レベルファイブが手掛ける「レイトン」シリーズ。本作3月29日に、シリーズ初の地上波放送が行われるTVアニメ「レイトンミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~」の舞台挨拶がフジテレビ本社・オフィスタワーで行われた。

レイトンシリーズは、レベルファイブから発売されているアドベンチャーゲームシリーズだ。

ゲーム以外にもさまざまなメディアミックス展開が行われており、4月8日あさ8時30分より放送される本作「レイトンミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~」は、シリーズ初の地上波放送TVアニメとなる。

本舞台挨拶には、主人公であるカトリーエイル・レイトン役の花澤香菜さん、オープニングテーマ「チェンジっ!」を歌う足立佳奈さん、そしてレベルファイブ代表取締役社長 日野晃博氏が登壇。放送開始が間近に迫ったTVアニメに対する意気込みなどを語ってくれた。

左から)日野晃博氏、花澤香菜さん、足立佳奈さん

さっそく、放送直前の今の心境を訊ねられると、花澤さんは「とにかく、早く皆さんに観ていただきたいとずっと思っていました」とコメント。本アニメの主題歌を担当する足立さんは、水野良樹氏が手掛けた楽曲を初めて聴いたとき「なんて楽しい曲なんだろう!」と、「チェンジっ!」を歌えることを喜んだそうだ。

日野氏は、本アニメの仕上がりについて「とにかく元気の出るアニメになった」とし、「特に花澤さんの演じるカトリーが可愛くて、自分も彼女からたくさんの元気をもらっています。すっかり魅了されてしまいました」と語った。

また本舞台挨拶には、本作にて声優に初挑戦した今井翼さんも出席する予定だったが、今朝方より報道されている通り、体調不良によって欠席となった。今井さんは以前から“声に特化した表現”にチャレンジしたいと話していたそうで、本作に出演できることをとても喜んでいた。

今井さんの演技については、いろいろな声優に初挑戦してきた人を見てきた日野さんから見ても「かなり技術が高かった」と太鼓判を押していた。また、収録現場の見学にきていた今井さんを見かけた花澤さんは、「すごく楽しそうに収録の様子を見学されていた」と、その時の様子を語ってくれた。

ここで、壇上に「レイトンミステリー探偵社」の関係者が集結しているということで、“ナゾ”を解いて欲しいという女の子が登壇。依頼内容は、「将来皆さんのようにテレビやアニメに出るような人になりたいのですが、両親はとても反対します。子供の夢なのに、どうして応援してくれないのでしょうか」という、なかなかシリアスなものだった。

また依頼者の女の子は芸能活動について「やはり大変なのでしょうか? また、今までどんなことが苦労しましたか?」と、花澤さんたちに訊ねていた。

この問いに花澤さんは、「一週間のうちに3つの異なる方言を喋るキャラクターを演じなければならない時があり、さすがに混乱してしまいました」と、声優ならでは経験を語ってくれた。

日野さんは「自分はクリエイターなので」と前置きした上で、「いろいろな苦労はありますが、それでもファンの方に『(ゲームが)面白かったです!』と直接言ってもらえた時などは、今までの苦労が吹き飛ぶくらい嬉しいですね」とクリエイターの目線で仕事の喜びを教えてくれた。

足立さんは「まだ辛かったことは無い」とした上で、「私も両親などから芸能界はやめておきなさい、ということを言われたことがあります」と、依頼者と同じ悩みを共有した。それでも、「私の歌で『毎日元気をもらっているよ』と言ってもらえると、本当に嬉しいです」と語った。

その後も何人かの依頼者が壇上を訊ねたところで、「レイトン」シリーズの顔ともいうべきあの人物、英国紳士 エルシャール・レイトンのキャラクターボイスを声優の山寺宏一さんが担当することが発表された。

キャラクターボイスが発表されたということは、TVアニメにてレイトンが登場することがあると日野氏も明言。元々、失踪したレイトンを探すために探偵社を設立したカトリーだが、はたして、レイトンとどのような再会をはたすのか。そして、何故レイトンはカトリーの前から姿を消したのだろうか。

ゲームでもさまざまなナゾをもってユーザーを驚かせてくれた「レイトン」シリーズのTVアニメ作品とあり、どのような展開が待っているのか、来週4月8日からの放送が今から楽しみになる舞台挨拶だった。

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