2015年12月9日に、東京国際フォーラム・ホールAにて開催された、オーケストラコンサート「20th Anniversary テイルズ オブ オーケストラコンサート」。「テイルズ オブ」シリーズ初の試みでもある本コンサートの様子をお伝えしていく。

「テイルズ オブ」シリーズ生誕20周年を記念した本公演では、演奏を東京フィルハーモニー交響楽団が、指揮を栗田博文氏が担当。

シリーズ第1作目である「テイルズ オブ ファンタジア」から、今年1月22日に発売された最新作「テイルズ オブ ゼスティリア」までのマザーシップタイトルより、20周年記念コンサートに相応しく各タイトルから1曲以上の楽曲が演奏された。

ゲーム内のさまざまなシーンを盛り上げた楽曲だけでなく、一部のタイトルについては主題歌をフルオーケストラ用にアレンジ。さらにそのアレンジVer.と共に、各主題歌を歌い上げたアーティストたちも登壇し、迫力ある歌唱を繰り広げた。

会場では、ドレスコードに身を包んだジュード(トランペット)、ミラ(フルート)、スレイ(ヴァイオリン)、クレス(指揮)、ミント(ヴァイオリン)、ルーク(パーカッション)の等身大パネルが来場者を出迎えてくれた。

また、オリジナルTシャツやオリジナル缶バッジ、トートバックやパンフレットなど、さまざまなグッズも販売。楽器を手にしたクレスたちがデザインされた、本会場のオリジナルのデザインとなっていた。

オーケストラコンサートの口火を切るのはスレイの信念を体現するあの楽曲!

まず初めに演奏されたのは、シリーズ20周年記念作品でもある「テイルズ オブ ゼスティリア」より、作品を象徴するような楽曲「スレイのテーマ ~導師~」。

勇壮な音色で一気に会場を盛り上げると、そのまま演奏は次の「夢は終わらない ~零れ落ちる時の雫~」に移った。

「テイルズ オブ ファンタジア」のオープニングテーマということもあり、壇上の大型モニターにはファンタジアのオープニングムービーが…!この演出には、筆者を含めて多くのファンが感動を覚えたことだろう。

MCの後は、歴代タイトルにおいて、さまざまな強敵たちとの激戦を盛り上げた楽曲群が演奏される「テイルズ オブ ボスバトルメドレー」。互いの曲げられない決意がぶつかり合う、主人公・ルドガーと兄であるユリウスとの最終決戦で用いられた「互いの証のために」を筆頭に、リオンとの決別をどこか物悲しいメロディで表現した「Lion‐Irony of Fate-」のほか、「DECISIVE(テイルズ オブ ファンタジア)」「Scutum decisive battle(テイルズ オブ リバース)」「COUP DE DRBCE(テイルズ オブ デスティニー2)」を立て続けに演奏。

さらに、間髪入れずに「テイルズ オブ ファンタジア」フィールドメドレーが始まると、「RAISING A CURTAIN」「THE SECOND ACT」「FINAL ACT」といった、かつての冒険の日々が蘇るような楽曲群が奏でられた。

ここで壇上には、「テイルズ オブ ファンタジア」から「テイルズ オブ ゼスティリア」まで、歴代シリーズほぼすべての楽曲制作に携わっている桜庭統氏が登壇。「テイルズ オブ」シリーズ以外にもさまざまな作品に関わることが多い桜庭氏だが、同シリーズの楽曲について「自分の中で“核”になる作品」とコメント。

またファンタジアなどの過去作を振り返り、昔と今での環境の変化などを問われると、「昔は音を出すだけでも大変だったが、今は技術の進歩もあっていろいろな表現ができるようになった」と話し、さらに自身の楽曲がオーケストラで演奏されることに対しては、「こうした形で演奏されるとは、作った当時は思いもよらなかった」と驚きと感動を露わにしていた。

本人が登場したこともあり、桜庭氏作曲の楽曲として、「テイルズ オブ エターニア」の物語終盤、グランドフォールを止める際に流れるのが特に印象的な「ETERNAL MIND」と、ラ・シュガルのフィールド楽曲としても用いられている「テイルズ オブ エクシリア」の「旅に魅せられて」が2曲続けて演奏。

続けて、「テイルズ オブ シンフォニア」の主題歌「Starry Heavens」が演奏された。ロイド、コレット、ジーニアスら登場人物たちが活躍するオープニングムービーとの相性の良さは当然なのだが、オーケストラによる壮大な演奏がよりいっそう場面を盛り上げ、終わり際に流れたコレットの笑顔をさらに輝かせているように見えた。

「Starry Heavens」のあとは、「テイルズ オブ エクシリア」の主題歌「progress」。ピアノ独奏による、物悲しい楽曲の入りからすでに瞳に熱いものがこみ上げてきたのだが、徐々にほかの楽器群が演奏をはじめて迫力を増していく本楽曲の特徴的な盛り上がり方に、最後は涙を忘れるほど圧倒されてしまった。

2つの主題歌で最高潮に達した熱気をゆっくりと静めるように、続けて「テイルズ オブ イノセンス」の「悪夢の終わり、されど未だ夢の途中~その歩み止まることなく」が奏でられた。しっとりとしたハープの音色に心地良さを覚えながら、本公演は一旦休憩に入ることに。

サプライズゲストとしてBONNIE PINKさんが登場!

