コーエーテクモゲームスは、9月15日・16日にパシフィコ横浜 国立大ホールにて「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ ~15th Anniversary~」を開催した。全4公演のうち、ここでは15日・昼の部の模様をお届けする。

目次
  1. キャスト
  2. 演奏者
  3. アシスタント
  4. シリーズの舞台・横浜に「コルダ」歴代キャストが勢揃い
  5. 小学生時代のユキ、千秋、土岐と「コルダ2」キャラとの出会いを再現
  6. 如月兄弟のドラマとデュエット曲に酔いしれるなか、モモも登場!?
  7. 会場で発表された新作「金色のコルダ オクターヴ」に歓声が
  8. キャラソンのライヴでクライマックス! 最後は「BLUE SKY BLUE」の大合唱
  9. 会場のようす

キャスト

谷山紀章さん(月森 蓮/東金千秋役)
伊藤健太郎さん(土浦梁太郎/八木沢雪広役)
福山 潤さん(志水桂一/如月響也役)
森田成一さん(火原和樹/火積司郎役)
岸尾だいすけさん(柚木梓馬役)※9月16日のみ
宮野真守さん(天宮 静役)※9月15日のみ
日野 聡さん(衛藤桐也/冥加玲士役)
前野智昭さん(不動翔麻/トーノ役)
石川英郎さん(金澤紘人/土岐蓬生役)
小西克幸さん(王崎信武/如月 律役)
内田夕夜さん(吉羅暁彦/榊 大地役)
佐藤 朱さん(冬海笙子/ニア役)※9月15日・夜の部、9月16日
増田ゆきさん(天羽菜美/七海宗介役)
大原さやかさん(都築茉莉役)※9月16日・夜の部のみ
水橋かおりさん(リリ/水嶋悠人役)※昼の部のみ
武内駿輔さん(須永 巧役)※9月15日のみ
野島裕史さん(小倉宗一郎役)※9月15日・夜の部のみ
保村 真さん(長嶺雅紀役)※9月15日・夜の部のみ
三浦祥朗さん(氷渡貴史役)※9月15日・昼の部のみ
千葉進歩さん(円城寺阿蘭役)※9月15日・昼の部のみ
峯 香織さん(円城寺冴香役)※9月15日・昼の部のみ
高木礼子さん(日野香穂子/小日向かなで役)

演奏者

加賀谷綾太郎さん(ヴァイオリン)※9月15日のみ
室屋光一郎さん(ヴァイオリン)※9月16日のみ
田中和音さん(ピアノ)

アシスタント

アンフィニ(ユーキさん、Kanさん)

シリーズの舞台・横浜に「コルダ」歴代キャストが勢揃い

本イベントは、2003年9月に第1作目が発売された「金色のコルダ」シリーズの15周年を記念するもの。1日目には「金色のコルダ3」と「金色のコルダ4」を、2日目には「金色のコルダ」「金色のコルダ2」「金色のコルダ プロジェクトff(フォルテッシモ)」を中心とした公演が、それぞれ昼と夜の2回行われた。同シリーズの舞台である横浜が会場とあって、雰囲気も満点だ。

ステージには、各タイトルのキャラクターを演じた声優陣が大集合。各公演ごとに異なるドラマと曲が披露されたほか、「名場面再現コーナー」や「思い出トークコーナー」など、15周年を振り返るバラエティ企画も用意された。

小学生時代のユキ、千秋、土岐と「コルダ2」キャラとの出会いを再現

では、早速、15日・昼の部を振り返っていこう。開幕を告げたのは、星奏学院オーケストラ部……福山さん、小西さん、内田さん、水橋さん、高木さんによる「STELLA SOL STELLA」。5人のはじけるような表現に、開演を待ちかねていたオーディエンスがレインボースティックの光で呼応し、ホールは祝祭ムードに包まれる。続いて、所属高校別のキャスト紹介。神南高校の入場では谷山さんと石川さんが肩を組み、作品中での東金と土岐を彷彿させるなど、キャストの心憎い演出がファンを喜ばせた。

出演者が揃ったところでタイトルコールが行われ、最初のバラエティ企画「あのシーンをもう一度! 名場面再現コーナー復刻版」がスタート。同コーナーの進行役・武内さんと三浦さんから、「コルダ」オンリーイベント「星奏学院祭4」で好評だった企画の復刻版であることと、事前に募集した「思い出の名シーン」から人気のあった場面を再現することが、須永と氷渡の寸劇を交えて説明された。

再現されたのは、「星奏学院祭5」で上演されたドラマの1シーンに、ゲーム「金色のコルダ3 AnotherSky feat. 函館天音学園」でのトーノのイベント、それにコミック「菩提樹寮のアリア」に収録された特別編でのひとコマだ。なかでも「菩提樹寮のアリア」特別編は、小学生時代の「コルダ3」キャラが、「コルダ2」キャラに出会うユニークな内容で、小学生の八木沢を水橋さん、東金を峯さん、土岐を増田さんが担当することに。さらに、高木さん、森田さん、宮野さん、伊藤さんが、1日目の公演には登場しないはずの香穂子、火原、加地、土浦を演じ、客席を沸かせた。

如月兄弟のドラマとデュエット曲に酔いしれるなか、モモも登場!?

