マーベラスが発表したアーケード向け新作リズムゲーム「WACCA」。ロケテストの開催に先駆けて、本作を一足先にプレイすることができたので、インプレッションをお届けする。

目次
  1. 「HARDCORE TANO*C」と音楽ゲームを共同開発!ナビゲーションキャラのCVは大西沙織さん
  2. 360度全方位に手を滑らせる新感覚の操作

「HARDCORE TANO*C」と音楽ゲームを共同開発!ナビゲーションキャラのCVは大西沙織さん

「WACCA」は、マーベラスと、日本を代表するハードコアテクノレーベル「HARDCORE TANO*C(ハードコアタノシー)」のタッグによって生まれた、新作リズムゲーム。HARDCORE TANO*Cは、同作への楽曲提供はもちろんのこと、企画立案などにも完全協力して開発が進められているという。

今回のロケテスト版では、REDALiCE、t+pazolite、DJ Genki、P*Light、Massive New Krew、USAOの6組の楽曲が採用されている。正式稼働時に向けて、続々と各メンバーの新曲が登場予定だ。

REDALiCE t+pazolite
DJ Genki P*Light
Massive New Krew USAO

さらに人気楽曲や、マーベラスならではの2.5次元舞台の楽曲も収録予定となっている。

本作のナビゲートキャラクターである「エリザベス」のキャラクターボイスは大西沙織さんが担当。イラストレーターは「LAM」が担当。ゲームのメニュー画面などでプレイヤーをサポートしてくれる。

360度全方位に手を滑らせる新感覚の操作

と、ここまでが実際のゲーム内に収録されている要素となるが、最大の魅力は業界初の360度タッチパネルを搭載した、“ワッカコンソール”による独特のリズムゲーム体験だ。ここでは、実際のプレイを通じてのインプレッションをお届けしよう。

まず操作の方法について簡単に触れていこう。今作ではノーツが重なる瞬間にタッチパネルに触れる“タッチ”を基本に、指定の範囲内でタッチパネルに触れ続ける“ホールド”、重なる瞬間からの左右へ手を滑らせるの“スライド”、同じく奥と手前へ手を滑らせる“スナップ”と、シンプルな操作感で多彩な操作が用意されている。

ワッカコンソールは、その楽曲の難易度に応じてタッチする場所が変化していく。簡単な楽曲であればほぼ下部分だけでプレイでき、難しい曲になればなるほど、曲を通じて触るエリアは増えていく。同時に、タッチする幅は曲中でも少しずつ変化していくので、プレイ画面がアクティブに移り変わる、独特のプレイフィールとなっている。

筆者はもともとボタン押しのゲームのほうが馴染みがあるからか、最初のプレイ時はやや力を入れ気味にプレイしてしまったが、実際のタッチパネルはかなり感度がよく、指が触れる程度でも反応してくれるため、軽く触れつつ指を滑らせるだけで気持ちよくプレイができる。今回は本作のプロデューサーである横山達也氏によるデモプレイも見せてもらえたのだが、左右の手を添えるように滑らせながらプレイしている様子が印象的だった。

登場するノーツも全体にホールドの操作が中心となっている印象だった。その他、タッチとホールドの中間のような、手をパネルから外さずに滑らせても大丈夫なノーツも用意されていて、結果的にバンバン叩くような操作よりも、手先を滑らせてタイミングを合わせるような感覚がプレイのベースになりそうだ。


ちなみに、タッチパネルには高輝度高精度なLEDを採用しており、プレイヤーアクションに応じて光り輝くようになっているため、視覚的にも没入感のあるプレイが楽しめる。

なお、ワッカコンソールの形状はホール状で、ほかのプレイヤーからは画面が見えづらいようになっているという。これにも、自身のプレイを見せるような感覚よりも、ゲーム中に没入させることを意識した狙いがあるようだ。実際、プレイしている間は意識が外に向かず、モニターに集中することができた。

最初にプレイしてみて個人的に不安だったのが、視点がモニターに寄りすぎてしまって、360度でのノーツに対応できないのではないかという点。この部分については、曲中にノーツの来る範囲が明確に表示されたり、最上部についてはある程度来るタイミングが絞られていたりと、プレイヤーが触りやすくなるような配慮がなされているので、思った以上に無理なくプレイすることができた。

用意されている難易度は、基本的にはNORMAL、HARD、EXPERTの3つ。初心者でも触りやすいものから、より高難度のゲームをプレイしたい人まで楽しめ難易度設定となっている。

難易度が10以上になるとかなり難しくなってくる。 もちろんスピード選択も可能だ。

ロケテストと同様、限られた楽曲数でのプレイとなったが、それでも円形に手を滑らせていくプレイフィールが独特で面白かったが、その一方で、ノーツの視認性など気になる部分もちらほらあったのも事実。ロケテストを実際に触ったユーザーからの反応を受けて、正式稼働時にはどのような仕上がりになるのか、今から楽しみだ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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