罪娘プロジェクト改め「放課後ガールズトライブ」がお披露目！大空直美さんらCVを担当する声優陣も登壇した制作発表会をレポート

プロジェクト発表と同時にキャラクターボイスオーディションの実施が発表されたものの、ゲームに関する情報はこれまで明かされてこなかった、エイチームの新作スマートフォンゲームプロジェクト「罪娘プロジェクト」。

制作発表会では、ゲーム概要やプロモーション映像が初公開されるとともに、キャラクターボイスの担当声優、そして本作の制作陣が明かされた。ここでは、発表された内容を順を追ってお届けしていこう。

罪娘プロジェクトの正式タイトルは覚醒少女バトルRPG「放課後ガールズトライブ」

冒頭で登壇した取締役 エンターテインメント事業本部長 中内之公氏が挨拶とともに、早速本プロジェクトの正式タイトルが「放課後ガールズトライブ」であることを発表。元々のプロジェクト名については、人間の罪をテーマのひとつとしていることから、”罪娘”としたという。

発表されるやいなや、初公開となるプロモーション映像が上映。キャラクタービジュアルやゲーム画面、そして参加する制作陣などが映し出された後は、続いて登壇したエンターテインメント事業本部 新規ゲーム開発第2グループ グループリーダーの大久保亮介氏より、本作のコンセプトが紹介された。

エイチームの手掛ける完全オリジナルの新作RPGとして制作されている本作は、同社のこれまでの開発のノウハウを投入し、制作陣には豪華な布陣を起用している。また、ユーザーの思いをゲーム制作に反映するため、生放送やリアルイベントのほか、ユーザー投票によるキャラクターボイスオーディションも実施していくという。

ここで同じく初お披露目となるオープニングアニメが公開となり、キャラクターがド派手なアクションを繰り広げる本作ならではの魅力を伝えた。

映像の上映後は、同グループで本作のプロデューサーを務める稲垣武俊氏が登壇し、ゲームシステム、世界観、キャラクター、リリースに向けた企画など、より詳細な情報が紹介された。

少し未来の東京を舞台に、新宿、渋谷などなじみの地名が登場するという本作では、プレイヤーは聖泉女学院の担任教師として、「覚醒者」と呼ばれる特別な能力を持った生徒たちを受け持ち、の世界で起きている厄災「黒い霧」に立ち向かい、次々と襲い掛かる悪魔との戦いに挑む。

登場するキャラクターについては、リリース時には20名を予定。作中では、1話毎に1人のキャラクターにスポットを当てた成長の物語をベースに、全編を通しては世界の謎に挑んでいく壮大なストーリーが描かれるという。そして、リリース後もストーリーやキャラクターの追加は行っていくとのこと。

ここからは本作に参加している制作陣を順番に紹介。まず本作のキャラクターデザインについては、ライトノベルのイラストやゲームのキャラクターデザインを多数手掛ける大塚真一郎氏が、メインキャラクターはもちろんのこと、サブキャラクター、ボスなど全てのキャラクターを担当する。

同じく、本日の発表会でお披露目となったオープニングアニメの制作は、「残響のテロル」「パンチライン」などのアニメーション制作を行ってきたMAPPA。そして監督は稲垣氏自身がファンだと話す、山本紗代氏が担当しており、開発側の意図を相談しながらも、山本氏のこだわりも押し出した、カッコいいオープニングに仕上がっていると自信を覗かせた。

そのオープニングアニメで流れるテーマソングは、ナノさんの書き下ろし楽曲「DARE DEVIL」。世界観やゲームのテーマを伝えた上で、ナノさん自身が詞を書いているという。現状では詳しくは離せないということだが、詩の内容はゲームをプレイした前と後では印象が変わるぐらい、深みのある内容になっているそうだ。

また、本作のシナリオ制作は、数々のゲーム作品で実績を持つシナリオ工房 月光と、ライトノベル作家として活動する三河ごーすと氏が参加。世界観や個々のキャラクター設定を含めて、ゲーム内でまだ明かされない深いところまで制作を進めているという。

