カプコンは、本日10月22日から11月1日まで、舞台「BIOHAZARD THE STAGE」を東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIにて上演する。ここでは、10月22日に行われたゲネプロの模様をお届けする。
舞台「BIOHAZARD THE STAGE」は、シリーズ累計6500万本の売上げを誇る「バイオハザード」シリーズを題材にした作品だ。
西オーストラリアの大学で起こったバイオテロ事件に対処するために、バイオテロ部隊「BSAA」のクリス・レッドフィールドとピアーズ・ニヴァンスが派遣され、その大学で教鞭をとっている元S.T.A.R.S.隊員レベッカ・チェンバースと協力して事態の鎮圧を図ることになる。
「バイオハザード」シリーズではじめて舞台化された本舞台には、タイラー・ハワード役に矢崎広さん、ピアーズ・ニヴァンス役に栗山航さん、クリス・レッドフィールド役に中村誠治郎さん、エズラ・セネット役に千葉真一さんなどの俳優が参加している。
上演に先立ちキャスト14名と演出のヨリコジュンさん、「バイオハザード」シリーズプロデューサーの小林裕幸氏が登壇し、舞台挨拶を行った。
キャスト陣のコメント
矢崎広さん:演出のヨリコジュンさんを中心にここまでやってきました。あとは熱い思いをお客さんにぶつけるだけだと思っています。
栗山航さん:本日からやっと舞台がはじまります。どうぞよろしくお願いします。
中村誠治郎さん:一生懸命に舞台上で演じさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。
倉持明日香さん:本日から舞台「BIOHAZARD THE STAGE」がはじまります。全力で演じさせて頂きます。
飛鳥凛さん:ゲームに登場する役を演じるので、とても緊張しています。千秋楽まで駆け抜けていきます。
Raychellさん:本日から続く全15ステージを頑張りたいと思います。
紗綾さん:ゲームの「バイオハザード」で味わえるドキドキ感を舞台で味わって頂きたいです。
大倉士門さん:こんなに長い間ひとつのことに取り組むのは初めてです。全力でぶつかっていきたいと思っています。
植野堀誠さん:大倉さんと同じ役を演させて頂くので、お互いに良い味が出せるようにしたいと思っています。
丘山晴己さん:今回の舞台は、体験型アトラクションのようなものだと感じています。ぜひみなさんも楽しく参加して頂ければと思います。
木村敦さん:演出のヨリコさんを筆頭に、キャストのみなさんを信じて頑張っていきたいと思います。
岸祐二さん:世界で初演ということもあり、キャスト陣は気合が入っています。僕はBSAAの隊員服を着て暴れたかったのですが、今回は白衣を着て暴れたいと思います。
梅垣義明さん:おはようございます!よろしくお願いします!
千葉真一さん:コメントは別にないのですが……一言いうならば稽古不足です。
小林裕幸さん:舞台「BIOHAZARD THE STAGE」はゲームとも絡んでいましてBSAAのクリスとピアーズも出てきますし、レベッカも登場します。ですが、演じるキャストの方々によって今までにないエンターテイメントになっています。
ヨリコジュンさん:舞台ということもあり、しっかりとストーリーを作るために、千葉さんに指導して頂きました。本番がはじまっても稽古を重ねてクオリティを上げて行きたいです。
歴代シリーズのキャラクターたちも多数登場
ゲネプロの内容をネタバレにならない程度にお届けしよう。本舞台では、バイオテロ部隊BSAAのリスとピアーズが主役ではなく、鋭い洞察力と高い技能を持っている元警察官のタイラー・ハワードというオリジナルキャラクターがメインとなって物語が展開していく。
本舞台には「バイオハザード0」の主人公のひとりであるレベッカ・チェンバースも登場。「バイオハザード」の舞台である洋館から生還してから彼女の消息がわからない状態だったが、本舞台ではじめてその後が描かれる。洋館事件のあとレベッカは、科学の知識を活かしてBSAAのアドバイザーとなり、大学で教授を教鞭を振るいながら潜入調査を行っている。
今回の事件には、大学の生徒たちと一緒に巻き込まれることになり、調査対象であるタイラー・ハワードの父親であるリヤン・ハワードの痕跡を辿っていく。
また、本舞台ではストーリー中に回想シーンが入っており、初代「バイオハザード」の服装をしたクリスやレベッカなどが登場し、バイオテロ事件のはじまりや、なぜさまざまな場所でクリーチャーたちが出現しているのかなどがしっかりと語られるので、「バイオハザード」シリーズを知らない人でもストーリーが把握しやすくなっている。
映像を使った演出に注目
本舞台では、透けたスクリーンに映像が映っており、その前後でキャスト陣が演技をすることができる。ストーリー冒頭のレベッカが生徒に授業をしているシーンでは、スクリーンに黒板が映され、そこにメアリーが文字を書く演技をすると、実際に黒板に文字を書いているかのように見えた。
また映像は、夕焼けや壁などを映して、現場に居るような演出をするだけでなく、壁に男女の絵を表示してトイレを表現したり、窓や本棚などを表示して室内の小道具にしたりと、さまざまなところで使われている。キャスト陣の迫真の演技に映像が加わることで映画を見ているような気分が味わえる。
扉を開けるときの演出など「バイオハザード」シリーズならではの要素も映像で表現されてされているのだが、ゲームとはまた違った魅力を持っているので、興味のある人はぜひ会場に足を運んでみてほしい。
舞台「BIOHAZARD THE STAGE」概要
日程:2015年10月22日(木)~11月1日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI
回数:全15ステージ
料金:全席指定 前売8,900円(税込)
チケット販売
チケット料金:全席指定・税込8,900円
※ご入場時1ドリンク代 別途500円が必要です。
※未就学児入場不可
公演スケジュール
スタッフ
脚本・演出:ヨリコジュン
原作:CAPCOM(「BIOHAZARD」シリーズ)
企画・原作監修:小林裕幸(CAPCOM)
プロデューサー:都田和志(エースクルー・エンタテインメント)
山浦哲也(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)
制作:黒永郁美(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)、神戸丈志(クオーレ)
主催:「BIOHAZARD THE STAGE」公演製作委員会
公式サイト:http://www.biohazard-stage.com/
公式TWITTER:@bio_stage
公演問い合わせ先:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10時~18時)