11月12日より韓国・釜山のBEXCOにて開催されているゲームショウ「G-STAR 2015」。ネクソンが 開発をすすめるiOS/Android用アプリ「メイプルストーリーM」の開発者にインタビューした。

「メイプルストーリーM」は、PC向けに提供中の横スクロールアクションオンラインRPG「メイプルストーリー」と同じ世界をスマートフォンで楽しめるアプリ。メイプルストーリーは、2003年からサービスが行われている長寿タイトルで、PC以外にもモバイルやコンソールでも同IPのタイトルが開発されている。2Dのドット絵で描かれたかわいいキャラクターが人気。5つの職業でミッションやクエストを楽しめるほか、キャラクターカスタマイズやオンラインゲームならではのコミュニティシステムを搭載している。

今回は、本作を開発するNSCの代表 カン・ヒョク氏、ネクソンの開発本部室長 カン・ウォギ氏に本作の気になる点を聞いた。

すでにサービス中のiOS/Android「メイプルストーリーポケット(ポケット)」との違いについては、「ポケット」がシングルプレイなのに対し、「メイプルストーリーM(M)」はパーティプレイで明確な違いがあると説明。

PC版のデータを移行したり、連動するといったことは考えていないとのことだ。。最初からフルボリュームで移植するのではなく、「M」に最適なコンテンツをパッケージにして配信する。これは、PCでの特定時期のバージョンではなく、PC版のサービスが開始した2003年から2015年までに実装したコンテンツの中から適したものを選んでいるそうだ。

左からカン・ウォギ氏、カン・ヒョク氏
左からカン・ウォギ氏、カン・ヒョク氏

本作での便利な機能としては、自動での狩りを実装し、オフライン中でもスタミナが残っている範囲で戦ってくれる。これによりレベルアップのストレスを軽減。さらに、移動の自動化や他のユーザーがマップのどこにいるのかを簡単に把握できる機能も導入されている。

開発はワンビルドでグローバルでのサービスを予定。サービス地域についてはまだ確定していないそうだ。クライアントサイズは、ダウンロードサイズが300~400MB程度、展開すると1GB程度になるという。低スペックな端末の場合でも、スペックにあわせて最適化して動作する。

ブースでは試遊も可能で、パーティやギルド、エリートダンジョンなどの一部機能に制限がかかっているものの、シングルプレイと他のプレイヤーと協力してレイドオンスターに挑むモードを楽しむことができた。

実際にタブレットでプレイしたのだが、左手でバーチャルスティック操作、右手でジャンプや各種スキルの発動と、まだ荒削りながら、思った以上に直感的に操作できた。PC版のプレイヤーからすると自動戦闘は物足りなく感じそうだが、「M」で新たにはじめるプレイヤーにとっては、ちょっとした時間で遊ぶことが可能になり、今までリーチすることのできなかった層に刺さりそうだ。本作は2016年第1四半期に韓国で配信予定。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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