第2部の開幕を飾ったのは、「テイルズ オブ ヴェスペリア」の主題歌をフルオーケストラ用にアレンジした「鐘を鳴らして」。

ここではなんと、本楽曲を担当したアーティスト・BONNIE PINKさんがサプライズゲストとして登場。フルオーケストらによる壮大な演奏をバックに、「鐘を鳴らして」をフルで歌い上げてくれた。

続くMCパートにて、本楽曲に関する印象を訊かれたBONNIE PINKさんは「思い入れの深い曲です」とコメント。本楽曲は、日本語版と英語版が同時にリリースされているが、「英語の歌詞の作曲依頼はよくあるのですが、全くおなじ楽曲に日本語と英語の歌詞をつけたのは初めてだった」とかつてを振り返り、「じっくりとヴェスペリアの世界観などを読み込んで歌詞を作りました。なので、その分かけた時間は大きく、とても愛着があります」と語った。

嬉しいサプライズのあとは、「テイルズ オブ ハーツ」より「リチアの子守唄」と、「テイルズ オブ グレイセス」より「王都~威風堂々~」が演奏された。さらに、3人目のゲストとして、「テイルズ オブ レジェンディア」などの楽曲を手掛ける椎名豪氏が登場。ひょうきんな性格と軽快なトークで会場の笑いを誘った。

初めて作詞作曲を手掛けた、いわゆる処女作にあたる「蛍火(テイルズ オブ レジェンディア)」については、特に思い入れが深いと語った椎名氏。「オーケストラで演奏されることが本当に嬉しい。早く皆さんに届けたい」と笑顔で語ったほか、「テイルズ オブ ゼスティリア」のストーリーにおいて、重要な役割を果たした「試練神殿」の楽曲についてもコメント。「演奏家さんにとっても試練だと思います。また、ユーザーさんはこの曲を聴くまで、非常に苦労されたと思います」と、客席のユーザーを大いに盛り上げた。

トーク後は、椎名氏の楽曲が立て続けに演奏されることに。最初は、椎名氏が思い出深いと語った、須藤まゆみさん歌唱による「蛍火」。従来のシリーズとは一風変わった作品を多く手掛け、多大な評価を受けている椎名氏の楽曲の中でも本楽曲の人気は特に高く、演奏開始時にも小さな歓声が上がるほど。サビに入る際の盛り上がりは思わず鳥肌が立ってしまうほど力強く、かつしっとりとした曲調と詩的な歌詞が、会場を感動的な雰囲気に包んでいた。

その後は「テイルズ オブ ゼスティリア」の試練神殿メドレーとなり、「試されし焔の絆」「競うは地の誉れ」「水の調べは霊霧の導き」「風と瞬天の戦い」が間断なく演奏されることに。ゲームでは、各地に点在する試練神殿をスレイたちが巡礼し、その最奥で待ち構える強敵との戦闘中にBGMとして流れる。火、地、水、風をイメージした楽曲に作成されており、本公演でもコーラス隊による歌唱を織り交ぜたりと、それぞれのイメージが忠実に再現されていた。

本パートの締めくくりとして、同作の名曲「Journey's End」も演奏。本楽曲は物語の終盤にて、キャラクターたちの会話中にバックで流れるのだが、MCパートにて椎名氏は「声に声を被せてしまっているので、もしかしたらダメなものになってしまうかもしれないと不安だった」とコメント。英語歌詞によるコーラスも入り、演奏後には会場から惜しみない拍手が沸き起こった。

怒涛の主題歌ラッシュ―名曲「夢であるように」がラストを飾る!

盛大な拍手は演奏後も鳴りやまず、再び指揮者の栗田氏が登壇するとそのままアンコールへ突入。

1曲目に流れたのは、「テイルズ オブ ジ アビス」の主題歌「カルマ」をアレンジした「mirrors ~ meaning of birth」。イントロが流れた瞬間に会場から大きなどよめきが上がったことからも、本タイトルの認知度の高さがうかがえるだろう。

2曲目は「テイルズ オブ ゼスティリア」の主題歌「White Light」。思わず手を振り上げたくなるようなロック調の本楽曲がオーケストラ用にアレンジされ、独特のかっこよさはそのままに、オーケストラの雄大な音色が心地の良い1曲に仕上がっていた。

そして、本公演の最後に演奏されたのが、「テイルズ オブ デスティニー」の主題歌「夢であるように」。未だに多くのユーザーを魅了する「テイルズ オブ デスティニー」だが、本楽曲の人気もシリーズ屈指のものといえるだろう。スクリーンに映されたスタンたち5人のソーディアンの姿も印象的で、演奏が終わると観客が立ち上がるスタンディングオベーションが巻き起こり、大きな拍手はひとしきり鳴り止まなかった。

セットリスト

1.スレイのテーマ ~導師~
2.夢は終わらない ~零れ落ちる時の雫~
3.テイルズ オブ ボスバトルメドレー
互いの証のために
Lion‐Irony of Fate-
DECISIVE
Scutum decisive battle
COUP DE DRBCE
4.「テイルズ オブ ファンタジア」フィールドメドレー
RAISING A CURTAIN
THE SECOND ACT
FINAL ACT」
5.ETERNAL MIND
6.旅に魅せられて
7.Starry Heavens
8.progress
9.悪夢の終わり、されど未だ夢の途中~その歩み止まることなく
10.満月と明星と~「鐘を鳴らして」より~鐘を鳴らして
11.リチアの子守唄
12.王都~威風堂々~
13.蛍火
14.「テイルズ オブ ゼスティリア」試練神殿メドレー
試されし焔の絆
競うは地の誉れ
水の調べは霊霧の導き
風と瞬天の戦い
15.Journey's End
16.mirrors ~ meaning of birth
17.White Light
18.夢であるように

(C) いのまたむつみ (C) 藤島康介 (C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

※画面は開発中のものです。

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