ドワンゴは1月20日、東京・六本木のニコファーレにて、「闘会議2016発表会 ~準備はいいか?開催10日前発表会 ゾーニングマップもあるよ~」を開催した。

目次
  1. 人気ゲーム「マインクラフト」で再現された会場マップを使い、各ブースをプレゼン
  2. 先行して体験可能なブースに挑戦!イベントをより楽しめるスマートフォン用アプリ「niconico event+」の紹介も

「闘会議2016」は、1月30日と31日にかけて、千葉・幕張メッセにて開催される予定のイベント。人気実況者や名だたる有名プレイヤーが集結し、一般参加者も一緒になってさまざまなゲームを遊び盛り上がることのできる、ゲーム実況とゲーム大会の祭典だ。ここでは、開催を10日前に控え、各ブースの企画内容やタイムテーブルが明らかにされたほか、一部の企画を先行して体験することもできた発表会の模様をお届けしていく。

人気ゲーム「マインクラフト」で再現された会場マップを使い、各ブースをプレゼン

発表会はドワンゴの夏野剛氏、中野真氏、奥井晶久氏、闘会議GPでのMCを担当したコーリー氏らによる進行でイベントはスタート。主に会場に出展される企業のブースを紹介していく流れになるが、なんとここでニコニコ動画では人気のゲーム実況タイトルとしておなじみ「マインクラフト」を使って当日の会場を忠実に再現したゲーム画面が登場。ただ言葉と写真で説明するのではなく、実際にマインクラフトでの闘会議2016の中を歩き回るというユニークな手法で、細部にまで拘られたその作りには思わず感嘆の声が上がっていたほど。まるでゲームをプレイしているかのような流れでプレゼンが行われていくことになる。

オープニングではエレクトーンデモンストレーター・安達香織さんによる
「モンスターハンター」シリーズメインテーマ「英雄の証」の生演奏も披露されていた。

まずガンホー・オンライン・エンタテイメントや、バンダイナムコエンターテイメント、セガ、KONAMIといったメーカーのブースでは、それぞれの人気タイトルを用いた全国大会の決勝戦や、有名プレイヤーと一緒にゲームをプレイできる参加型企画、ステージイベントといったバリエーション豊かな企画が実施予定。

注目度の高い任天堂は、「Splatoon」と「マリオメーカー」の2つのブースを出展し、全国大会の決勝戦となる「Splatoon甲子園2016」、スーパーマリオメーカーのコース制作とクリアのそれぞれの部門での優勝者を決定する「スーパーマリオメーカー つくる王 あそぶ王決定戦」も開催される。

もっとも多くのイベントが行われることになる闘会議TVステージでは、コーエーテクモゲームス、レベルファイブ、カプコン、KADOKAWAら、多数のゲームメーカーが誇る人気タイトルに関連したステージが開催予定。闘会議らしくどのステージにも名だたる人気実況者たちが出演し、来場者参加型のユニークな企画も数多く用意されているのが特徴。最新情報の発表にも注目だ。

アナログゲームエリアでは、モノポリーや人狼、カタンといった、来場者が自由に遊ぶことのできる人気アナログゲームが多数用意されているほか、今回から新たにステージも常設。任天堂公認の花札大会や、ゲーム実況者によるアナログゲーム実況、さらにはプロの棋士を招いて腕に自信のある来場者が多面指しで対決するといったユニークな企画が多数予定されている。

物販・フードコートエリアでは、各メーカーからのグッズに加えて、Tシャツやトランプなどの闘会議オリジナルのグッズも販売。今回からは6時から早朝販売も行われるそうで、寒い時間などに暖かいドリンクなどで身体を温めて欲しいとのこと。1度は食べてみたい「薬草」「毒の沼地カレー」「魔女風オーク煮込み」「ポーション」といったRPGを連想させるオリジナルメニューにも注目だ。

今回から新たに設置されたゲーム音楽ステージに関しては、追加出演者や演目が明らかに。30日に行われる「BEMANIスペシャルライブ」では、cosMo@暴走P氏、松下氏、PHQUASE氏、MAD CHILD氏、ASUMI UEDA氏ら豪華アーティスト陣が出演する。加えて31日には、まらしぃ氏によるゲーム音楽ピアノソロ演奏の演目も新たに行われることが決定した。

来場者自身が手軽にゲーム実況を体験できるゲーム実況ストリートのエリアでは、新たに「体感!アクティブゲーム」「大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU」「ホラーゲームブース」「Call of Duty Black Ops III フリーラン」「ワイワイパーティゲーム」「巨大ジグソーパズル」「10本連続!脱出ゲーム」「面白フリーゲーム集結!自作ゲーム」などの新ブースが一斉に発表され、コアユーザー向けからライトなものまで幅広いラインナップがずらりと揃い踏み。ステージでは有名実況者が多数参加する当日参加型の大会やステージも予定されている。

「F1 2015」のタイムアタックでは、F1仕様の筐体が用意。コーリー氏も挑戦し、その独特の操作性に驚いていた。

ここで触れることのできたブースは、今回公開された情報の内のほんの一部で、この他にも数多くのメーカーやステージが用意されている。その数は非常に膨大で、全てを体験するのはまず不可能なので、公式サイトにてより詳細なブース内容や各イベントの開催時間などをまとめたタイムテーブルも公開されているので、自分の興味があるブースのスケジュールを事前に確認しておこう。

