5pb.は本日7月3日、ベルサール秋葉原にて開催した「5pb.祭り2016」において、PS4/PS Vita用ソフト「ANONYMOUS;CODE(アノニマス・コード)」のステージを実施した。
CHIYOMARU STUDIO最新作として、今冬にPS4/PS Vita用ソフトとして今冬に発売されることが発表された「ANONYMOUS;CODE(以下、アノニマス・コード)」。今回行われたステージでは、千葉翔也さん(高岡歩論(ポロン)役)、夏川椎菜さん(愛咲もも(モモ)役)、松原達也氏(プロデューサー)が登壇。吉田尚記氏(ニッポン放送アナウンサー)が進行役を務め、さらに企画・原作の志倉千代丸氏がツイキャスで参加するという異例の形式で、ゲームに関する新たな情報が紹介された。
まず、本作の立ち位置についてだが、これまで5pb.が展開してきた科学ADVシリーズとは違う、完全新規のシリーズとなっているという。志倉氏によると、「アノニマス・コード」はノベルを中心に展開している「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」と同じ位置づけとなり、社内的には「サイエンスビジュアルノベル」と呼称しているとか。これには、科学ADVシリーズとしてナンバリングを続けてしまうと、新規のユーザーが入りづらくなるという意味合いもあるそうだ。
ちなみに、今作では「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」はポロンもプレイしたことのあるゲームというかたちで登場する。これには出演者2人も同作のファンだということもあり、話題に花を咲かせていた。
ここからは、これまでも紹介されてきた世界観・キーワードに関するトークが繰り広げられることに。2036年に起こる、軍事衛星の誤作動による大規模災害「サッド・モーニング」によって新宿が崩壊した世界で、2037年の中野が舞台となり繰り広げられる本作。中野を舞台とした理由については、秋葉原とは違った意味でバラエティに富んだ街であることや立地的な面もあるが、中野区として未来の都市計画が発表されていることにより、近未来の中野の姿をトレースするようなかたちで描けることが挙げられるという。
またほぼ全てのキャラクターがハッカーだという登場キャラクターより、ここでは登壇した2人が演じるポロンとモモについてより詳しく紹介していくことに。
千葉さんが演じる主人公のポロンはハッカーでありながらも、近未来バイク・グレイパーのチームに所属している、今でマイルドヤンキーな感じの少年。一方のモモについては、ポロンが狂言で駆け落ちをしようとした際に突如現れ、ポロンは状況がわからないまま一緒に逃げることになるそう。最初からポロンにベタ惚れしているなど、まさに謎の少女の様相だが、一体どのようなキャラクターなのか本編も気になるところだ。
そのほか、これまで公開されているキャラクターもキャスト陣とともに紹介。クロス(CV:杉田智和)、バンビ(CV:山本彩乃)をはじめ、ジュノ(CV:???)、イロハ(CV:本多真梨子)、リコ(CV:八島さらら)、オズ(CV:藤原啓治)、ノンノ(CV:木野日菜)、リオン(CV:上田燿司)といった顔ぶれが並ぶ。
ここで、本作におけるキーワードとして冒頭から触れられている、“セーブ&ロード”機能に関するより詳細な説明がされることに。これについてはステージ終了後に紹介した志倉氏からのコメントでも触れられている通りなのだが、仕組みとしてはファンタジーではないと説明。
そのキーとしては、地球シミュレーター「GAIA」が電子化された地球を寸分たがわないほどに再現できるという点があるよう。そのシミュレーターの中に人類まで完全にシミュレートされているとした場合に、その中でも地球シミュレーターを作ろうとする人間ができ、今作においてはその概念を「世界層」と呼称しているそう。こうした一連のシステムが、今作では「ハッキングトリガー」というかたちで実装される。
ガウディコード、ファティマ第3の予言、アレシボ・メッセージ、ブラックナイト衛星といった有名なオカルト、そして今作の重要な要素となる網膜インタフェースなど、まだまだ話し足りない様子ではあったが、ここで時間切れとなりイベントは幕引き。今後の情報にも引き続き注目しよう。