お待ちかねのメインドラマ1本目は「兄弟の想い」。「コルダ4」での、星奏学院文化祭の前のお話だ。東金が週末合奏団の名前を売り込むため、音楽イベントのオーディションにメンバーの参加を申し込んできたと事後報告するところから物語がはじまった。トランペットには八木沢と火積、ヴァイオリンには如月兄弟をエントリーさせたが、合格するのはそれぞれひとりずつだという。目標である部長と競うことに前向きな火積に対し、律にはかなわないと尻込みする響也だったが……。劇中では、加賀谷さんがゲームでもおなじみ「チャルダッシュ」を演奏し、ドラマを彩った。

ドラマに続き、如月兄弟のデュエットによる新曲「BELOVED」を小西さん、福山さんが聴かせる流れで、物語の余韻に浸るオーディエンス。そこへ、愛犬モモと一緒という設定で、榊 大地役の内田さんが楽しげに登場。グリーンに光るレインボースティックがいっせいに振られるなか、「君のすべてを」を歌い上げた。

会場で発表された新作「金色のコルダ オクターヴ」に歓声が

ここで、9月20日に発売されるPS Vita用ソフト「金色のコルダ3 フルボイス Special」「金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園」の告知が。「コルダ」イベントへの出演ははじめてという峯さんと千葉さんが、「金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園」の早期予約特典である「金色のコルダ3 AnotherSky feat.サンセシル」「金色のコルダ3 AnotherSky feat.関芸大付属」をミニドラマ仕立てで紹介。客席からは、冴香のカッコいいお姉さまぶりにため息がこぼれる。

さらに、2019年2月14日発売予定のPS Vita/Nintendo Switch/PC用ソフト「金色のコルダ オクターヴ」を、初公開のPVにて発表。恋愛リズムアドベンチャーとして、30曲以上のキャラクターソングを遊べ、攻略対象は「コルダ2」「コルダ3」の総勢22名とのこと。いままでの「コルダ」とは違った新しい展開に、歓声と驚きの声とがホールに交錯した。

興奮冷めやらぬなか、全員が登壇し、「思い出トークコーナー」に突入。事前に募集したお題で15年間を振り返るこの企画では、キャストひとりひとりをイジる福山さんの話術が冴えまくる。「アニメ『金色のコルダ Blue♪Sky』収録の思い出」というお題では、出演していない前野さんや武内さんまでイジってしまう徹底ぶり。また、思い出に響也と冥加の出会いのシーンを挙げた日野さんとの絡みは、コントのようだった。

アンフィニのユーキさん、Kanさんもアシスタントに進行に大活躍だ。キャストのサイン入りグッズが当たる抽選会や、会場販売グッズの紹介コーナーなどを担当していた。

キャラソンのライヴでクライマックス! 最後は「BLUE SKY BLUE」の大合唱

いよいよイベントも後半へ。「再戦のとき」と題したメインドラマ2本目は、「コルダ3」の全国音楽コンクールが終わったあとのお話だ。正々堂々と戦って冥加を倒したいという、冴香の思いを知ったかなで。円城寺姉弟を横浜天音学園へ連れていくが、そこでは室内楽部の面々との“前哨戦”が待っていて……!? アドリブ満載の演技に笑いがたびたび起きたが、ラストは加賀谷さんと田中さんによる「ソルヴェイグの歌」の演奏でビシッと締めくくられた。

終盤には、キャラクターソングをたっぷり楽しめる「モノローグライヴ」が待っていた。トップバッターの増田さんは七海の新曲「1/2」を明るく、次に三浦さんが氷渡のキャラソン「KEEP or LOSE」を狂おしく歌唱。前野さんは、「思い出トークコーナー」で「この曲の歌詞でトーノというキャラクターをつかんだ」と語っていた「It's Magical」を披露した。「僕に恋を教えてくれる?」のモノローグで、たちまち天宮の世界を作り出した宮野さんがセクシーに歌ったのは「Laboratory Love」。そして、響也、律、八木沢、東金、冥加によるユニットMaestro Fieldsが歌う「WINGS TO FLY」での、福山さん、小西さん、伊藤さん、谷山さん、日野さんのパフォーマンスで、ライヴはクライマックスに達した。

キャストとファンが一緒に「コルダ」15周年を祝った、夢のようなフェスタもついにエンディングへ。キャスト一同が「15年間支えてくれてありがとうございました」とメッセージを贈り、会場全体がこれまでの歴史に思いをはせるなか、幕は静かに下りた。だが、拍手は鳴りやまず、出演者全員が再び登場。なんと、ここへ来て12月15日・16日に開催予定の「遙かなる時空の中で」オンリーイベントの告知がなされるというサプライズまであり、ネオロマンスファンは大興奮。最後に、キャストが「みんな一緒に歌いましょう」と呼びかけ、ゲーム「金色のコルダ3」イメージソング「BLUE SKY BLUE」を大合唱して、約2時間半に及んだメモリアルイベントは大団円を迎えたのだった。

会場のようす

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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