ベセスダ・ソフトワークスは、現地時間6月11日21時より、アメリカ・ロサンゼルスにてイベント「ベセスダ E3 ショーケース 2017」を開催。ここでは、本カンファレンスの発表内容をまとめて紹介する。
現地時間6月13日からの「E3 2017」の開催に先駆けて、ベセスダ・ソフトワークスおよびゼニマックス・アジアが、同社の最新情報を発表するカンファレンスを実施。本イベントは、日本向けにニコニコ生放送にて日本語同時通訳付き生中継も行われた。ここでは、「サイコブレイク2」や「ウルフェンシュタイン2」など、本放送で飛び出した最新作の情報をまとめて紹介していこう。
生放送番組ページ
http://live.nicovideo.jp/watch/lv298975854
ベセスダ人気2大タイトルがVR化!さらに「サイコブレイク2」も発表!
まずは、同社のPRマーケティング部門のヴァイス・プレジデント Pete Hines氏が登壇。今回のイベントは「ベセスダランド」と銘打たれ、遊園地をモチーフにしたキービジュアルと共に、氏がユーザーをバーチャルな遊園地への世界へと誘ってくれるという趣で展開された。
注目の新作タイトルの発表では、なんと同社の人気FPSゲーム「DOOM」と、広大なオープンワールドを自由に冒険できる「フォールアウト4」のVR版の発表から幕を開けた。今回公開された映像では、おなじみの宇宙空間と荒廃した世界を舞台に、“物を掴む”“銃を撃つ”といった動作がすべて、自らの手の動きによって表現されていた。
また、現在「フォールアウト4」や「エルダースクロールオンライン」では、ユーザーなどが独自に作り上げたさまざまなオブジェクトや要素、ルールなどを追加する、いわゆる「mod」が広く普及している。このmodを販売する専用サイト「CREATION CLUB」が、今夏オープンすることも明らかになった。
国内では「シャドウバース」が大きな反響を呼び、直近では「ドラゴンクエストライバルズ」が発表され、さらなる盛り上がりをみせるデジタルTCG界隈だが、今回ベセスダより新たなタイトルの参戦が発表された。ベセスダが手掛ける人気タイトル「エルダースクロールズ」シリーズを題材にしたデジタルTCG「The Elder Scrolls: Legends – Heroes of Skyrim」が、iOS/Android向けに6月29日にリリースされることが発表。
さらに、「The Elder Scrolls:V Skyrim」のNintendo Switch版の発売も明らかとなった。
Nintendo Switch版「Skyrim」については、Switch独自の要素も多数追加されているようで、デモムービーではモーションセンサーを用いて“コントローラーをかざす”ことで盾を構えたり、“コントローラーを振るう”ことで剣による攻撃を行うなど、特に操作面に大きな変化が見られた。さらに、amiiboとの連動要素も盛り込まれており、ムービーではリンクのamiiboをかざすことで、「ゼルダの伝説」でおなじみの宝箱を開けた時の効果音や、マスターソードにハイラルの盾といった装備品が「Skyrim」に登場していた。
そのほか、超能力を駆使してさまざまな暗殺を行うステルスアクションゲーム「Dishonored: Death of the Outsider」(9月15日リリース予定)や、セバスチャンの悪夢がプレイヤーをさらなる恐怖に叩き落とす「The Evil Within(サイコブレイク2)」(10月13日発売予定)、第二次世界大戦時に“もしもドイツが負け、ナチスが世界を掌握していたら”という世界観を元に描かれる「Wolfenstein」の続編「Wolfenstein II: The New Colossus」(10月27日発売予定)が一挙に発表された。
タイトル発表以外では、βテストが行われたスボーツシューターゲーム「Quake Champions」のワールドチャンピオンシップの開催決定が明らかになった。本大会は、賞金100万ドルの賞金制となっており、E3の会場ではいち早く本作を遊ぶこともできるという。会場に足を運ぶ人は、ぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか。
VRタイトル2連続の発表から幕を開けた本カンファレンス。今回発表されたタイトルについては、そのほとんどが2017年内の発売が予定されている。特に、9月から10月にかけては怒涛の新作ラッシュとなるので、今後続々と公開されるであろう続報を元に、今からしっかりお財布と相談しておこう。