セガゲームスは、中国のインターネットサービス大手であるTencent Holdings(テンセント)と協業し、同社が中国を中心に展開するPC向けゲームプラットフォーム「Tencent WeGame」へゲームソフトを配信すると発表した。
「Tencent WeGame」は、テンセントが運営するPC向けデジタルゲームの配信サービス。「中国のユーザーに世界中の高品質なPCゲームを提供する」「世界中の開発者が中国のユーザーへ簡単にゲームを届けられる環境を提供する」「中国を世界トップレベルのPCゲーム市場に発展させる」という三つのミッションを掲げ、中国トップのPC向けゲームプラットフォームを目指して成長を続けている。現在、90タイトル以上のゲームを配信し、登録ユーザー数は2億人、DAU(Daily Active User)は3300万人を超えているという。
セガゲームスでは、自社のIPやコンテンツの海外展開を積極的に進めており、特に中国市場に向けては、2017年11月にPS4・Xbox One用ソフトを初めて発売するなど、展開を強化している。本協業はこうした取り組みの一環で、家庭用ゲームソフトやスマートデバイス向けに加え、PC向けダウンロードゲームについても中国市場へタイトルを配信することで、さらに多くの人に自社コンテンツに触れてもらる機会を創出すべく努めていくとのことだ。
第1弾の配信作品は、2008年にPS3用ソフトとしてセガ(現・セガゲームス)が発売し、全世界で累計出荷本数が100万本を超えるシミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア」が予定されている。