「E-mote」がver. 3.90にアップデート―HTML5向けWebGL SDK正式リリースでブラウザ上で動作可能に

枠なしテンプレートの実装

従来の「E-mote」で用いていた「パーツ枠」をなくし、より簡単にPSDからインポートが可能になりました。これにより、身体パーツを枠に合わせる調整をする必要がほぼなくなり、斜め向きの絵でも調整なしでも自然なアニメーションを実現できるようになりました。

新テンプレートでは、パーツ分けされたPSDファイルをインポートするだけで自然に動くので調整作業がとても楽になりました。

ループアニメーションパーツの新規実装

ループアニメーションパーツの追加実装により、セルアニメ、変形アニメを使ったループアニメーションの作成が可能になりました。これにより、羽ばたく翼や、滴り落ちる汗、燃える炎など様々なループする表現を実現していただけます。

ループアニメーションパーツサンプル

WebGL SDK正式リリース

HTML5向け、Unity WebGL向けにWebGL SDKを正式リリースし、SDKの新プラットフォームとして「ブラウザ」を追加しました。ブラウザ上でとても簡単にE-moteを表示してキャラクターを動かすことができます。

レイヤーの合成モードを新たに12モード追加

レイヤーの合成モードは新たに12モードを追加し、全18のブレンドモードが使用可能となりました（「えもふり」では非対応となります）。

ブレンドモードの一覧

• 減算
• 加算
• 比較（暗）
• 乗算
• 焼き込みカラー
• 焼き込みリニア
• 比較（明）
• スクリーン
• 覆い焼きカラー
• 覆い焼きリニア
• オーバーレイ
• ソフトライト
• ハードライト
• 差の絶対値
• 除外
• グレースケール
• モザイク
• ブラー

任意のテクスチャを自由に縮小

任意のテクスチャを自由に縮小することが可能になりました。この機能追加によって、使用メモリの大幅な削減を簡単に行っていただけるようになりました。

「えもふり」大幅刷新 動画出力フレーム制限撤廃、Unity＆WebGL SDK公開

ver. 3.90による機能追加の実装はもちろん、120枚までだった動画出力フレーム数の制限を撤廃、Unity SDK、WebGL SDKの公開など、「えもふり」の機能を大幅に刷新しました。

• 枠なし、ループアニメパーツなどの最新テンプレート対応
• 動画出力フレーム数の制限撤廃
• えもふり用Unity SDK 公開
• えもふり用WebGL SDK公開
• ティラノスクリプト向け書き出し機能追加

これにより、「E-mote」のフリー版である「えもふり」が、個人の動画制作や、ゲーム・アプリへの組み込み利用ができるようになりました。

ノアフェス.1に協賛

エムツーは、チーム制により短期間で集中的にノベル・アドベンチャーゲームを制作する大会「ノアフェス.1」に協賛致します。

ノアフェス.1概要

日程：2018年3月3、4日
場所：東京都渋谷区（株式会社オルトプラスオフィス）
主催：一般社団法人テキスト

「えもふり」がver3.9からティラノスクリプト向け出力に対応したことで、個人並びに同人の制作者様にノベル、アドベンチャーゲームへ活用していただけるようになりました。「ノアフェス」では、推奨ツールの1つとして「E-mote」を提供し、短時間での豊かな表現力で参加者の皆様をバックアップいたします。

今後もノベル、アドベンチャーゲーム業界を盛り立てられるよう、「E-mote」は活動を進めてまいります。