カプコンが11月28日に発売したニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンタークロス」のプレイインプレッションをお届け!狩りにだんだん慣れてきた筆者が、ランスとエリアルスタイルの組み合わせでマルチプレイに挑戦してみた。

目次
  1. 基本的なゲームシステムを紹介!どんな武器・防具を作りますか?
  2. 仲間と一緒にマルチプレイをしよう!

「モンスターハンタークロス」の体験版では、大剣とエリアルスタイルでプレイしていた筆者だが、本作が発売されてからさまざまな武器を使ってモンスターを狩ってみた。そのなかでも個人的に1番しっくり来たのが、ランス+エリアルスタイルの組み合わせ。ランスは盾を構えればほとんどのモンスターの攻撃をガードでき、しかもそのまま攻撃できる攻守のバランスが良い武器だ。

そんなこんなでハンターとして覚醒した筆者が、本作の基本的なゲームシステムとマルチプレイの要素を紹介しよう。

基本的なゲームシステムを紹介!どんな武器・防具を作りますか?

本作の基本的な流れは、困っている村人たちが出している依頼を受付嬢からクエストとして受注し、クエスト目標となっているモンスターを狩ったり、指定されたアイテムを採取したりして集めた素材を使って、装備の作成や強化をしていくというもの。

装備の強化は、村や街にある加工屋で行うことが可能だ。武器にはレベルが設定されており、指定された素材とお金を支払うことで上昇する。一定レベルになると、同じ系統の上位武器に強化できる。レベル1の状態からすぐに派生武器に進化はできないので時間は掛かってしまうが、掛かる費用は最小限に抑えられる。すぐに派生武器を入手したいなら、生産したほうがいいだろう。

防具は、生産または武具屋で購入すると入手できる。防具は派生がない代わりに、フィールドで採取したときなどに手に入る“鎧玉”で強化が可能だ。

クエストに行く前に必ずやることといえば、食事をすること。食事をするとハンターの体力とスタミナが上昇、さらに特殊なスキルが付与されることがある。ベルナ村では“ベルナ屋台のおかみ”、ユクモ村では“ユクモ屋台の料理番”などの近くの席に座れば料理を食べられる。

ベルナ屋台のおかみに話し掛けて、食材と食材を組み合わせて「料理開発」を行い、席についたあと料理を注文してソースを選んでいく。この料理とソースの組み合わせでスキルが変更されるので、行きたいクエストや武器に合わせて選ぼう。なお、食材は村クエストをこなしていくと徐々に増える。

クエストをクリアするなど、ベルナ村にある龍歴院に貢献すると、龍歴院ポイントがもらえる。この龍歴院ポイントは特定のアイテムを増やしたり、さまざまなアイテムと交換したりできる。またフィールドなどで入手できる「特産ゼンマイ」「竜琥珀のかけら」「深層シメジ」などのアイテムを納品すると、さらにポイントが加算される。

龍歴院ポイントは、オトモアイルーたちが過ごす「オトモ広場」の交易窓口か、自宅や準備エリアにいるルームサービスで使用できる。交換できるアイテムはモンスターを感知することができる「千里眼の薬」、落とし穴の材料である「ネット」など便利なアイテムばかりだ。また片手剣に使用できる「会心の刃薬」、猟虫の属性力を初期化する「マキモドシの蜜餌」などのアイテムも交換可能だ。

そのほかにもギルドカードを彩るための称号や背景、ペットの服などもあるので、交換してみよう。なお、交換できるアイテムはクエストを達成することで増加していく。

仲間と一緒にマルチプレイをしよう!

体験版のプレイレポートでは、シングルプレイでモンスターを討伐したので、今回はマルチプレイで狩猟に挑んでみた。マルチプレイをするためには、まずベルナ村の集会所にいき、ギルドマネージャーと会話をしてギルド登録を完了する必要がある。

その後、集会所に入り直して“通信プレイであそぶ”を選び、近くの友達と遊ぶ(ローカルプレイ)か、遠くの友達と遊ぶ(インターネットプレイ)のいずれかを選択すればマルチプレイが遊べる。このとき、自分がホストになる場合には“集会所を作る”を選び、ハンターランク、ターゲット、クエスト形式、入室人数などを決めよう。

メニューの「チャット」を選択し、定型文やキーボードの機能を使って、ほかのプレイヤーとチャットもできる。定型文は自由に変更できるので、自分が話しやすいように改変してみよう。

カエルのようなモンスター「テツカブラ」を狩ってみた

上記の基本的なマルチプレイモードの内容がわかったら、仲間を集めて狩りに出かけよう。今回筆者は、★1のテツカブラ討伐クエストに挑戦してみた。

他プレイヤーとの武器の相性はひとまず置いておいて、ランスとエリアルスタイルの組み合わせでプレイをすることに。まずは拠点から全員で一斉にクエストが開始。そもそもテツカブラがどんなモンスターなのかも知らない筆者は、ほかの人についていくかたちで探索してみた。

いざテツカブラのいるエリアにたどり着くと、そこにはカエルのようなモンスターが……。思わず「下顎の牙がながっ!」と叫びつつ、狩猟を開始した。モンスターの攻撃を咄嗟にガードしようとRボタンを入力したのだが、モンスターの行動パターンがわからないのもあってうまくいかない。どうやら盾を構えるまでに少しだけ間があるようだ。

ダメージを受けすぎてしまい、村クエストに出かけるついでに入手していたハチミツと回復薬の調合で作った回復薬グレートをがぶ飲みしてしまった……。後々、ランス使いのフレンドに聞いたのだが、盾を構えつつ力を溜めて攻撃をする“カウンター突き”を使えば多少楽になるそうだ。またモンスターの攻撃は見て避けるわけではなく、前動作を見てどんな攻撃が来るのかを予測するのも重要なのだとか。

攻撃するときにはほかのプレイヤーの邪魔にならないように、側面からジャンプ攻撃を加えていたのだが、仲間の大剣やハンマーなどに吹き飛ばされてしまうことが多かった……。しかし吹き飛ばされてもそのまま攻撃することができ、最終的にはモンスターの背中に乗ってダウンを奪った。

全員ボロボロになりながらも、1人も落ちることなくクリア! 回避を主体にした双剣や太刀などの武器よりも、ランスや片手剣などのガードが行える武器のほうが初心者には向いているかもしれない。その後、一緒にマルチプレイした人たちに「もう1回行きましょう」と言われ、結局3回ほど挑戦してその人たちとフレンド登録をし、筆者のはじめてのマルチプレイは終了した。

今なら初心者も多く、マルチプレイをするのにぴったりな環境となっている。ぜひニンテンドー3DSをインターネットにつなげてマルチプレイデビューをしてみてほしい。

次回の「モンスターハンタークロス」特集企画は、本作プロデューサーの小嶋慎太郎氏とディレクターの一瀬泰範氏へインタビューをお届け!ゲーム発売後だから言える貴重な話を聞くことができたので、その内容を紹介しよう。

※画面は開発中のものです。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー