スクウェア・エニックスは、11月28日に東京・品川のSSJ品川ビルにて、2016年1月21日に発売を予定しているPS4/Xbox One/PC用ソフト「ジャストコーズ3」のユーザー向け体験会を開催した。
「ジャストコーズ3」は地中海に浮かぶ島「メディチ共和国」を舞台に、情報工作を得意とする主人公のリコ・ロドリゲスが独裁者のディラベロ将軍から島を解放するために戦うオープンワールド型アクションゲーム。
本作の特徴は、目標地点にワイヤーを射出し、巻き取ることで高速移動できる“グラップリングフック”だ。本作からは新たに2つの物体をつなげて引き寄せることが可能になった。また“ウイングスーツ”が実装され、上空をさらに高速で移動できるようになっている。
ここでは、「EXTREME EDGES Fan Meeting」と題して行われた、本作の体験会の模様をお届けしよう。
大型の基地に潜入!
試遊する前に、まずはスクウェア・エニックス 代表取締役社長の松田洋祐氏、ローカライズプロデューサーの赤石沢賢氏、ローカライズディレクターの山本大輔氏が登壇し、本作ならではの要素であるグラップリングフックとウイングスーツの使い方を、ゲームのチュートリアルの映像を交えつつ説明した。
今回の試遊では、グラップリングフックやウイングスーツなどがすべて試せる状態になっており、自由にメディチ共和国を散策できた。
本作の基本的な操作方法は、L1ボタンでグラップリングフックを射出、R2ボタンで銃を撃つ、R1ボタンで爆発物を投げる(長押しで爆破)、□ボタンで銃の再装填、×ボタンでジャンプやパラシュートの展開、△ボタンでウイングスーツの展開、○ボタンで格闘攻撃、R3ボタンで狙いをつける、方向キーで武器の切り替えとなっている。移動は左アナログスティックで行う。
「東京ゲームショウ2015」ではゲームディレクターのRoland Lesterlin氏に説明してもらいつつ、小型の基地で戦ったので、今回は大型の基地「アスペラ」に突撃してみた。基地への潜入の仕方はウイングスーツやパラシュートを使って上空から入ったり、車に乗って正面から突撃を仕掛けてみたりと、どうやって基地のなかに入るのかはプレイヤーの自由だ。
今回はウイングスーツを使って上空から潜入してみた。大型の基地に入った瞬間に敵に見つかってしまい、“航空システム起動”という文字が画面に表示された。味方が支援に来てくれるのかと思いきや、戦闘機がリコのいる場所に向かって爆撃を開始した……。突然のことで直撃してしまったが、即死ではないようなので、そのまま戦闘を続行することに。よくみるとリコがいる地点に赤く範囲が表示され、そこが爆撃の範囲になっているようだ。
レーダーや電波塔などを破壊すれば爆撃が終わるかと思い、基地の内部のものを破壊することにしたのだが、グラップリングフックで物体同士をぶつけても、可燃物とぶつけないと大爆発を起こさないようだ。物体同士をくっつけたあとにロケットランチャーで爆発させながら、敵を倒し続けると警戒度が上昇し、最終的には軍用ヘリまで出てきてしまい、爆撃と軍用ヘリのミサイルによって倒されてしまった……。
試遊の終盤には、来場者全員が参加してのレースチャレンジが行われた。ウイングスーツで滑空して、設置された輪のなかに入ってポイントを稼いでいくというもので、高得点を叩き出した上位3名には、本作のTシャツなどがプレゼントされた。
盛田厚氏がゲストとして登場!
トークセッションでは、松田氏、赤石沢氏、山本氏が再び登場し、ローカライズの仕方を語った。ローカライズをするときには、まず開発から提供された英語版のROMでプレイして、そこから音声やテキストの資料を見つつ日本語化をすると、山本氏はザックリ解説。
音声やテキストはどこで使われているのかわからない状態からローカライズを開始する必要があるそうだ。また、何度もブラッシュアップをしていくのだが、同時に開発もされているため、内容が変わってしまうことも多々あるのだとか。
開発陣によく出す要望について聞かれると、「日本語と英語を切り替えられるようにして欲しいとよくお願いする」と赤石沢氏はコメント。開発陣の都合もあるので難しいと言われることもあるそうだが、本作では早めに交渉をして日本語と英語の切り替えができるようになっているとのことだ。
ここでソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏がゲストとして登場。海外タイトルの魅力を聞かれると「昔のハリウッド映画ははじめからクライマックスで理屈なしに楽しいという印象がありました。海外のゲームもそれにつながるところがあり、プレイしているとスカッとできます」と盛田氏は語った。
またPS4での海外タイトルの今後の展開について、森田氏は「11月に『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』『Star Wars バトルフロント』などが発売されましたし、今後も『ジャストコーズ3』をはじめ、さまざまな海外の大型タイトルが出る予定ですので、思い切り盛り上げて行きたいと思っています」と意気込みを述べた。
トークセッションの終盤には、Twitterなどで募集した質問に応えるQ&Aのコーナーを実施した。
――過去作を遊んでいないのですが本作から遊べますか?
赤石沢氏:本作はリコ・ロドリゲスがシリーズを通して、独裁者が統治している島を解放するのが目的になっていますので、過去作をプレイしていなくても、楽しむことができます。
――本作はすべてを壊し尽くせるゲームということですが、ストレスが解消できるほどスカッとできるゲームですか?
山本氏:スカッとすることができると思います(笑)。ウイングスーツなどはいつまでも飛んでいられるぐらい中毒性が高くなっています。
――松田氏のストレス解消方法を教えてください。
松田氏:FPSなどで負け続けるとストレスが溜まっていくのですが、本作は良いストレス解消になっています(笑)。
――実際にプレイして感じた本作のおもしろさを教えてください。
松田氏:なんでもできるゲームに仕上がっていますので、混沌とした雰囲気が良いと思います。
赤石沢氏:自由度が高いことです。固定機銃や軍用ヘリのミサイルなど無限に撃てるものが多いです。また攻略したエリアの隠しアイテムが表示されるので、ストレスを感じずに遊ぶことができると思います。
山本氏:演じてくれた声優さんたちがすごく良い仕事をしてくれています。ぜひシネマティックの部分に注目してほしいです。
――本作に登場する好きな武器と乗り物を教えてください
松田氏:武器はたくさんあると思うのですが、グレネードランチャーが触っていて面白かったです。好きな乗り物は車です。
赤石沢氏:武器ではないかも知れませんがグラップリングフックがお気に入りです。乗り物で好きなのは、敵の軍事基地を破壊するのが簡単な戦車です。
山本氏:僕が好きな武器はG64という設置型の爆薬です。敵に見つからないように施設に仕掛けて爆発させるのが良いですね。
最後に山本氏は「とても中毒性の高いゲームになっているので友達にも勧めていただきたいです」、赤石沢氏は「本作が好きな方に集まっていただけたので感謝の気持ちでいっぱいです」、松田氏は「Avalanche Studiosが開発した渾身の一作になりますので、期待していてください」と述べてイベントを締めくくった。
Just Cause 3 (C) 2015 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios. Published by Square Enix Co., Ltd.
※画面は開発中のものです。
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