先行して体験可能なブースに挑戦!イベントをより楽しめるスマートフォン用アプリ「niconico event+」の紹介も

その他にも、会場では主に4つの企画が当日に先駆けて体験することができた。

まずレトロゲームエリアから登場するのは、「スーパーマリオブラザーズ」をプレイできるという巨大なファミコンコントローラー。これまではボタン部分のみだったが、ついにコントローラーの全体が完成し、闘会議本番に先駆けて一足先に体験できるという状態に。

コントローラーは1人で操作するにはやや大きすぎるため、夏野氏も、1-1ステージを見事クリアした来場者と、十字キーとジャンプで操作を分担して1-2に挑戦。夏野氏がジャンプしやすいように、1度立ち止まってタイミングを計るなどなかなかのチームワークを見せ会場を沸かせるも、クリボー2匹が連続して登場する難所で惜しくも失敗してしまう。

プレイを終えた夏野氏は「老化が出た」とクリアできなかったことに心底悔しそうにしつつ、「身体の使い方が普通のプレイと全然違う。不安定な足場でやったら健康的になれそう」と、全身を使ってボタンを操作する必要があるコントローラーならではの新しい企画を提案し、会場の好評を得るという一幕も見られた。

任天堂エリアからは、「スーパーマリオメーカー」の「あそぶ王」が登場。コースをクリアする腕前を競うタイムアタックで、どのプレイヤーが1番早くゴールできるかという非常に分かりやすいもの。1度失敗してしまっても、時間内であれば何度でもやり直せるので、初心者でも安心して挑戦できる。会場ではプレイヤーの動きや結果に合わせて、そのプレイを見守るギャラリーから歓声や悲鳴が何度も上がるという盛り上がりを見せていた。

今回はあらかじめ用意されていたコースを攻略するだけだったが、当日はスーパーマリオメーカーのもう1つの部門である「つくる王」で作成されたコースをプレイするため、全員が初見という平等な条件で挑むことになる。純粋な腕前が求められてくるため、アクションゲームが得意な我こそはという来場者は是非挑戦してみて欲しい。

リアルゲームエリアの目玉といえるのは、国内・海外ともに絶大な人気を誇るサンドボックス型ゲーム「マインクラフト大運動会」。今回の発表会ではその中の1つである「ゾンビゴルフ」が出展されていた。スイッチを押すとわき出てくるゾンビを穴の中へと誘導し、再びスイッチを押すことでゾンビを閉じ込めることができるという仕組みで、当日は4対4のチーム戦によって対決が行われる予定。

さっそくコーリー氏も挑戦しようとしたのだが、肝心の自分が足を踏み外して落下してしまうという失態で、結果的に会場の爆笑を誘うことに。ゾンビを穴に誘導しつつスイッチを押すのは、穴とスイッチの距離が少し離れているため1人では難度が高いため、本来は2人1組のペアになって動くなど作戦の工夫が必要になりそうだ。

一方のおもちゃエリアで体験可能なのは、本番に先駆けて用意されていた企画の中でも、一際異彩を放ち来場者の注目を集めていた「VRラジコン戦車バトル」。操縦者はヘッドマウントデスプレイを装着、ラジコンの車体に取り付けられたカメラを通して戦車を操縦、主砲の代わりの赤外線レーザーを用いて、戦車同士で対戦を行うというルール。ラジコンの戦車とヘッドマウントディスプレイを使った、リアルな戦車戦を疑似的に体験することができる。

今回は実際に企画を体験する特別ゲストとして、元傭兵のコメンテーターとしてテレンス・リー氏が登場。とはいえ実際の戦車にのった経験はなく、ほとんどラジコンの操縦も初体験というテレンス・リー氏だったが、ヘッドマウントデスプレイを装着するなり「これ面白ぇ!」と大興奮。

障害物であるテレビちゃんに引っかかるなど、慣れない戦車の視点での操作に大いに苦戦していたが、対戦を終えたあとには笑顔で「本気で家に欲しい。ラジコンって楽しいもんだね!」とコメントし、その楽しさに病み付きになってしまった様子。会場では自然と「テレンス・リー!」コールが何度も鳴り響くほどの盛り上がりとなっていたが、本番ではフィールドが本物の戦場を見立てたジオラマ風味のものとなり、チーム同士での戦いになることで、さらなる熱戦を期待できそうだ。

さらに発表会では、スマートフォン用アプリ「niconico event+」の紹介も行われた。

これは当日のイベントに現地で参加する来場者がよりイベントを楽しく、快適に体験すうことができるように作られたもの。会場にいる来場者のみコメントが表示される現地コメントや、近くのブースを情報を自動的に教えてくれるプッシュ通知、会場内の混雑度を表示してくれるという、ユニークながら便利そうな機能の数々を利用することができる。

ユーザー記者として会場内で中継を行っている実況者などが近くにいると知らせてくれる機能もあるので、普段から動画をチェックしているお気に入りの実況者を探してみるのも良いだろう。

さらに当日は、本アプリをつかった「ファンタジーライフ2」とコラボしたリアルRPG企画なども実施される予定。より「闘会議2016」が楽しくなること間違いなしなので、事前にダウンロードしておくようにしよう。

発表会の最後には、年に一度のニコニコ動画の祭典「ニコニコ超会議2016」の第一回発表会が2月17日に実施されることも明らかに。早速観覧者の募集も開始されているそうなので、来場予定の読者は是非応募してみて欲しい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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