カプコンは、2016年初頭より順次発売するPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト「バイオハザード0 HDリマスター」について、虫クリーチャーの情報を公開した。
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今回描かれる黄道特急事件は、ゾンビが初めて公式に確認された事件だが、その裏には「リーチ」と呼ばれる蛭(ヒル)が変異したクリーチャーが存在している。そして、ほかにも昆虫や節足動物が変異したと思わしきクリーチャーが多く確認されており、このようなクリーチャー群は「バイオハザード0」作品の特徴とされている。
今回はそんな「バイオハザード0」を象徴する昆虫をはじめとした、“虫”をモチーフとしたクリーチャーたちを一挙に紹介。リーチの襲撃から幕を開ける物語で次々と出現する、HD化によって生物感を増し、さらに美しく、おぞましくなったグラフィックのリーチたちをチェックしておこう。ただし、“虫嫌いな人”はちょっと注意だ。
リーチ(Leech)
始祖ウィルスの品種改良のため、アンブレラ研究所ではヒルが用いられていたが、リーチはその研究素体と思われる。
体長は20cmに達するほど巨大化し、摂食時には口吻からt-ウィルスを含む体液を注入するため、ウイルスの媒介者ともなる。
開発担当者であったマーカス博士は、このヒルに異常とも見える愛情を注ぎこんでおり、リーチはほかにも謎を秘めているようだ。
擬態リーチ(Leech Mimicry)
感染対象を凶暴化、巨大化させる傾向の強いt-ウィルスだが、ヒルの感染体であるリーチは背部に眼のような受光器官をもっているほか、群体で行動する習性を持つなど独自の進化を遂げている。
群体時には人型に擬態し、動きやすい姿を取っているが、レベッカが黄道特急車内で出会う老人のように、静止状態であれば表皮を変質させることでかなり精密な擬態も可能なようだ。
擬態リーチはおびただしい数のリーチが群体行動をとった姿であり、あたかも知能を持った一つの生命体のような振る舞いを見せる非常に厄介な敵だが、群体という性質上、高熱や酸など個体同志の結合を解くような攻撃には脆い。
ジャイアントスパイダー(Giant Spider)
自然界のクモがt-ウィルスに二次感染した変異体。2mを超える巨躯を誇る。
t-ウィルス感染による巨大化の傾向が顕著に現れた例であるが、昆虫やクモなど節足動物ほどその傾向が強いようだ。
巨大化によって毒性も強まっており、ミドルレンジでの毒液攻撃が脅威だ。
プレイグクローラー(Plague Crawler)
プレイグクローラーは生物兵器研究の初期に開発された昆虫型のB.O.W.だ。多種の虫の遺伝子をベースにウィルスと遺伝子操作が施されたキメラ生物である。
2mを超える巨躯と腕部の鎌による殺傷力の高さからと攻撃力の面では不足なかったが、昆虫類をベースとしていることから知能の発達が見られず、命令遂行能力に乏しいことから開発は中断され、その後の生物兵器開発は人間を含む脊椎動物ベースへと移行してゆく。
プレイグクローラーは放置という形で廃棄された個体が繁殖したようで、幹部養成所の随所に出現する。
スティンガー(Stinger)
自然界のサソリがt-ウイルスに感染したクリーチャー。何者かの実験によって生み出されたものと思われる。
t-ウイルスの影響下で頻繁に脱皮を繰り返し、通常の成体の数十倍にも及ぶサイズへと巨大化した。
撃ちこまれた銃弾のダメージを殆ど吸収してしまうほどの装甲性能を獲得している。
センチュリオン(Centurion)
昆虫やクモガタ類などの節足動物に対してはt-ウィルスが及ぼす巨大化作用が、より顕著に働くことは比較的早い段階から判明していたが、ムカデに対してはより劇的な効果をもたらした。
ムカデは熱帯産の大型種は30cmを超え、ネズミやトカゲなどを捕食する事が知られているが、センチュリオンは全長10mを超える巨大化を遂げている。もちろん原種の持つ獰猛さと肉食傾向はさらに強化されているため、人間に対しても捕食対象として猛威を振るう。
なお、ムカデが研究対象とされた記録は確認されておらず、センチュリオンの発生は研究の結果なのか二次感染なのかは不明である。