カプコンは11月19日、埼玉・越谷のイオンレイクタウンkazeにて2015年11月20日よりオープンする、体験型飲食店舗「カプコンカフェ」のオープン記念イベント&メディア向け試食会を実施した。

目次
  1. 会場限定販売のナルガクルガの香水は、「デキる男」の香り!?
  2. 見た目も楽しい、色取り取りのモンハンフードを試食してみた!

「カプコンカフェ」は、プラサカプコンが運営する体験型飲食店舗。第一弾として11月28日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンタークロス」をテーマに据え、巨大パネルの展示やオリジナルグッズの販売、最新作の試遊台などが設けられる。

店舗内の装飾も、「モンスターハンター」シリーズはもちろん、歴代のカプコンのゲームタイトルに関連したものも数多くあり、店の隅々まで完全に「カプコン」一色。ただ食事を取るだけではなく、アミューズメント施設のように見て回るだけでも楽しめるような場所となっていた。

シャンデリアに至るまで、あらゆる箇所にカプコンのキャラクターが配置されている。
グッズの展示も非常に工夫されており、見て回るだけでも楽しい。
カプコンチャレンジパークでのみ入手可能だった、貴重なグッズも数量限定で販売される。
ここでしか手に入らない、オリジナルグッズも多数販売。
各所では「モンスターハンタークロス」のPVが上映され、ゲームを試游できる体験コーナーも設置されていた。

会場限定販売のナルガクルガの香水は、「デキる男」の香り!?

当日はそのオープンを記念したイベントが行われ、MCを務める宇佐美友紀さん司会の下、「モンスターハンター」シリーズプロデューサー・辻本良三氏と、その最新作となる「モンスターハンタークロス」プロデューサー・小嶋慎太郎氏の2人が登壇。

辻本良三氏 小嶋慎太郎氏

「モンスターハンター」シリーズとコラボしたフードはこれまでも何度か作られてきたが、今回は見た目でも楽しめるよう、「とにかく大きいのが食べたい」という小嶋氏の意見を汲んだものとなっているそうで、どれもボリュームは満点。中でも1kg分の肉が使われているという「こんがり肉G」は、ゲームでもお馴染みのあの骨付きの肉を、特大のサイズで完全再現した一品。辻本氏が持っている所を比較してもかなりの大きさということが分かるほどの大ボリュームとなっており、友人達と一緒に訪れた際などに、皆で巨大な肉をつつき合ってみるのも良い思い出になりそうだ。

一方、辻本氏のお気に入りなのが、4種類の骨付き肉がセットになったこんがり肉の盛り合わせ。こちらはゲーム中に登場したクーラーミートやしびれ肉といった、普段なかなかお目に掛かることのない色合いをした肉がセットとして並べられており、見た目のインパクトは抜群。辻本氏が「食べても痺れたりしない?」と、ゲーム中の効果までは再現されていないか安全を確認し、会場の笑いを誘うという一幕も見られた。

デザートの中では、「クロス」から登場する新たなマスコットであるフェニーをイメージした「ダンサーズ集合!フェニーパフェ」に注目。たっぷりと盛られた生クリームによってフェニーのモコモコ感が完全に再現されているのがポイントで、こちらもボリュームは満点。比較のために辻本氏がメニューを掲げる度に「僕が小さいんじゃなく、食べ物が大きいんです」とアピールしていたのが印象的だった。

食事のお供となるドリンクでは、ハンター達も愛飲する「回復薬G」「栄養剤」といった飲み物から、それぞれのモンスター達をイメージしたドリンクもラインナップに並ぶ。「ナルガクルガ」「リオレウス」といった従来のモンスターから、「クロス」から登場する4大モンスター、さらに大人の来場者に向けの「達人ビール」といったアルコール類など、豊富な種類のドリンクが用意される。

さらにフードかスイーツを頼むとランチョンマット、ドリンクにはコースターが全員にプレゼントされるというのも嬉しい。どちらも今回のために描き下ろされた完全新規オリジナルイラストが使用され、コースターはかわいらしいものからかっこいいものまで、様々なモンスターたちの10種類のイラストがランダムで1つプレゼントされる。旅の思い出に、是非ともゲットしよう。

