ネオロマンス20周年を締めくくる「ネオロマンス 20th アニバーサリー・フィナーレ」12月5日・昼の部をレポート

開演前には「遙かなる時空の中で6」のキャラクター衣装に身を包んだアンフィニが登場。帝都新聞の記者としてファンと交流しながら「アンジェリーク ルトゥール」のテーマソング「天使の翼～Carry on your dream～」を歌い、会場を盛り上げる。

オスカー、コハク、八木沢、レイン、信行の5人による挨拶に続き、ステージ上には総勢16人の出演者が勢ぞろい。ライヴコーナーではダンサーを従えた速水さんが「光の翼」で迫力のパフォーマンスをみせ、檜山さんが「忘れえぬ面影」を披露。そして伊藤さんと内田さんの「Auftakt」にはスペシャルコラボとして森川さん、保志さんも加わった。

キャラソン＆ミニドラマで展開する「ミュージックショー」

今回のイベントでは、キャラクターソングを題材としたミニドラマを生演奏にのせてファンに届ける「ミュージックショー」を実施。ライヴに加え、ショーの合間には他の作品のキャラクターが感想を言い合ったりアドリブを交えて笑いを誘ったりと、総合イベントならではのユニークな展開も見ることができた。

「下天の華」のミニドラマ「希望の光輝（ひかり）」には、信長を亡き者にすべく準備を進める信行の姿が。書状を各地へ届けるため呼び出された百地は、信行の好物である「干し柿」に気付く。信長が用意し、桔梗姫が届けにきたという経緯を苛立ちながら語る信行の手に、季節外れに咲いていた曼珠沙華が携えられていた。かつて父から言われた言葉を思い出し、自身と曼珠沙華を重ねる信行の心には、信長を討つことだけではない、新たな気持ちが芽生え始めていた。

そんな様子を見守っていたのは、ランディ、ナーサティヤ、マティアスの3人。さらに百地が「金色のコルダ4」の最新情報コーナーへとファンを案内し、伊藤さん、内田さんが登場する。公開された最新PVでは月森 蓮、土浦梁太郎の出演が明らかとなり、伊藤さんは台本が配られた際に八木沢よりも先に名前が目に付いてとても驚いたそう。収録中は「○○って呼ぶのをやめてくれ」といったセリフが印象に残ったという。

内田さんは「金色のコルダ4」で蓬生がヴィオラに転向したため、大地とのライバル関係がますますヒートアップしている様子を話した。なお、オープニング曲はアニメ「金色のコルダ Blue Sky」でお馴染み、各学校の部長と響也による5人ユニット「Maestro♪Fields」が担当する。

さまざまな質問に○×で解答！バラエティコーナー

バラエティコーナー「○×で大分析！ 20th Question」には、速水さん、置鮎さん、阿部さん、高橋さん、檜山さん、柿原さんが登場。ここでは、まず「20年続けている習慣がある？」「20年前と今で食べ物の好みが変わった？」「自分のキャラ以外で演じてみたいキャラはいる？」「恋愛エンドでキャラに言わせてみたいセリフはある？」「弾いてみたい楽器はある？」といった質問に○×で答え、質問に絡んだトークを行っていく。

全員が○と答えた弾いてみたい楽器については、高橋さん、速水さん、置鮎さん、檜山さんがギター、バイオリン、ピアノ、ハーモニカ、打楽器などを挙げる。一方、阿部さんが昔ピアノをやっていたと話すと、いずれ披露できるようにピアノ伴奏の入る曲があればいいじゃないかと周囲は大盛り上がり。柿原さんは単純に楽器の見た目のイメージからサックスと答えつつ、飽きっぽい性格なのでもし触らなくなってもインテリアとして飾れるからという理由を話して会場を笑いに包んだ。

恋愛エンドでキャラに言わせてみたいセリフに×を挙げた理由に、阿部さんはコハクはともかくチナミはパンクしそうだとキャラを気遣い、檜山さんも百地が完成されたキャラなので、ついていくだけで大変だからと回答。演じてみたいキャラについては、檜山さんは歴史好きとして架空ではなく実在の人物、阿部さんはチナミの兄・マコトのような大人っぽくて格好良いキャラを演じてみたいと希望を伝え、速水さんはオスカーを挙げた。

「アンジェリーク ルトゥール」コーナーでは、各キャラクターの親密度が低い場合の対応を紹介。かなり厳しい言葉を投げかけられるが、もちろんゲーム中では甘いシチュエーションも堪能できる。ここでゲームの発売に先駆け、堀内さんがオスカーのとってきおきのセリフを囁いてくれた。続いて愛のメッセージ「Xmas present for you」では、オスカー、エルンスト、布都彦、ベルナール、マティアス、百地がクリスマスらしい雰囲気と生演奏に合わせ、贈り物と愛情たっぷりの告白をファンにプレゼントする。

「ネオ アンジェリーク」のミュージックショー「臆病なままのPierrot」では、マティアスに呼び出されたレインが登場。女王の卵が何かに思い悩んでいる様子だと心配するマティアスに「分からない」というレインだったが、内心では彼女をひどく気にかけていた。しかし素直になれず、大切だからこそ見守るしかない、彼女が幸せであればそれでいいんだと自分に言い聞かせるようなレイン。桜智も「遠くからそっと見守る術を教えようか」と、その行く末を見守っていた。

フィナーレの終演は、新たなアニバーサリーへのスタート

ライヴコーナーでは神奈さんがギター演奏と共に「どうしても忘れられない」を熱唱し、置鮎さんの「終焉の儚き願いとは」へ堀内さんと阿部さんも参加。最後は出演者全員で「君は独りじゃない～ALWAYS～」「遼遠の旅路を行け」「BLUE SKY BLUE」「軌跡～the brilliant days～」「光射す未来へ」をメドレーで歌い、さらにネオロマンス20周年記念曲「Eternal Kiss」でステージは締めくくられる。

ファンの拍手に応えたアンコールでは、今の季節にぴったりな「クリスマスの街角にて」を歌い、挨拶の最後には「ネオ アンジェリーク」新作ゲームが発表。新たなスタートとしてテープカットセレモニーも行われ、次のアニバーサリーイヤーに向けた第一歩となる本イベントは終了した。

会場写真