ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは本日9月19日、品川インターシティにて、「2017 PlayStation Press Conference in Japan」を開催した。ここでは発表内容をまとめてお伝えしていく。

目次
  1. 各タイトルとコラボしたPS4本体が多数登場!新カラーのワイヤレスコントローラーも
  2. PS VRが新価格に!多数のVR対応タイトルも発表
  3. 「モンスターハンター:ワールド」が2018年1月26日に発売決定!

各タイトルとコラボしたPS4本体が多数登場!新カラーのワイヤレスコントローラーも

盛田厚氏
盛田厚氏

まずは、ソニーインタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(以下、SIEJA)プレジデントの盛田厚氏が挨拶を行い、PS4周辺機器に関する新情報を発表した。

PS4でのゲームプレイをさらに快適にしてくれるアイテムとして、ワイヤレスコントローラー5色が11月3日より新たに発売される。価格は、数量限定のクリスタル/レッド・クリスタル/ブルー・クリスタルが5,980円、スチール・ブラックが6,480円、ミッドナイト・ブルーが5,980円となっている(各税抜)。

また、10月19日に発売される「グランツーリスモ SPORT」と、11月3日に発売される「コール オブ デューティ ワールドウォーII」については、それぞれの特徴をあしらった特別なデザインのPS4本体とコントローラーが付属するリミテッドエディションが、数量限定で各発売日と同日に発売される。

タイトル発表の先陣を切ったのは「コール オブ デューティ ワールドウォーII」。今回、新たにストーリートレーラーの日本語版が公開され、日本語による吹き替えボイスによってキャンペーンモードに関わる一部の物語が収録されていた。

最新ハードによって高精細な映像で独自の世界観が描かれる「ニノ国II レヴァナントキングダム」。今回公開されたトレーラーでは、すべてのセリフが英語で収録されており、ワールドワイドでの展開が窺える内容となっていた。

新たな怪物や兵器、兵科などが追加され、さらにはシリーズ初となる宇宙人とも戦闘を繰り広げることになる「地球防衛軍5」。トレーラーの公開と共に、発売日が12月7日であることが明らかとなった。

中国大陸を自由に冒険するオープンワールドとして生まれ変わった「真・三國無双8」では、ソニーストア限定のリミテッドエディションが発売されることが発表された。また、あわせて公開された映像では、多彩なキャラクターの戦闘の様子を確認することができた。

全世界で高い人気を誇るサンドボックスゲームの火付け役である「Minecraft」。基本的にプレイヤーが自由にブロックを用いて多彩な建造物を作っていく本作だが、本作にストーリーを加え、RPG要素を追加した「Minecraft: Story Mode Season2」が10月に配信される。こちらは、9月28日より予約受付が開始される。

「ディシディア ファイナルファンタジー NT」の新映像も公開された。本映像では、シリーズ最新作である「ファイナルファンタジーXV」の主人公であるノクティスがプレイアブルキャラクターとして参戦している様子が収められていたほか、プレイヤーをサポートしてくれる存在であるはずの召喚獣とのバトルシーンも確認することができた。

重厚な世界観とストーリーで、多くの人に感動と興奮を与えた名作「ワンダと巨像」が最新ハードで蘇る。PS4版「ワンダと巨像」については、より美しく描かれた巨人や風景などを収録したトレーラーが公開された。

4K画質に対応したPS4版「ドラゴンズクラウン・プロ」が発表された。PS4版では、物語を彩る全楽曲が生オーケストラによって完全新録されているほか、英語版のボイスも完全新録されている。発売日は、2018年1月25日となっている。

ゲームからアニメ、漫画、音楽CDなど、今なお多彩なメディアミックス展開を続ける「アイドルマスター」シリーズ。その最新作となる「アイドルマスター ステラステージ」が発表された。本作は、“成功すれば伝説になる”と言われた幻のステージ「ステラステージ」の実現を目指して、おなじみ765プロのアイドルたちの活躍を描いていくようだ。発売日は12月21日。