そしてここで、本作のキャラクターと、ボイスを担当する声優が公開に。最初に公開されたキャラクターは7名で、それぞれ早見沙織さん、伊藤かな恵さん、水瀬いのりさん、洲崎綾さん、佐倉綾音さん、大空直美さん、内田真礼さんがボイスを担当する。残り13名のキャラクターのボイスについては、後述する企画などで決定するという。

気になる本作のゲームシステムについては、キャラクター性を活かした独特のシステムを複数用意しているそうだが、その中から今回は、「キャラ同士の絆で発動する絆ドライブ」「アニメのワンシーンを眺めているような探索」「進退の駆け引きがあるやりこみダンジョン」の3つが紹介された。基本的にはキャラクター同士の掛け合いをシステムに落とし込んだものになっているようだが、やりこみダンジョンについては、ローグライクRPGのようなモチーフで、本編とは異なるシナリオも用意されるとのこと。

また、プロモーション映像で一部確認できたように、戦闘演出についても派手なカメラワークや効果音をつけながら、キャラクターを引き立てるものになるようにしているという。

そして最後に、本作のリリース時期についても言及。2016年初夏と少々先のことにはなるが、制作はこれからも進めていくとのことなので、続報に期待しよう。

三河氏、大空さんをゲストに迎えてのトークも！

ここで制作陣からゲストとして、シナリオの三河ごーすと氏、そして大空美智留役の大空直美さんが登壇。進行を大空さんにバトンタッチし、大空さんからの質問に稲垣氏と三河氏が回答するという形式で、トークセッションが行われた。

20名の女の子の特徴や関係性について質問が及ぶ中で、三河氏はキャラクターがぞれぞれに二面性、多面性を持つように設定は意識していることを明かす。それと同時にキャラクターの魅力を伸ばすような“罪”にまつわる要素があるということだが、そのあたりの情報も気になるところだ。

ちなみに、大空さんが演じる大空美智留というキャラクターは、見た目から活発な女の子だが真のレディを目指し、腕立て、腹筋、スクワット、ランニングなどのトレーニングをしている武闘派の女の子だという。最初はそこまで盛りだくさんな設定ではなかったそうだが、ライターにお願いしてからドンドン個性が膨らんでいったのだとか。また、佐倉綾音さんが演じる比企島こもりと仲が良いということも紹介された。

残るキャラクター13名はユーザー参加企画で声優を決定！

発表会の最後に紹介されたのは、リリースに向けた施策について。まずは先ほども触れた、残る13名のキャラクターのボイスについてだ。

まず、下の画像で紹介している10名のキャラクターについては、同じく10名の声優の中から、ユーザーがキャスティングを決める「声優キャスティング投票」という企画が行われる。

それに伴い、すでにキャラクターボイスを担当することが決まっている、一木千洋さん、清都ありささん、金魚わかなさん、高橋花林さん、高橋美衣さん、辻美優さん、深川芹亜さん、山下まみさん、湯浅かえでさん、和多田美咲さんの10名が壇上に。それぞれ会場に招待されていた来場者に向けてメッセージを述べた。

なお、本企画は2016年1月下旬より開始予定で、こちらも投票方法などの詳細が待たれるところ。

そして残る3名のキャラクターについては、冒頭でも触れたキャラクターボイスオーディションの最終選考に残った6名から、ユーザー投票によって3名を選ぶことが明かされる。対象となるキャラクターは、下記の3名だ。

ここで、最終選考に残った5名が壇上に登場（南真由さんは欠席）。女子高生から専門学生まで、将来の人気声優になることを目指しているという5名は、会場に向けて自身のアピール、そして作品の情報を見た上での意気込みを初々しく話す。6名が参加して行われる最終選考は、ニコニコ生放送で放送されるとのことなので、興味のある人はぜひチェックしよう。

本作の事前登録が本日19時より公式サイトでスタートしたことが明かされた後は、稲垣氏から今後も続々と情報を公開していきたいととしつつ、本作の略称として“ガルトラ”をアピール。ゲームのコンセプトや概要は一部判明したものの、まだまだ謎の残る本作の今後に注目だ。