほど有名だったようで、イベントの様子を見ていたマネージャーから、その日の夜に「翌日の衣装は大丈夫なのか」と確認の連絡が届いた程だったという。

ただ茅野さんも福圓さんも、他のキャスト陣が一発で会場を沸かせる「持ち芸」をもっているのを羨ましく思っていたようで、出演1回目にして「カジュアル」という持ち芸をもてたことは「ゼスティリア」チームとして喜ばしいという一面も。次回以降も、クジ引きで決めた代表者、もしくは逢坂さんがテーマとちょっと外した衣装を着ていく係を作ることを仄めかされ、会場の笑いを誘っていた。次の「テイフェス」での「ゼスティリア」チームの衣装は果たして「カジュアル」なのかどうか、要注目になりそうだ。

これらのトークの他にも、あまりにもアドリブが多すぎて前後の台詞がまったく違うものになってしまうため、茅野さんや福圓さんもアドリブなのか台本なのか判別がつかないシーンがいくつもあるなど、舞台裏ならではのトークが展開。大きなイベントが終わった後に、こうして改めて映像を見直しながらコメンタリー形式で振りかえるというのは2人とも初めての体験だったという。

基本的にアフレコの際は他の演者は後ろ姿を見ることになるため、他のキャストが演技をしている時の表情を正面から見るのは新鮮で、同時に自身の表情を見られるのがちょっと気恥ずかしいということも明かしてくれた。

テイフェスの模様を収録したBlu-rayのTVCMでは、福圓さんが主役級の扱いに!?

スキット上映後は、今後の「テイルズ オブ」シリーズのイベント最新情報として、第1回公演と同様、「テイルズ オブ フェスティバル 2015」の様子を収録したBlu-rayの発売情報と、2015年12月9日に東京国際フォーラムにて開催される東京フィルハーモニー交響楽団による「20th Anniversary テイルズ オブ オーケストラ コンサート」の告知が行われた。Blu-rayは2015年11月27日に1日・2日目をそれぞれ収録した通常版2種、そして両日を収録した限定版の3タイプで発売され、価格は通常版が6000円、限定版が12000円(共に税別)。限定版には96ページという大ボリュームのフォトブックも付属される。

そして今回は新たな情報として、8月16日より放送が開始されるという「テイルズ オブ フェスティバル 2015」Blu-rayのTVCMも初お披露目に。茅野さんも絶賛の大喜利での櫻井さんの活躍やスペシャルスキットなど、今年の「テイフェス」の見所をギュッと圧縮した内容になっているのだが、一番おいしいトリの部分は福圓さんによるエドナの台詞で締めくくられることに。既にご覧になっている読者も居られるかもしれないが、TOKYOMX他にて放送中のTVアニメ「GOD EATER」にてCMがOAされるので、是非自分の目で確認して見て欲しい。

そして最後には茅野さん、福圓さんのサイン入り「20周年展オリジナルTシャツ」のプレゼント抽選会も行われ、客席が一喜一憂する盛り上がりの中イベントは幕を閉じた。

なおラストとなる第3回公演は、8月23日に小西克幸さん(ロイド・アーヴィング役)、鈴木千尋さん(ルーク・フォン・ファブレ役)の主人公コンビを迎えて行われる予定だ。残念ながらチケットは完売しているとのことだが、そちらのレポートも楽しみにしていて欲しい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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