生身の人間による白兵戦からモビルスーツによるMS戦まで、「機動戦士ガンダム」の戦争をリアルに体験できる基本プレイ無料タイトルとしてリリースされた「ガンダム バトルオペレーション」。その次回作となる「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」が発表された。こちらは2018年での展開が予定されているようだ。

そのほか、本日よりPS Storeにて「ファイナルファンタジーIX」の配信開始が告知されたほか、「レッド・デッド・リデンプション2」が2018年春に発売されることや、オトメイトが手掛ける人気作品「Code:Realize」や「Diabolik Lovers」シリーズを含む恋愛ADVタイトルが、多数PS4向けに発売されることが発表された。

ファイナルファンタジーIX
レッド・デッド・リデンプション2
オトメイト

PS VRが新価格に!多数のVR対応タイトルも発表

2016年の発売以降、個性的なタイトルが多数提供されてきたPlayStation VR(以下、PS VR)。今後もより多くのVR対応タイトルの発表を控えている中、PS VRの供給をより強化していくことが盛田氏より語られた。その一環として、10月14日よりPS VRとPlayStation Cameraの同梱版が44,980円(税抜)で発売されることが発表された。

PS VRを盛り上げる新タイトルとして、二丁拳銃でスタイリッシュかつ大胆に敵をなぎ倒していく爽快なアクションゲーム「ガングレイヴ」の参戦が発表された。拳銃はもちろん、多彩な重火器やド派手なアクションを自身の身体で体験することができるようだ。

街を作り、自由に線路を巡らせ、お気に入りの電車を走らせる鉄道模型の世界を再現した「A列車で行こう」。シリーズ初のPS4向けタイトルにして、PS VRにも対応した「A列車で行こう Exp.」が発表された。本作では、Z、N、HO、OゲージがVRモードで楽しめるようだ。

重厚な世界観と、時に無情さを感じさせるストーリーが人気を呼び、今なお根強い人気を誇る「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」が、PS VRで蘇る。本作「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS M∀RS」では、ジェフティやアヌビスに搭乗し、あのハイスピードバトルを体験できるようだ。

これらに加えて、映画化もされたスマートフォンアプリ「ねこあつめ」が「ねこあつめVR」としてリリースされる予定とのこと。詳細については続報に期待しよう。

PS VRでは、ゲームのみならず映像や音楽など、さまざま分野でVR体験の場を拡張していく。VRデジタルシアターによる新感覚の音楽視聴体験として、新たなコンテンツ「VR音楽祭」が発表された。「VR音楽祭」では、実際にオーケストラコンサート会場にいるような感覚でゲーム音楽の演奏を楽しむことができる。こちらは9月20日より、PlayStation Plus会員のみ、1ヶ月限定で先行体験することができる。

朝日新聞との協力による新コンテンツ「News VR」も発表。多彩なカテゴリーのニュースを、360°映像とパノラマで視聴することができるほか、取材現場の緊張感なども体験することができるようだ。さらに、ニコニコ動画がPS4向けに配信されることも発表。多彩な動画を、VRで視聴することができるようになる。

海外で注目を集めている「PlayLink」シリーズとして、スマートフォンやタブレットなどの機器をPS4に繋いでコントローラーとして活用する新しい遊びが実現する。2017年発売予定の「HIDDEN AGENDA-死刑執行まで48時間-」は、最大6人で遊ぶことができるサスペンスホラーゲームで、プレイヤー一人ひとりの選択肢や投票によってストーリーが変化していく。PS4の新たな試みである本作の今後に注目だ。

さらに、同社が小学館コロコロコミックなどと協力して、昨年から実施している低学年向けのキャラクター開発プロジェクト「キッズの星」。今回、本プロジェクトから誕生したキャラクター「ゴンじろー」が発表された。真っ黒い見た目に、むき出しのお尻がチャームポイント「ゴンじろー」が今後どのように活躍していくのか、ぜひ注目だ。

「モンスターハンター:ワールド」が2018年1月26日に発売決定!

