エビリーは、 YouTube分析ツール「kamui tracker」にてゲーム会社に向けた「商品動画」機能を新たにリリースした。
「商品動画」機能は、 YouTube上に投稿されているゲーム実況動画をゲームタイトル別に一覧化し、 分析可能にしたデータベースです。 ユーザーが自発的に投稿した動画と企業タイアップにより投稿された動画を区別しており、 企業は自社タイトルに関する動画がどれくらいアップロードされているか、 どんなユーザーが投稿しているかを知ることができます。
また、 各ゲームタイトルに関連する動画の投稿本数、 投稿時期、 投稿クリエイター数、 視聴回数等の統計情報を分析することができます。 これにより、 YouTuberを起用したPRを行っているゲーム会社は自社タイトルと相性の良いクリエイターを簡単に発掘することが可能になります。 また、 新規タイトルのリリースやゲーム内イベントの実施といった施策後に、 クリエイターによる自然投稿がどれだけ増加しているかを、 効果測定の指標にする等の活用が可能です。
背景
ゲームパブリッシャーのプロモーション施策としてSNSの活用は欠かせないものとなっており、 ゲーム内イベントの実施に合わせた広告やYouTuberタイアップなどのPRを行う企業が増えています。 ただ、 依然として2つの課題がありました。 まず、 1.自社タイトルと相性の良いクリエイターの発掘が困難であること。 次に2.PR施策に対するユーザーの反応を知る方法が限られていることです。 これらの課題を解消するため、 本サービスのリリースに至りました。
自社タイトルと相性の良いクリエイターの発掘が困難
YouTube上でゲームタイトルを検索した際に表示されるのはごく一部のクリエイターのみで、 これまでクリエイターの選定は、 マーケティング担当者のセンスなど属人的な部分に依存していました。 「商品動画」機能によって、 チャンネル規模が小さくてもプレーヤーとしてのスキルが高く、 熱狂的なファンを抱えているクリエイターの早期発掘が容易になります。
PR施策に対するユーザーの反応を知る方法が限られている
新規タイトルのリリース、 ゲーム内イベントの実施、 YouTuberタイアップといった施策実施後、 これまでもTwitterなどで拡散度合いを確認することはできました。
今回リリースの「商品動画」機能によって、 施策後にクリエイターによる自然投稿がどれだけ増加しているか、 YouTube上での拡散度合いを測る事ができます。 プロモーションの影響による動画投稿数及び視聴回数の増減を、 効果測定の指標にする等の活用が可能です。
機能詳細
本機能は、 YouTube Gaming上の動画を元に独自でデータベースを作成し、 様々な軸から検索や分析ができるようになっています。