千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2017」。本日9月23日バンダイナムコエンターテインメントブースで、PS4/Xbox One用ソフト「ドラゴンボール ファイターズ」のスペシャルステージが実施された。
「ドラゴンボール ファイターズ 超ド級スーパーステージ」と題されたイベントには、本作のプロデューサー・広木朋子氏、キクチウソツカナイ。さん、声優の緑川光さん、コロコロチキチキペッパーズの西野さん、ナダルさんが登壇。ゲームの新情報や実機プレイの公開が行われた。
まずは広木氏よりゲームの概要が紹介される。「ドラゴンボール ファイターズ」は、ドラゴンボールの真のバトルをコンセプトに制作された最新タイトル。開発は様々な格闘ゲーム開発の実績があるアークシステムワークスが担当する。3人のキャラクターでチームを組み、キャラ交代やアシストなどのテクニックを駆使して戦う本格対戦格闘ゲームだ。
最大の特徴は“2.5D表現”と呼ばれる2Dと3Dのいいとこ取りをしたようなグラフィック。これによりアニメを自らの手で動かしているような感覚の元、ゲームを楽しむことができる。登場キャラクターは、様々な時系列から人気のキャラが登場。現段階で発表されているのは画像の11キャラだが、今後もドンドン新キャラクターを発表していくという。
また、格闘ゲームという部分以外にもオンラインロビーによるプレイヤー同士の交流や、ゲームオリジナルの物語を楽しめるストーリーモードもあるとのこと。格闘ゲームファンのみならずドラゴンボールファンであれば誰でも楽しめる作品になっている。
会場では9月20日に公開されたばかりの新映像も紹介。この映像に映っている新キャラクターの情報が明かされることになった。
映像に登場していた女性キャラクターは「人造人間21号」になるという。原作で登場するのは20号(ドクター・ゲロ)までとなっているため、彼女のパーソナルに注目したいところだ。
ここでステージでは、21号を演じる桑島法子さんがシークレットゲストとして登壇。21号というキャラクターについて質問されるも、物語のキーを握るキャラクターなので詳しいことは話せないようだった。ただ、ストーリーが凄いことになっているとのコメントもあったので続報に期待しよう。
ちなみに物語の中で16号を復活させたのは21号らしく、緑川さんは、「桑島さんのお陰でゲームに出演することができました」と感謝を述べる一幕もあった。また、本ステージのために原作者の鳥山明さんからのコメントも到着。原作者も舌を巻く凄いゲームであることが伝わってくる。
続いて、プレイアブルキャラクターの追加が発表される。上記の映像にも少し顔を覗かせていたヤムチャと天津飯が使用可能になるようだ。ヤムチャはおなじみ狼牙風風拳を軸に地上戦が強いキャラクター、天津飯はアシストのチャオズと一緒に戦うキャラクターになっている。
一通り本作の新情報が公開されたところで、実機による対戦プレイが公開されることに。会場で熱い火花を散らすのはコロコロチキチキペッパーズの西野さんと、ナダルさん。2人共、道着に身を包みやる気十分といった様子。
対戦が始まると、まず目を引くのはド派手な演出の数々。後のトークで分かったことだが、2人が本作を触るのは今日が初めてのこと。それにもかかわらずコンボ攻撃を決める場面なども確認することができた。初心者でも爽快なプレイを楽しめるよう格闘ゲームというジャンルではあるものの、敷居はかなり低く作られているようだった。
プレイを終えた2人も「昔見ていたアニメをそのまま動かしているようで、とにかく楽しい(西野さん)」、「今朝初めて触ったのに、これだけ自由に動かせるのは凄い(ナダルさん)」とコメントし満足げな様子。初心者でも楽しくプレイできることが伝わってきた。
だが、格闘ゲームファンとしてはやり込み要素も気になるところではないだろうか? そんな視聴者の期待に応えるかのように、続いて登壇したのは開発会社・アークシステムワークスのスタッフ。ゲームをやり込んでいる2人のガチプレイが見れることに。
上級者同士の対戦ということもあり見応えは抜群。2D格闘ゲームの華であるエリアルコンボや、低空ダッシュによるガード崩し、時間差で発生する気功弾を活用した起き攻めなどアークシステムワークスらしさが存分に垣間見える対戦となった。
また筆者が気になったのはクールなコンボの数々をこなしている2人がPS4純正のゲームパッドを使用していること。アーケードスティックなどを使わずとも複雑な操作ができるよう、調整されているのではないだろうか。
最後のコーナーでは、クローズドβテストをプレイしたユーザーからの質問に広木氏が回答していくことになった。
最初の質問は通常の悟空とSSGSS悟空でチームを組むことは可能か? という質問。こちらは、通常の悟空とSSGSS悟空はまったく違う性能のキャラクターになっているのでチームを組むことは可能とのこと。
2つめの質問は、アニメオリジナルBGMははいっているのか? という質問だ。だが、BGMに関しては現在調整中のよう。ただし多くの声が集まっているため検討したいとのことだった。
続いては劇場版や、アニメ「ドラゴンボール超」などの作品からキャラクターは登場するか? という質問。こちらは、ここで回答することはできないが、ファンの期待を裏切らないセレクトになっているとのこと。
最後の質問はマッチングに関するものだ。これは、クローズドβテストに存在したロビー内マッチングの他にも、ランクマッチや様々な形のマッチングを予定しているようだ。トレーニングモードも存在する。
ステージの最後には、気になる発売日に関わる情報も明かされた。直接言及されることは無かったが、10月21日発売のVジャンプにて発売日が公開されるとのこと。まだまだ気になることが満載の「ドラゴンボール ファイターズ」。格闘ゲームファンのみならず、ドラゴンボールファンも続報に注目しよう。