千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2015」。セガブースにて本日9月17日、PS4版「ファンタシースターオンライン2」のステージが実施された。
先日、SCEJA Press Conference 2015にて最新映像が公開となったPS4版「ファンタシースターオンライン2」。シリーズプロデューサーの酒井智史氏、シリーズディレクターの木村裕也氏、そしてゲストとして「PSO2アークス広報隊!」の火曜担当で芸人のなすなかにしが登壇して、主にPS4版のリリースに向けてのポイントなどが紹介された。
酒井氏によると、そもそもPS4版については、「ファンタシースターオンライン」が成長する上で欠かせなかった家庭用ゲーム機で出すことの意味と、2016年のエピソード4実装、またTVアニメ「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」などに合わせることで、遊ぶ人にとってのきっかけになればいいという狙いがあるそう。
早速、先日公開された映像をよりボリュームアップしたTGS用の新映像を上映。その上でPS4版の特徴として、PC版より低価格でハイクオリティなグラフィック、PS Vitaのリモートプレイ対応、SHARE機能への対応などを紹介。そのほか、日本国内のみの基本プレイ無料サービスとなること、他機種と同じキャラクターでプレイできること、最新のアップデートを同時にプレイできることなどを明かした。
そして今回のグラフィック改善の狙いとして、光と影、実在感を意識した”もっとドラマティックに
!”をコンセプトとしていることに言及、そのポイントがわかりやすいよう、PC版の設定5とPS4版を比較するスクリーンショットを披露していったのだが、そこで木村氏が語ったポイントをいくつかピックアップして紹介しよう。
まず従来では、フィールドではエステで表示される状態よりキャラクターのテクスチャを圧縮していたため、印象が変わってしまっていたが、今回はエステと同じグラフィックのクオリティでキャラクターを操作できるようになっているという。
フォトンの表現についても明度が上がって、 ”まさにフォトンしている”かのように。また、影のつき方が明確に変わっており、影の中でキャラクターの影が落ちていたり、凸凹感がしっかりと出るようになってリアル感が増している。
フィールド上の造形物についても柱や床の模様がより細かくされており、水面の底が見えたり、草より細かく綺麗に描写されていたりと、はっきりとわかるようになっている。
こうした比較をしていくと気になるのは、PC版に反映されるのかどうかだが、PS4版のサービスと同時に、新たに設定6を追加することで、PS4版と同様のかたちで遊べるようになるという。ただし、要求スペックは高くなり、高スペックのPCが必要になりそうだ。
一通りの紹介が終わったところで、実際にセガブースで試遊可能なTGSバージョンで、なすなかにしによるデモプレイが披露されることに。会場ではデフォルトキャラクターでのプレイとなるが、今回は特別に、2人が普段プレイしているキャラクターでプレイすることになった。
フィールドに出る前、キャンプシップの時点で細かいディティールが変わっていることを確認。その後のプレイでも綺麗なグラフィックの数々を確認していた中で、ガンナーのスタイリッシュモードの挙動が速くなっていることに言及。詳しくは20日の「PSO2放送局」の際に話すということだが、10月のアップデートで調整が施されるそうで、今回の試遊バージョンではそのあたりも確認できるとのこと。
ちなみにグラフィックの完成度は80%ほどであり、具体的には若干明るく見えるところの調整などを行うという。また会場での試遊についてはキーボードとマウスも用意されているということだ。
TGSバージョンの最後には、ファルス・ダラン、ファルス・ダリルが登場。これまではソロプレイでのみだったが、パーティプレイで戦えるようになるという。この詳細についても20日の「PSO2放送局」で明かされるとのことだ。
なお、TGS会場でプレイしたユーザーには、歴代のメインテーマやテーマソングを集めたCD「ファンタシースターオンライン」シリーズ15周年記念サウンドコレクションが配布される。この曲のほとんどが、後日開催されるコンサート「シンパシー2015」で演奏されるとのこと。
今回ゲストとして登場したなすなかにしの2人だが、10月末の「PSO2放送局」までに4組のコミュニティ人数の合計が22,222人を超えなければ「PSO2アークス広報隊!」をクビになるという課題のまっただ中。現在は2万人を超えたところということなので、チェックしてみてはいかがだろうか。
最後の挨拶では、酒井氏より400万ID突破間近であることが明かされつつ、PS4版をたくさんの人にプレイしてもらいたいというメッセージが寄せられ、ステージが締めくくられた。