Microsoftは、アメリカ・ロサンゼルスにて、「E3 2016」に先立って現地時間6月13日に「Xbox E3 2016 メディアブリーフィング」を実施した。

目次
  1. 新型モデル「Xbox One S」とハイエンド版となる「Project Scorpio」が発表
  2. 「Gears of War 4」や「デッドライジング4」など有力タイトルが続々発表
  3. Xbox LIVE関連のアップデートも発表

新型モデル「Xbox One S」とハイエンド版となる「Project Scorpio」が発表

ブリーフィングは、いきなりのビッグサプライズで幕を開ける。フィルスペンサー氏より、Xbox Oneの新モデル「Xbox One S」が発表されたのだ。

スペンサー氏は、本機を「Xboxファミリーで最も小型なデバイス」と発言しており、Xbox Oneより40パーセント小型化され、価格は299ドル。さらに、2TBのHDDを搭載、4KとHDRに対応することに加え、コントローラーと縦置きスタンドも付属している。

さらに、自分好みにコントローラのカラーをデザインできるサービスもスタートする模様。こちらは、カラーのほか、文字を刻印することも可能なようだ。

Xbox Oneのハイエンド版でも言うべき「Project Scorpio」(開発コードネーム)が発表。4K対応で、すべてのXboxハードと互換性を持っており、さらに、コントローラや周辺機器等も使用可能とのこと。CPUは6テラフロップスを搭載。気になる登場時期は、2017年ホリデーシーズンを予定している。

「Gears of War 4」や「デッドライジング4」など有力タイトルが続々発表

「Gears of War 4」

以前よりその存在が明らかになっていた「Gears of War 4」だが、ブリーフィングでは、新たなプラットフォームとしてWindows 10にも対応すると発表。こちらは、マルチバイ、クロスプレイ、クロスセーブ(実績も)にも対応しており、海外での発売日は、Xbox One版と同じ、2016年10月11日を予定している。

さらに、「Xbox Elite Wireless Controller」の限定版である「Gears of War 4 Limited Edition」も発表。こちらは、コントローラに「Gears of War 4」のデザインを施したものとなっている。また、プレゼンでは、「Gears of War 4」のキャンペーンモードのデモも披露され、ラストには、シリーズの主人公であるマーカス・フェニックスと思われる男性が登場して、大歓声に包まれたままプレゼンは終了となった。

「Killer Instinct」

「Killer Instinct」では、「Gears of War」のラーム将軍が電撃参戦することが発表される。

「Forza Horizon 3」

ここで新たなサプライズとして、Xbox One/Windows 10向けレーシングゲーム「Forza Horizon 3」が発表される。海外での発売日は、9月28日。

今度の「Forza Horizon」は、オーストラリアが舞台となっており、マルチプレイでオーストラリアならではの起伏の激しい地形を自由に走り回ることが可能となっている。また本作では、シリーズ初の4人同時協力プレイを実装。公開されたデモでは、4人で一緒に走るシーンや、途中からシームレスで合流する場面なども確認できた。

「ReCore」

稲船敬二氏が手掛けることで話題になっている「ReCore」の最新ゲームプレイトレーラーが公開。主人公が、砂漠や遺跡で、ワイヤーを使って敵と応戦している様子などが確認できたほか、味方のロボットがサポートのような形で敵を攻撃するシーンなどが見られた。

「ファイナルファンタジーXV」

「ファイナルファンタジーXV」の紹介コーナーでは、ディレクターの田端氏が登場し、タイタンと戦うプレイデモを披露。シームレスで動きまくるのノクティスや仲間たちのアクションはもちろん、超巨大なタイタンがヌルヌルと動く様子はかなりの迫力だった。また、リアルタイムからムービーへと移行するシーンもスムーズで、全体的なクオリティの高さを見せつけるプレゼンとなっていた。

「Minecraft」

「Minecraft」のiOS、Android、Windows10、Gear VR版が、クロスプレイに対応することも明らかに。また、テクスチャーマップが配信されることも発表される。

ID@Xbox

ID@Xboxの関連のプレゼンでは、独特な世界観が魅力のアクションゲーム「LIMBO」のクリエイターが放つ新作タイトル「INSIDE」が、6月29日に配信されることも決定。これを記念して、「LIMBO」が本日より無料配信されることも発表された。なお、「INSIDE」のムービーは、オフィスのような場所で主人公と思われるキャラクターが佇むシーンから始まる、何とも言えない奇妙さが魅力の独創性の高いものだった。

さらに、新作タイトル「We Happy Few」の魅力が詰まったムービーも公開される。夢と現実が入り混じったような不可解な内容で、どちらかというと、ホラー色の強いものだった。こちらは、海外で、Xbox One Preview版が7月26日より提供される。

「Gwent: The Witcher Card Game」

「ウィッチャー3 ワイルドハント」の世界観をモチーフにしたカードゲーム「Gwent: The Witcher Card Game」も発表。こちらは、海外で9月にクローズドβテストがスタートとなる。

「Halo Wars 2」

このほか、「Halo Wars 2」の発売日が2017年2月21日に決定したこと、マルチプレイβテストが6月13日から20日まで実施されることも明らかになった。

「鉄拳7」

「鉄拳7」のXbox One版も発表。豪鬼と平八が戦う新たなムービーも公開に。ムービーからリアルタイムシーンに切り替わるシームレスな演出が見事で、会場は歓声の嵐となっていた。さらに、鉄拳シリーズのプロデューサー原田氏も登場し、Xbox Goldメンバーシップ向けに「鉄拳タッグトーナメント2」の無料提供が行われることも明かされた。

「デッドライジング4」

人気ゾンビアクションの最新作「デッドライジング4」も電撃発表された。ムービーを見る限り、ゾンビをクリスマスツリーにしてしまうなど、無茶苦茶でちょっとお馬鹿な世界観は健在なようだ。こちらは2016年のホリデーシーズンを予定しているとのこと。

「Scalebound」

神谷英樹氏が手掛ける新作アクション「Scalebound」のプレゼンでは、同氏が、COOPを用いたマルチプレイを披露。ドラゴンに飛び乗って大型モンスターと戦ったり、変身してボスのコアをメッタ斬りにするシーンなど、見どころの多いムービーとなっていた。

「Sea of Thieves」

Rareが手掛ける最新作は一人称視点のアクションゲーム「Sea of Thieves」。海賊たちの冒険を舞台にした世界観が特徴的で、アクションを駆使してギミックを解いていくほか、のんびりと島での生活を楽しむスローライフ的な要素も見受けられた。また、マルチプレイにも特化しており、ムービーでは、ボイスチャットを使ってフレンド同士でワイワイと談笑しながらプレイしている様子も確認できた。

「State of Decay 2」

新作ゾンビアクション「State of Decay 2」(Xbox One、Windows10)も発表された。ムービーでは、ゾンビの集団を相手に、プレイヤーたちがあの手この手でサバイバルしている様子が見られる。また人間ドラマにも重点を置いた内容になっているような雰囲気もあり、アクションだけに特化したものではなく、シナリオにも非常に力が入れられていると感じた。海外での初時期は2017年を予定。

Xbox LIVE関連のアップデートも発表

Xbox LIVEについての発表だ。まずは、お気に入りの音楽をプレイしながら聴けるバックグラウンド・ミュージックや、どこにいても自分の言語を使える言語機能、さらに、AI機能「Cortana」の搭載なども行われるようだ。さらにこちらは、Windows 10、Xbox One、iOS、Androidといった複数のプラットフォームでも使用可能とのこと。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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