セガゲームスは、PC/PS4/PS Vita向けにサービス中のオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」のアークスバトルトーナメント2017開催を記念した、ゲームメディア対抗戦を実施した。
人気オンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」のPvPコンテンツである「バトルアリーナ」。2017年3月8日に実施された「熱狂せし武闘の宴」アップデートから実装された、「PSO2」初の対人戦コンテンツで、プレイヤーは2つのチームに分かれ、互いの総合ポイントを競い合って戦うという内容だ。
8月12日には、全国5都市で行われた予選を勝ち上がった上位2チームが集結する「アークスバトルトーナメント2017」の決勝大会が開催される予定となっており、今回はそのエキシビジョンマッチが、5つのゲームメディアによる対抗戦という形式で行われた。ここでは、その模様をお届けしていこう。
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今回のエキシビジョンマッチには、ファミ通、電撃PlayStation/電撃オンライン、ゴジライン、4Gamer、 そしてGamerの5つの媒体が集結し、我々Gamer編集部は、4Gamerとタッグを組んで参戦することに。 全4チームによる総当りでの対戦が行われた。 |
「アークスバトルトーナメント2017」のエキシビジョンマッチとして行われた本対抗戦は、そのレギュレーションも「アークスバトルトーナメント2017」の予選に準拠したもの。相手を倒したり、マップに出現するエンブレムを回収することで獲得できるエンブレムポイントの総数を競うというのは、通常のバトルアリーナで行われている「エンブレム争奪戦」のルールと同じだが、チームの人数が4対4と少人数なのに加え、エンブレムフィーバーも発生しないようになっている。
なお優勝したチームには、賞品として「PSO2アークスライブ!」8月放送回のネーミングライツ権が贈与される。メディアにとっては大きな意味のある賞品だけに、我々Gamar・4Gamerチームも気合十分の状態で戦いへと挑むこととなった。
総当り形式で行われた1戦目は、Gzブレイン(ファミ通)チームとの対戦。今回のレギュレーションでも、通常でのバトルアリーナの対戦と同様に対戦前の待ち時間にランダムに選ばれた3つのスキルの中から1種類を選択することになるが、今回選択肢となったのは「プロテクション」「PPアンリミテッド」「スタンショット」の3つだ。筆者は中央の制圧合戦の際などで力を発揮する、一定時間防御力がアップする「プロテクション」をチョイスした。
いざ試合がスタートして最初に引いた武器は、クセが少ない扱いやすい、プロテクションとの相性も抜群のバトルソード。バトルアリーナではマップの中央付近にポイントの高い虹色のエンブレムが多数出現するようになっており、中央付近を抑えたチームがリードを保つという展開が多い。その流れを作るべく、早々にプロテクションを展開しながら中央付近のエリアへと速攻を掛けることに。
すぐ同じように中央付近を制圧に来ていたGZブレインチームと交戦することになったが、こちらはプロテクションの効果で防御力が大幅に上昇していたこともあり、ライジングエッジによる攻撃で、連続で2、3人を撃破することに成功。さらにすぐに味方が合流してくれたことで中央付近を制圧し、一気にこちら側へと試合の流れを引き寄せていく。
最初の活躍でなかなかのエンブレムポイントが獲得できたため、ダウン時のリスクを減らすべく、その後はバトルライフルで左右の裏道を哨戒しながら、中央付近に陣取っている味方を援護するスタイルへと戦術を変更。途中、相手の放ったスタンショットで動きを止められ、やられてしまいそうになった場面に味方が駆けつけて助けてくれたりと、チームとしての連携もハマり、終始大きなリードを保ったまま快勝を収めることができた。
2戦目の相手となったのはゴジラインチーム。初戦に快勝したことで先ほどの展開に味を締めた筆者は、今回も再びプロテクションを選択することに。あとは近接武器を引くことがきれば……といった算段だったのだが、出てきたのは遠距離武器であるバトルロッド。ロッドの性能に慣れていない筆者では中央の奪い合いをうまく援護することができず、大きくリードを広げられてしまう。
またゴジラインチームは、チーム内での声掛けを徹底しており、こちらが起こそうとするアクションに対して互いに状況を知らせ合う連携が万全。バトルアリーナにおいて、リアルに対面しながらの対戦を経験するのは初めてだったのもあり、その迫力に思わず飲まれてしまうことに……。
とにかく逆転のきっかけを作るべく、中央で乱戦が起きているプロテクションを使い、ソードで切り込もうと試みるものの、リアルでの声がけを徹底するゴジラインチームは、プロテク使用中のソードが近づくや否や、蜘蛛の子を散らすように後退していく。一応は中央を取り戻すことには成功したものの、誰ひとり倒せないまま効果時間を終えてしまい、プロテクションの効果を生かしきることができない。
その後もこっそりと左右の脇道からの裏取りを試み、ある程度接近することには成功するも、直前にあえ無く発見されてしまい、相手チームからの総攻撃を受けることに……。大きくリードし自陣付近で守りを固め始めたゴジラインチームを崩すすべはなく、ほぼいいところがないままに対戦は終了。1戦目とは正反対の、完敗という結果に終わってしまった。
1勝1敗という成績で迎えた最後の第3戦は、電撃チームとの対戦。実はこの試合の開始前には、既にゴジラインチームが圧倒的な強さで3勝を飾っており、早々に優勝を決めていたのだが、やはりメディアとしての意地を見せるためにも1回でも多くの勝ちを決めておきたいところ。これまではプロテクション一択だったが、前回の反省から使用武器に左右されにくいスタンショットをチョイスし戦いに挑むことに。
最初に引いた武器はバトルブーツで、今回も開幕してすぐ中央へと移動を開始。出現するエンブレムこそ大方回収できたものの、今度はソードをもって突撃してきた敵のライジングエッジを受けて筆者を含めた前衛二人がまとめてやられてしまい、総崩れとなって中央を奪われるという不利な展開に。急いで味方と合流しようとするも、リスポーンまでの人数が減っている間に残っていたメンバーが各個撃破で倒されてしまうという、典型的な敗戦パターンへと陥ってしまう。
その後には味方と挟み撃ちにするような形で奇襲を狙うも、ラインジングエッジに巻き込まれてやられてしまったり、スタンショットで動きを止めたところに追撃を入れ損ねるなど、ほぼ良いところなしのまま対戦は終了。2戦目に引き続き、大差での完敗を喫してしまった。
全試合を終えた最終的なGamer・4Gamerチームの戦績は1勝2敗の第3位。プレイスキルの差に加え、今回初めてチームを組んだ面々だったこともあり、作戦や連携がほぼ取れておらず、練習不足を痛感させられる結果に終わってしまった。
不甲斐ない成績にはなったものの、対戦を通じて強く感じたのは、普段の対戦と比べると人数が減っている分、視界外の一撃で倒される理不尽な倒され方というのが少なく、個々のプレイスキルと立ち回りの重要性が大きく上がっていること。とくに人数が4人になった分、誰かが倒されて前線の人数が減っている間の不利を挽回することはかなり難しく、いかに人数を減らされないように立ち回るかが、普段以上に重要になってきそうだ。
そして来たる8月12日には、本番とも言える「アークスバトルトーナメント2017」がいよいよ開催される。自分が実際に対戦するだけでなく、全国各地から集まった凄腕のアークス達によるスーパープレイの数々は、観戦するだけでも楽しめること間違いなし。「PSO2」初の試みとなる、トッププレイヤー同士のハイレベルな戦いを、是非ともその目で見届けて欲しい。
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