アクティブゲーミングメディアが運営する、インディータイトルを中心としたPCプラットフォーム「PLAYISM」。東京ゲームショウ2016の会期中、同プラットフォームより提供される今後のラインナップを紹介する場が設けられた。

目次
  1. 「Starbound」
  2. 「Stardew Valley」
  3. 「WILL」
  4. 「Read Only Memories」
  5. 「LA-MULANA 2」
  6. 「プリンキピア:マスター・オブ・サイエンス」
  7. 「STARR MAZER DSP」
  8. 「マッドファーザー」
  9. 「ScreenCheat」

会場には国内外のインディーデベロッパーが集まり、現在開発中のタイトルを紹介。どれも個性を放つラインナップとなっているので、チェックしてもらいたい。

「Starbound」

本作はchucklefishが開発を行う、SF、宇宙をテーマにした2Dサンドボックスゲームだ。日本国内でも販売されている2Dサンドボックスゲーム「テラリア」の開発に携わったクリエイターが新たなチームを組んで開発した、「テラリア」の進化版ともいえるタイトルだ。巨大なサンドボックスかつSFのモチーフを用いており、無限にあるという星を周るなど、広大な世界を旅していくゲームとなっている。

英語版に関しては、アーリーアクセス版が終了し、いよいよ正式リリースを迎えた。日本語版のローカライズについてはPLAYISMが担当し、2017年のリリースを目指す。プラットフォームはPCをはじめ、コンシューマ機での展開も見据える。

「Stardew Valley」

また、同じくchucklefishがパブリッシャーとなって3月にリリースされた、生活シミュレーター型のRPGタイトル「Starady Valley」の日本語版も配信決定。「牧場物語」に影響を受けて制作された本作だが、こちらについては現在ローカライズ作業が進行中、2016年内にPC版をリリースし、2017年早めにはコンソールの展開も予定しているという。

「WILL」

東京ゲームショウ2016の出展タイトルであり、中国のデベロッパーが開発を行うテキストベースのアドベンチャゲーム「WILL」。神様の視点になって、物語のキャラクターの運命を変えるというゲームデザインとなっており、複数の人間同士の行動を入れ替えたりすることで、ハッピーエンドを目指していく。

すでに東京ゲームショウ2016では日本語版が出展されているが、今年の終わりから来年のはじめにかけて中国版がローンチされてから、日本語版のローカライズが進められるという。「428」「ダンガンロンパ」「逆転裁判」など、日本のアドベンチャーゲームから多くのインスピレーションを得ており、似たようなフィーリングを感じてもらえればと開発者からコメントが寄せられた。

「Read Only Memories」

「Read Only Memories」は、Midbossが開発する、2064年のネオサンフランシスコを舞台とした、テキストベースのサイバーパンクアドベンチャー。ファミコン時代のテイストを表現しているのが特徴で、現在は日本語ローカライズが進行中、2017年前半でのPC、コンシューマでの展開を予定しているという。

友人を主人に持つ超有能AIのロボットが主人公を訪れて、主人がさらわれたと伝えられるところから始まるという本作。街の謎を解き明かしたり、選択肢などによって展開が変わっていき、それらがエンディングに影響していくという。

画面を見ればわかる通り、本作は「スナッチャー」に影響を受けているということだが、人間とアンドロイドの融合など、ゲームでは扱われないものをテーマにしているという。

「LA-MULANA 2」

「LA-MULANA 2」は、KickStarterでの資金調達でも話題を集めたNIGORO開発によるアクションアドベンチャーゲーム。長らく音沙汰のなかった本タイトルだが、2017年の春頃にリリース予定であることが発表された。PLAYISM、Steam版が先行してリリースされ、その後コンシューマ版のリリースも予定しているとのこと。

「プリンキピア:マスター・オブ・サイエンス」

「プリンキピア:マスター・オブ・サイエンス」は、17世紀のヨーロッパ科学界を題材に、実在の科学者から一人を選択し、研究活動を行うシミュレーションゲームとなっている。他の科学者より先に「最終テーマ」を解明し「近代科学の創始者」となることが最終目的だ。

本作については9月13日にアーリーアクセス版がリリースされたばかりだが、グラフィックのブラッシュアップなど、ゲーム性にはまだ納得がいっていないようでこれから対応していくそう。また、Steamについても今後対応していく予定だという。

「STARR MAZER DSP」

「STARR MAZER DSP」は、IMAGOS SOFTWORKSが開発を行う、横スクロールタイプのシューティングゲーム。同じく開発が進められている「STARR MAZER」のスピンオフタイトルにあたる。

同作を構成するアドベンチャーパートとシューティングゲームパートを構成する要素のうち、面白く仕上がっていたといシューティングゲームパートにフォーカスするかたちでリリースされることとなった。「STARR MAZER」から230年前を舞台とし、本編とのシナリオ上のつながりも用意されている模様。

PCエンジンで遊んだ楽しさを作中にふんだんに盛り込んでいるという本作。リリースは2017年の3月頃を見込んでいるとのこと。

「マッドファーザー」

日本のインディーゲーム開発者・せん氏によって作られたホラーアドベンチャーゲーム「マッドファーザー」。フリータイトルとして現在は配布されており、海外でもファンによる移植などが盛んなタイトルだが、PLAYISMとSteamでは有償版として、グラフィックやイベントに追加や改善が行われている。9月23日にローンチを迎え、価格は498円(税込)だ。

「ScreenCheat」

最後に紹介されたのは、すでにPC版がリリースされている、FPS視点での対戦ゲーム「ScreenCheat」。その最大の特徴は、自身の画面が見えないため、4画面で表示された対戦相手の画面を見ることでどこにいるのかを把握していくことにある。本作に関してはPS4版が9月29日にリリースされる。

※画面は開発中のものです。

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