セガ・インタラクティブは、ゲーム大会実況システム「bi-e-Play」が、対戦・格闘アーケードゲームの全国大会「ARC REVOLUTION CUP 2017 in 闘神祭」決勝大会における「GUILTY GEAR Xrd REV 2」部門の決勝大会に採用されると発表した。
今回は「bi-e-Play」の機能のひとつである「Battle Timeline(バトルタイムライン)」が、「GUILTYGEAR Xrd REV 2」に向けにカスタマイズして運用される。
「Battle Timeline」は、格闘ゲーム大会の実況、解説を支援することに特化したものとなっており、短時間に目まぐるしく試合展開が変化する格闘ゲームをわかりやすく解説するために、ゲームの流れを左右するようなシーンを自動抽出して瞬時にリプレイを再生する。
また、ラウンドごとにタイムラインが表示され、「体力ゲージ」「テンションゲージ」「サイクバーストの使用ポイント」などが明示化され、これらを参考に解説者が試合を振り返ることができるようになっている。
セガ・インタラクティブでは、アミューズメント施設向けゲームの複数のゲームタイトルの全国大会において、2015年10月より「大会実況システム」を使用してゲーム大会の運営を行ってきた。ゲーム大会観戦において、ゲームの知識がないユーザーには観戦を楽しむための情報を提供し、知識のあるユーザーにはより詳細なデータを提供することで、より幅広い層のユーザーに観戦を楽しんでもらえることを目的に開発・運用している。スポーツ中継における、統計情報をリアルタイムにCGグラフィックス化する手法を応用し、ゲーム成績などの各種データをリアルタイムにグラフィック化する“ゲームのOnAirGraphics”を実現した。
「大会実況システム」を活用することにより、ゲームの展開と連動させた会場照明のショーアップや、プレイヤーのハンドスキルを映すカメラのリモート制御、多機能センサーカメラを使ってゲームの世界観に合わせたバーチャルセットでの演出など、観戦するユーザーに向けて、さまざまなゲームの大会に特化した魅せる画面作りの要素が加わっている。さらには観戦用の機能だけでなく、ユーザーのスマートフォンからの投票やアンケートに対応した、コミュニケーションコンテンツも提供される。
「bi-e-Play」の機能について
「bi-e-Play」に実装されている「大会実況システム」を活用すると、ゲームの展開に応じて会場照明がショーアップされたり、プレイヤーのハンドスキルを映すカメラがリモート制御(ピックアップしたい選手をタッチするとその手元がアップになるといった機能)されたり、位置センサーを取り付けたカメラに使ってゲームの世界観に合わせたバーチャルセットが演出されるなど、観戦するお客様に向けて、さまざまなゲーム大会に特化した魅せる画面作りの要素が加わります。
また、弊社では生体情報をゲームに応用する研究の一環として、プレイヤーの生体情報を「大会実況システム」に適用し、各種のセンサーで計測したプレイヤーの心拍数や発汗状態をグラフ化して表示することで、プレイヤーの心理状態を可視化し、観戦の盛り上げに活用しています。
これらの「大会実況システム」を使った大会は、トッププレイヤーの駆け引きや、ゲームの面白さを直観的に解りやすく見せることに成功し、観客を魅了してきました。弊社では、今後のゲーム大会やひいてはe-Sportsシーンの盛り上げと一助となれるよう、大会実況システム「bi-e-Play」の開発を継続して行ってまいります。
大会実況システム」運用実績
2015年10月「コード・オブ・ジョーカー」アルカナカップ決勝大会
2015年12月「戦国大戦」天覇への道 2015 決勝大会
2016年5月「コード・オブ・ジョーカー」アルカナカップ決勝大会
2016年7月「Star Horse3」全国大会蹄王戦
2016年7月「戦国大戦」一統への道 2016 決勝大会
2016年12月「WonderLand Wars」決勝大会
2016年12月「コード・オブ・ジョーカー」アルカナカップ決勝大会
2017年1月「WORLD CLUB Champion Football」全国大会