ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2018年5月25日に発売を予定しているPS4用ソフト「Detroit: Become Human」の特別スピンオフムービー「Tokyo:Become Human」を公開した。
スピンオフムービー「Tokyo:Become Human」が公開
本スピンオフムービーは、実際のゲームと同様に登場人物に共感し、展開を考えながら見ていただくストーリーです。また、昨年の東京ゲームショウ 2017でSNSを中心にさまざまな意見が飛び交い話題になったアンドロイドショーケースの再来のような、アンドロイドなのか人間なのか一見判断がつかないアンドロイドの姿を描いている点にもご注目ください。
舞台は、卒業式を終えた高校の図書館。3年間図書委員を務めた男子学生が最後の仕事“図書館の閉鎖と司書アンドロイドのデータ削除”をしに図書館を訪れます。データを削除していると、感情を持たないはずのアンドロイドが突然、人間のように感情を表しはじめます。身体を震わせ涙を流し、「あなたとの思い出を消さないで」と懇願するアンドロイド。感情を持たないはずのアンドロイドが人のように感情を表した時、あなたはアンドロイドを人として扱いますか?それともモノとして扱いますか?結末を考えながらご覧ください。
ストーリーボード
鳴り響く警告音。涙を流し身体を震わせ、記憶を消さないでと懇願するアンドロイド。
あなたは、アンドロイドを救うのか救わないのかー高校の卒業式を終え、図書室に足を運んだ主人公 松島は司書のアンドロイドに3年間のお礼を伝え、図書委員としての最後の仕事”アンドロイドのデータを削除”を行います。データの削除を行っていると、感情を持たないはずのアンドロイドが突如として感情を持ったかのように震えだします。いつもとは違うアンドロイドの様子に気づいた松島が優しく声をかけると、「消さないで、私たちの思い出…」と涙を流し懇願。動揺した松島は削除中止を試みますが、一度削除を開始すると中止することができません。強制的に削除が再開されるまで30秒。その間にアンドロイドに納得させようとしますが、アンドロイドは「役割が変わるたびに何かを消され生かされ続けるだけ」と悲しく辛い胸の内を打ち明けます。
選択を迫られた松島が出した結論は、アンドロイドをモノとして扱いデータを削除すること。松島はデータが削除されていくアンドロイドの耳元で何かをつぶやくと、悲しい表情を浮かべるアンドロイドを残し図書館を後にします。時は進み数年後、松島は過去を思い出し考え事をしながら荒れ地を歩いています。そんな時、声をかけてきたのは記憶を消し去った司書のアンドロイドと同様の顔を持つアンドロイド。アンドロイドに、「君は幸せかい?」と問いかけ物語は終わります。松島があの時アンドロイドの耳元でつぶやいた言葉は何だったのか。幸せかどうか問われたアンドロイドは、何と答えるのか未来が気になる映像となっております。
東京ゲームショウ2017で話題になったDetroitブース
人(のような存在)がモノとして売買されるアンドロイドショーケースを展示。アンドロイドの様子を撮影した写真がSNSに投稿され、またたく間に拡散されました。
SNSを中心に話題となり、人なのかアンドロイドなのか激論が繰り広げられました。3日目の一般DAYでは、アンドロイドショーケースを一目見ようと人混みが通路にはみ出る事態が発生しました。