2月11日より千葉・幕張メッセにて開催中の「闘会議2017」。ここでは、2月11日に闘会議TVブースにて行われた「レベルファイブTV in 闘会議2017~神~」の模様をお届けしていく。
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闘会議TVのレギュラー番組として定着しつつある「レベルファイブTV in 闘会議」。司会を務めるアメリカザリガニの柳原哲也さんと平井善之さん、人気ゲーム実況者のだいだらさん、コジマ店員さん、レベルファイブの名物広報・高島彩さん、週刊ファミ通編集部の藤川Q氏らが出演。
さらに今回の番組名にも使われている「神」として、数多くのヒット作を手がけてきた、レベルファイブの代表取締役社長・CEOの日野晃博氏、元週刊ファミ通編集長で、カドカワの取締役である浜村弘一氏という、日本のゲーム業界を代表する重鎮達もスペシャルゲストとして登壇。レベルファイブが手がける数々の新作にまつわる新発表や、ゲームプレイ映像が公開された。
「ファンタジーライフ オンライン」で、出演者の夢が叶えられる!?
最初に行われたのは、現在開発中のスマートフォンアプリ「ファンタジーライフ オンライン」のコーナー。日野氏は現在開発を進めているものとして、「ビレッジのオンライン化」「キャラクター・装備3Dモデルのクオリティ向上」「運営イベントの強化」の3項目を挙げ、まもなくサービスを開始できるような状況にあることを明言。
会場ではビフォーアフターという形で、クオリティ向上前と後の3Dモデルの比較が行われ、装備の質感や光沢など、遠目に見ても分かるほどの明確なグラフィックの進化を披露し。日野氏は「全キャラクターと装備をパワーアップしたので、大変なことになりました」と、その苦労を明かす一幕も。
その後には、出演者達が子供の頃に抱いていた現在の自分とは異なる夢の姿を、「ファンタジーライフ オンライン」の中で叶えるというコーナーも行われた。「アラブ石油王の第3夫人」(高島氏)、「料理人」(コジマ店員さん)、「公務員」(だいだらさん)、「先生」(浜村氏)など、各々が思い思いの夢を挙げていく中、日野氏が子供の頃の夢として明かしたのは意外にも「画家」。
現在は日本を代表するゲームクリエイターである日野氏だが、子供の頃は絵を描くのが得意だったという。その実力はコンクールにも何度も入賞していたほどで、高島氏によると、実際に会議の場などでも、言いたいことを明確に伝えるため、日野氏自らイラストを書いて説明をするという場面も少なくないのだとか。
そんな多種多様な夢を実現するにあたり、出演者達は「ファンタジーライフ オンライン」の世界に存在する12の職業の中から一つの職業を選択してプレイ。中でも、「王国兵士」となった浜村氏は、まだレベルが低い仲間たちを「先生」のように引率して遠足ならぬ冒険の旅に出ることになったのだが、そこで遭遇した強力なドラゴンによって自身を除く生徒たちが全滅してしまうというまさかのオチに。生徒たちに社会の厳しさを教えるとんでもない遠足となってしまい、客席からは爆笑も沸き起こっていた。
コジマ店員さんは、「料理人」になる夢を叶えるため、料理のミニゲームにプレイ。 またビレッジにある自身の家の中にはさまざまな家具を設置できるようになっており、 そちらもミニゲームをこなすことで作成が可能となっていた。 |
コーナーの最後には、日野氏の口から、気になる本作の配信予定日が「2017年4月頃」となることも発表。具体的な日程も明かされたことで、夢のファンタジー世界での生活が、いよいよ現実味を帯びてくることになりそうだ。
だいだらさん、コジマ店員さん、浜村氏らが「ウィスパーおはじきバトル」に挑戦!
