タッチ操作の筆しらべはこんなにも面白い！「大神絶景版」Switch版ならではのポイントをピックアップ

0 2018年7月5日 10:24

担当：ささみ

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2018年8月9日に発売が予定されているNintendo Switch版「大神絶景版」。ここでは、Joy-Conでのジャイロ操作やタッチ操作など、Nintendo Switchならではの操作が加わった新たな「大神絶景版」の魅力をピックアップしていく。

指先で描く、記す、攻撃する――タッチ操作による“筆しらべ”
シチュエーションによって選べる操作方法

2017年12月に、PS4/Xbox One/PC版「大神絶景版」が発売されたことは記憶に新しいだろう。2006年4月にPS2で発売されて以来、その独特の世界観とビジュアルから現在でも根強い人気を誇る名作が、現代機向けに色鮮やかに蘇ったのだ。そして今年2018年8月には、新たにNintendo Switch向けに本作が発売される。

“ただSwitch向けに移植されただけでしょう？”と思うかもしれない。確かに、すでにPS4/Xbox One/PC版「大神絶景版」を遊んでしまった人は、すでにストーリーを知ってしまっているため、楽しみが薄れてしまうと感じるかもしれない。

しかし、ハードが変われば遊び方も変化する。遊び方が変われば、新しい楽しみ方が生まれる。Joy-Conとタッチパネルという、Switchならではの要素に最適化された「大神絶景版」は、また新しい面白さを生み出してくれたのだ。

今回は、そんなSwitch版ならではの「大神絶景版」の面白さをピックアップして紹介していこう。

なお、Gamerでは本作の概要などに触れたPS4/Xbox One版のプレイレポートも掲載されているので、ぜひチェックしてみてほしい。

指先で描く、記す、攻撃する――タッチ操作による“筆しらべ”

“筆しらべ”とは、本作の主人公である大神・アマテラスが持つ特別な力のこと。世界を絵のように切り取り、筆を走らせることでさまざまな奇跡を起こすことができる神の力で、描く線の形によって発現する能力が異なってくる。

物語の中では、アマテラスは“筆神”と呼ばれる筆しらべを司る分神たちと出会うことで、筆しらべを覚えていくことになる。



あらゆるものを断ち切ったり、水を操ったり、風を起こすなど、森羅万象を操ることができる“筆しらべ”。枯れた池に水を送り、上部にある弱々しい若木に水を与えることで、生命溢れる大樹へ蘇らせることも。

Switch版では、Rボタンを押してから方向キーで描く従来の操作方法とは別に、携帯モード時はタッチスクリーンに直接触れることで筆しらべを行うことができる。また、TV・テーブルモードの時は、本体からJoy-Conを外した状態でのジャイロ操作でも可能だ。

今回、実際にタッチ操作による筆しらべを体験したが、想像以上に快適で、特に戦闘中、“一閃”などのシンプルな筆しらべで攻撃する際は非常に便利。これがあるだけで細かな煩わしさが払拭され、戦闘が格段に快適に感じるはず。



月を生み出し、昼を夜にする筆しらべ“月光” 「これを描きたい！」と思った時に、直感的にスッと指をなぞるだけで筆しらべが行えるのがとても気持ちイイ！

ミニゲーム「釣り」のような遊びでは、Joy-Conのジャイロ操作がオススメ。Joy-Conを振ることで実際の釣りのような臨場感が味わえるだけでなく、腰を据えてリラックスしてプレイできるので、タッチ操作よりも遊びやすく感じた。

シチュエーションによって選べる操作方法

場所を問わず遊べる携帯モード、じっくり腰を据えて遊べるTV・テーブルモード。いずれのモードにも、本作はしっかり対応されている。筆者は取り回しが楽な携帯モードにべったりなクチなのだが、ふとした時に遊ぶモードを変えてみると、また新しい面白さに出会えるかもしれない。

日本神話や昔話などをモチーフにした、独特の世界観とストーリーが魅力の「大神」。本作に登場する登場人物たちもまた個性的で、時には彼らのお願いごとからミニゲームが発生することもある。今回はベンケイとの釣り勝負を紹介しよう。TVモードやテーブルモードに切り替えて、実際に川のほとりで腰を据えるようソファーにでも腰かけて、Joy-Conで“釣り糸”を操ってみるのもいいかもしれない。


倒した相手の太刀を奪い、千本を収集する悲願を立てたベンケイ。彼が水中で狙う“太刀”とは…？

本作では、Joy-Conによるジャイロ操作は、筆しらべだけでなく「釣り」にも対応している。左右どちらかのJoy-Conを釣り竿に見立てて、魚の動きに反するように左右に振るだけで釣りの駆け引きができるのだ。十分魚が弱ったら、釣り上げた瞬間にRボタンを押して、筆しらべ「一閃」をお見舞いしよう。タッチ操作ほど直接的ではないが、Joy-Conでのジャイロ操作も一味違う楽しさがあり、特に釣りはJoy-Conでやるのが楽しそうだ。

また、墨絵のような味のあるグラフィックも、本作の大切な魅力の一つだ。その美麗なグラフィックを全面に押し出したムービーシーンは圧巻の一言に尽きる。タッチスクリーンでも美麗さは十分に伝わるだろうが、個人的にはより大きな画面で見られるTVモードで、そのビジュアルに圧倒されてほしい。