カプコンカフェでのみ限定販売されるオリジナルグッズの紹介も行われ、小嶋氏が、早速可愛らしいアイルー達が描かれたオリジナルシャツを着用した姿を披露。グッズの種類はトートバッグやマグカップ、キーホルダーとしいった定番のものから、今回シリーズ初の試みとして、モンスターをモチーフとした香水の販売も行われることになり、白羽の矢が立ったのは、シリーズの常連モンスターでもある「ナルガクルガ」。辻本氏や小嶋氏も商品開発に関わっており、いろいろな臭いの中からナルガっぽいものを選んだのだそうで、早速臭いを嗅いだMCの宇佐美さんも「もてそうな、デキル男の臭い」と高評価を下していた様子だった。

さらに「クロス」より登場する4大モンスターの1体「タマミツネ」のボディシャンプーも販売される。これはタマミツネが行う泡攻撃をイメージしているそうで、タマミツネのボディシャンプーで身体を洗ったあとは「ナルガクルガ」の香水をつけるという、モンハン尽くしのスタイルで身だしなみを整えるというのも良さそうだ。

最後は翌日のオープンに向け、「カプコンカフェならではのグッズだったり装飾であったり、本当に拘って作られています。また『モンスターハンタークロス』は28日発売ですので、それまでにこちらでテンションを上げた状態で、狩りに備えていただければ」(小嶋氏)、「ありがたいことにカプコンのゲームに登場してくるキャラクター達はどれも人気が高いのですが、それをゲームとは違った形で表現できたらと考え、このような店舗が実現することになりました。ゲームが好きという方はもちろん、少しだけキャラクターに興味があるという方でも楽しめるような作りになっていますし、今後はカプコンならではの面白い企画も行われていくと思いますのでご期待ください」(辻本氏)と、それぞれ今後の展開を期待させる気合いの入ったメッセージを送り、イベントを締めくくった。

見た目も楽しい、色取り取りのモンハンフードを試食してみた!

また、イベントの後には、メディア向けに今回のフードメニューの試食会も行われ、筆者もいくつかの試食させていただくことに。
最初に出てきたのは、「モンスターハンターシリーズ」では誰もがお世話になるアイテム「回復薬G」。ゲーム中のアイコンを見事に再現した鮮やかな緑の色合いに、仄かな炭酸と中に入っているキウイフルーツがマッチした爽やかな味わいが特徴。僅かに舌に残るキウイの苦味が、ハンターの体力を回復する薬っぽさもうまく醸し出しており、個人的にかなり再現度(実際にあるわけではないのだが)が高いドリンクだと感じられた。

食べ物で最初に出てきたのは、ケーキにかわいらしいアイルーのイラストが描かれた「アイルーパンケーキ」。周囲にはバナナやメロン、シャーベット風の苺など色とりどりのフルーツや生クリームが盛られており、付属する4種類の特性ソースにつけて食べる。アイルーの可愛らしさを見ていると、つい食べるのが勿体なくなってしまうが、「来る時は思い切っていってください」とは小嶋氏の談。ここは心を鬼にしてナイフを入れていこう。パン生地も微かに苦めの味付けとなっており、クリームやソースの甘さにピッタリとマッチするのもポイントが高い。

「モンスターハンター」シリーズではお馴染み、ファンなら1度は食べてみたいこんがり肉も勿論試食。一見は小ぶりなように見えるが、幾重にも巻かれた豚肉に包まれた肉が中にぎっしりと詰まっており、お腹に溜まるボリュームは満点。ゲーム中では、モンスターの攻撃の合間に肉を食べる時間のスキを歯がゆく思ってしまうこともあるが、これを運動の最中にあっという間に平らげてしまうことを想像すると、ハンターの凄さを改めて実感させられる。こちらは普通のこんがり肉ということで、塩味が効いたオードソックスな肉の旨味を味わえるものとなっている。イベント中にも登場した、クーラミートなど味が想像しにくい他の種類の肉も気になるところだ。

今回試食した他にも、「モンスターハンター」の世界を再現したユニークなメニューが満載なので、訪れた際には是非ともいろいろなフードを楽しんでみて欲しい。

かわいらしいアイルーの肉球が描かれたハンバーグプレート。肉が柔らかく美味しい。
ニャンコックカレーのふんわりとしたパンは、ニャンコックの帽子をイメージ。
こちらは特大の「こんがり肉G」。どれもモンハンの世界観をユニークに再現したメニューとなっており、
ゲームをプレイしているとニヤリとすること間違いなしだ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー