HTML5アプリプラットフォームのLiberappは、配信アプリに手軽に観戦機能を追加できる観戦APIを追加。デモアプリとして観戦機能を備えたリバーシゲームをリリースした。

HTML5ゲームにもeスポーツの熱狂を

Liberappは、スマホのブラウザーからインストール不要で、さまざまなSNSに自由に配信することができる「HTML5アプリ」の配信プラットフォーム提供を予定しています。HTML5アプリは、URLで簡単にアプリのデータを共有することができます。またURLを共有することで、インストール不要で、どこでも、誰とでも一緒に遊ぶことができます。

私たちは、TwitterやLINEなどを通じURLをシェアして、対戦したり共同で一緒に遊ぶ、新しい次世代の遊び方を「シェアプレイ」と提唱しています。Liberappは、HTML5アプリのプラットフォームを目指していますが、HTML5の魅力を最大限に引き出す「シェアプレイ」の可能性を最大限に模索するために、ファーストパーティーとしてさまざまなHTM5アプリの実証実験を行っています。

今回、シェアプレイの実験の一環として、ゲームユーザーの対戦をリアルタイムで配信できる、観戦APIをLiberappに実装しました。

これは、Liberappプラットフォームで配信するアプリに簡単に実装することができ、最小限の労力でeスポーツ競技ができるアプリとして配信することができます。また、この機能のデモとして、リバーシゲームを制作し観戦を行えるようにしています。

ユーザー先行登録
https://liberapp.typeform.com/to/SPXQOy

パブリッシャー先行登録
https://liberapp.typeform.com/to/SAuiJD

いまなぜHTML5なのか?

現在スマホのアプリは、スマホの基本ソフト(OS)を提供する会社が運営する「App Store」や「Google Play」といった公式アプリマーケットからしか、アプリを配信することができません。これらのアプリは「ネイティブアプリ」と呼ばれています。

ネイティブアプリは、スマホのCPUやメモリなどを最大限活用することができるため、スマホのスペックが低かったころは、ネイティブアプリではできないことが多く、HTML5アプリは普及しませんでした。しかし、この数年間でスペックは劇的に進化しました。iPhone3GSとiPhoneXを比較すると、単純計算で、CPUは24倍メモリは12倍になりました。またブラウザー上でアプリを快適に実行することができるPWAという技術の開発が進みました。

また、2000年代中期よりSNSは普及していましたが、ここ数年、消費者は複数のSNSの複数のアカウントを、利用シーンに応じて使い分けるほどに、SNSの普及が浸透しました。

しかしながら、ネイティブアプリの市場は拡大したものの、公式アプリマーケットは、スマホのOS提供会社が独占しているために、さまざまな厳しい制約がかせられています。特にアプリのプラットフォームに本来求められる流通機能は破たんしているためです。プラットフォームがあることでマーケティングが効率よくできるはずなのに、逆にプラットフォームがあることで、さまざまなマーケティングの問題がおきています。

私たちは、スマホやHTML5関連の技術の進化、SNS時代という環境の中、ネイティブアプリ市場の閉塞という業界課題に対して、HTML5アプリのプラットフォームにより、「アプリ産業」のさらなるイノベーションを目指しています。

米国・中国ではすでにHTML5の波が来ている!

米国では「Facebookインスタントゲーム」、中国では「WeChat ミニプログラム」などで、すでにHTML5の波は来ています。2016年時点で約200億円近い規模に成長しているといわれています。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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