人気漫画「北斗の拳」(原作・武論尊、漫画・原哲夫)が、「龍が如く」シリーズを手がける開発チーム「龍が如くスタジオ」の手によって初のアクションアドベンチャーゲームとして登場する「北斗が如く」。その発売日が、2018年2月22日に決定した。今回公開された映像では、「龍が如くスタジオならではの遊びを各所に垣間見ることができる。

未知の地球外生命体たちと当てのない戦いを繰り広げる「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」が発表。ナンバリングタイトルである「地球防衛軍」とは異なる、新たな“EDF”の動向に注目だ。

アトラスとヴァニラウェアがタッグを組み、謎に満ちた世界観から話題を呼んでいた「十三機兵防衛圏」。新たなトレーラーが公開される共に、2018年に発売予定であることが明らかとなった。

原作者・鎌池和馬氏によって魔術と科学と電脳世界がリンクした新たな物語が描かれる「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」の発売日が、2018年2月15日に決定した。あわせて公開されたPVには、“とある”キャラクターたちを模したバーチャロイドの姿も確認できる。

アンドロイドによって繁栄を極めた世界を舞台に、アンドロイドと人間との争いを描くディストピア作品「Detroit Become Human」の発売時期が、2018年上期であることが発表。また、これまで発表された3本のトレーラーを再編集し、本作の世界観と物語の背景を紹介する新作トレーラーも公開された。

橋本真司氏がプロデューサーを務め、新川洋司氏がキャラクターデザインを担当、さらにディレクターとして鍋島俊文氏が参加するサバイバルアクションゲーム「LEFT ALIVE」が2018年発売予定であることが明らかとなった。どのようなゲームになるのか気になるところだが、詳細については続報を待とう。

辻本良三氏
辻本良三氏

続いて、「モンスターハンター:ワールド」のプロデューサーを務める辻本良三氏が登壇。シリーズ最新作となる本作の発売日が2018年1月26日に決定した。

発売日の発表に合わせて、日本語によるボイスを含んだストーリートレーラーも公開。トレーラーには、これまでのどのシリーズにも登場したことがない新たなモンスターの姿が多数確認できたほか、本作のパッケージの表紙を飾る、メインモンスターである「ネルギガンテ」の存在も辻本氏の口から明らかにされた。

本作の販売形態について、ダウンロード限定のデジタルデラックス版が発表。こちらには見た目を着せ替えられる“重ね着装備”の防具「鎧武者シリーズ」や、フェイスペイントとヘアスタイルが各1種、ジェスチャー3種、スタンプ2種(各5個)、PlayStation Network用アバター(14種)が特典として付属する。

パッケージ限定のコレクションボックスには、アートワークとサウンドトラック、そしてネルギガンテのフィギュアが付属する。さらにパッケージ版は数量限定、ダウンロード版は予約特典として、防具「オリジンシリーズ」と「追い風の護石」が付属することが明らかになった。本作の予約は、9月20日正午以降より準備が整い次第開始されるようだ。

「モンスターハンター:ワールド」の発売日発表にあわせて、人気モンスター“リオレウス”がPS4本体とコントローラーにデザインされた「PlayStation4 Pro MONSTER HUNTER: WORLD LIOLAEUS EDITION」が、本作の発売に先駆けた12月7日より発売される。こちらには、ゲーム本編DL版のプロダクトコードが付属する。初代のメインモンスターであり、その後のシリーズにも続けて登場しているリオレウスをモチーフにした「LIOLAEUS EDITION」のデザインについては、辻本氏も非常にこだわったという。

多数のメーカーから、人気シリーズタイトルの最新作、また完全新作タイトル、そして新たなコンテンツが発表された本カンファレンス。今回発表されたタイトルの多くは、9月21日より開催される「東京ゲームショウ2017(以下、TGS 2017)」に出展される。また、TGS 2017にて試遊可能なタイトルの予約受付が、本カンファレンスの終了より開始されている。

最後に、盛田氏は「みんなのプレイステーション。一家に一台プレイステーション」を目標に、今後もより多くのコンテンツ、そして新しい世界を提供できるように邁進していくと語り、本カンファレンスを締めくくった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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