続いて行われたのが、現在配信中の「妖怪ウォッチ」の大人気スマートフォンアプリ「妖怪ウォッチ ぷにぷに」のコーナー。前回の闘会議TVのアンケートで決定した「おはじきバトル」と「ウィスパーをSSランクに」という2つの項目に沿い、2月14日より開催される新イベント「ウィスパーおはじきバトル」が実装に先駆けて公開された。
こちらは通常のステージをクリアしていくことでウィスパーとのおはじきバトルが発生するという内容となっており、マップ上には「ウィスベェ」「ウィスパパ」といったさまざまな種類のウィスパーたちが気になるSSランクのウィスパーとして公開されたのが、人間の身体がくっついたような外見をした「8等身ウィスパー」。インパクトが非常に抜群の、ちょっとシュールな見た目となっているが、これには「頑張りすぎて方向性を間違えた」という理由があるのだとか。
さらに会場では、報酬となる「おまつりコイン・執事」の獲得を賭けて、だいだらさん、コジマ店員さん、浜村氏の3人が、スコアアタックに挑戦することになったのだが、なんとその条件は「白一色のウィスパーデッキを使い、3人のスコア合計が合計スコアが400万点以上」というかなり難易度の高い内容。
色の見分けが難しいウィスパー達をつなぎ合わせることに各々苦戦しながらも、だいだらさんが178万、コジマ店員さんが100万、浜村氏が140万というスコアを叩き出し、見事に目標を達成。獲得が決定した「おまつりコイン・執事」は、イベントの開始に合わせてプレイヤーに配信されるそうだ。
また今回はかなりギリギリの難易度設定となっていたため、密かに助っ人として待機していたという、本作のディレクターを務める村上春樹氏も登壇。挑戦は終わってしまったものの、せっかくの機会ということで、その腕前を披露してもらうことに。
当初村上氏は「開発者がプレイしたらこうなります!」と自信満々で、初のディレクターによるプレイ映像に会場からも大きな期待が寄せられていたものの、いざゲームがスタートすると、ウィスパー達を相手に予想外の大苦戦。制限時間が終了した後、Yマネーでのコンティニューを使用しても120万弱というスコアに終わり、どのみち大した助っ人にはならなかったという、まさかの結果に終わることとなった。
レベルファイブ最新作「オトメ勇者」「妖怪ウォッチ ゲラポリズム」の最新情報も!
ステージの最後には、レベルファイブ初の乙女ゲーム「オトメ勇者」と、「妖怪ウォッチ」のリズムゲーム「妖怪ウォッチ ゲラポリズム」にまつわる最新情報と、実機によるプレイ映像が公開されることとなった。
まず、レベルファイブの中でも乙女ゲームが大好きな女性スタッフが中心となって開発が進められているという「オトメ勇者」。本作では、人気イラストレーター・倉花千夏氏が描く、美麗な男性キャラクターが25人も登場し、プレイヤーであるオトメ勇者に選ばれた存在になるため、その実力を競いあう「レースバトル」が行われ、プレイヤーはその中からお気に入りのキャラクター達を応援することになる。
会場ではそのレースバトルの映像も初公開となり、大迫力の戦闘シーンや乙女ゲームではなかなか見られない、禍々しい外見のモンスターが多数登場するなど、本格的なRPGとしても作られていることも明らかに。もちろん乙女ゲームらしい恋愛要素にも力が入っており、Live2Dによって描かれる、滑らかなアニメーションで感情を表現するキャラクター達の姿も公開されていた。
また特に声優陣についてもかなり力を入れているようで、日野氏から「レベルファイブ作品過去最高です!」というコメントが飛び出していたほど、豪華な面々が出演するという。気になる配信予定時期は、2017年の春頃となる見込みとのこと。
一方、「妖怪ウォッチ」の人気楽曲が多数収録されたリズムアクションゲーム「妖怪ウォッチ ゲラポリズム」では、ゲームプレイ映像が初公開となり、コジマ店員さんが実機でのプレイに挑戦することに。
内容としては、音楽が流れるタイミングにあわせて画面をタッチするオードソックスなリズムゲームとなっており、「妖怪アーティスト」と呼ばれる、楽器をもって演奏するお馴染みの妖怪たちも登場。一定スコアに達すると、審査員として楽曲を聴いていた妖怪がファンとなり、その妖怪のメダルを獲得できる。メダルにはスキルが設定されており、これを集めていくことで妖怪たちが強化されていくという育成要素もあるという。
実はリズム感が0で、リズムゲームが大の苦手だというコジマ店員さんだったが、リズムに合わせて自然と身体が動いてしまう一幕もあり、プレイ終了後には「めっちゃ面白くて、ゲームの中に入り込んじゃいました!」と大絶賛。リズムゲームが苦手な人でも楽しめる作りになっているようだ。なおこちらの配信予定は「2017年中」と、具体的な時期への言及は避けられており、まだ配信まではしばらくの時間がかかるとのことだった。