千葉・幕張メッセにて9月20日より開催中の東京ゲームショウ2018。カプコンブースで9月22日に行われた、「ロックマン11 運命の歯車!!」のステージイベントをレポートする。
「ロックマン11 運命の歯車!!」は人気アクションゲーム「ロックマン」シリーズの最新作で、PS4/Xbox One/Switch/PCで10月4日発売予定。ステージには本作のプロデューサー・土屋和弘氏、コミュニティサイト「ロックマンユニティ」の管理人・ウッチー氏が登壇。
イベント冒頭では、ゲームショウで初公開となった最新映像が上映された。映像では8ステージの様子や各ボスとのバトルに加え、新システムのダブルギア、本編以外のさまざまなモードなども紹介されており、非常に期待感の高まる内容となっていた。
映像のあとは土屋氏による本作の概要紹介へ移り、そこでは「最後に誰が土下座をするのか注目してほしい」とのことだった。これまでのシリーズではDr。ワイリーが土下座をするのが恒例となっているので、ファンにとっては気になるポイントといえるだろう。また今回のボスは、シリーズの原点に立ち返って属性が誰にでもわかりやすいようにしたそう。
映像でも紹介されていた新システムのダブルギアはゲーム開始直後から使えることも明かされた。スピードギアは難しいポイントを攻略しやすくする初心者向け、パワーギアは早く攻略するのに重要な上級者向けとのこと。なおピンチのときのみ同時に発動するダブルギアは、まさに奥の手と呼べる強力なものになっているという。
続いて、トーチマン役を演じる小西克幸さんが、ロックマンを引き連れてステージに。トークの中でトーチマンについて聞かれると「熱血で真面目なアウトドアボーイ」と評していた。またオリジナルの拳法を繰り出してくることも明かされ、ステージ前にプレイした際にはその強さに舌を巻いていたそうだ。収録時には、小西さんの演技が完璧すぎてスタッフ全員が唸っていたことも明らかに。
さらに、小西さんがトーチマンだけでなく、ここまで配役が秘密にされていたラッシュを演じていることも発表。ラッシュの演技も絶賛されており、ほぼ加工されることなく使用されているそうだ。公式サイトでサンプルボイスが公開されているので、気になる人は是非聞いてみよう。
小西さんによる実機プレイでは、まずヒューズマンステージに挑戦。アクションゲームは苦手という小西さんだったが、パズルゲームのように複雑なビームのギミックを避けながら突破していき、中ボスも見事なプレイで撃破。ヒューズマンステージは途中までとなったが、今度は小西さん自身が演じたトーチマンとのバトルへ。1度目の挑戦ではトーチマンの体力ゲージをあとわずかまで追い詰めたものの惜敗。
しかしよほど悔しかったのか、問答無用背で即座に再挑戦を始める小西さん。「時間なんて知らない」と豪語するほど気合を入れていたためか、1回目よりも的確な動きを見せていく。そしてダブルギアを発動した状態でのファイナルチャージショットで、見事に勝利。この劇的なフィニッシュに、土屋氏とウッチー氏も驚きを隠せずにいた。プレイ後に小西さんは、「スピードギアを使えば初心者の方でも簡単に攻撃をかわせるので、誰でも楽しくプレイできると思います」と本作の間口の広さについて絶賛していた。
このあとは最新情報コーナーへ。限定版に同梱される特典や、「デビル メイ クライ 5」、「モンスターハンター フロンティアZ」とのコラボについて発表された。オリジナルサウンドトラック情報発表の際には、ロックマン役を演じる福原綾香さんからのビデオメッセージが上映され、福原さんの歌うイメージソング「RM11」が収録されることも発表に。この中で福原さんは、「熱い想いを込めて歌わせていただきました」と胸の内を語っていた。
ここでイベントは終了の時間に。最後に土屋氏から「「ロックマン」30周年の年に最新作をお届けできることを光栄です。納得いただける内容になっているので皆さんも期待して待っていただけたら嬉しいです」、ウッチー氏から「待ちに待った新作で、色々は人に感謝を伝えたいです。私自身も楽しみにしているひとりです」とそれぞれコメントをいただき、閉幕となった。