角川ゲームスは、本日11月24日に創立10周年を記念したイベント「角川ゲームス ファン感謝祭2018」を、東京・クラブ ディアナにて開催した。
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本イベントでは、2018年で創立10周年を迎えた角川ゲームスが開発した「GOD WARS」「√Letter ルートレター」「スターリーガールズ」などのタイトルステージが開催。アイドルによるライブ、各声優陣やコスプレイヤーによるステージイベントなどが行われた。
イベントのオープニングでは、角川ゲームス 代表取締役社長の安田善巳氏、声優で本イベントのMCを務める能登有沙さんが登壇。まずは角川ゲームスのこれまでの10年が紹介された。角川ゲームスは、創業から半年は社員数が1人という小規模なスタートだったという。当時はモバイルゲームが盛り上がりをみせていたが、安田氏はコンシューマーゲームに強い思い入れがあったことから、コンシューマーゲームを主軸に展開を進める方針を固め、全世界向けに「ロリポップチェーンソー」を発売。このタイトルがミリオンセラーを記録し、そこから現在では3つの開発ラインを持つまでに成長したと今日までを振り返る。安田氏は「ここまで来れたのは、ひとえにファンの皆さんのおかげです」と感謝の気持ちを述べた。
またステージには、SIEJAプレジデントの盛田厚氏もゲストとして登壇。角川ゲームスの10周年を祝うと共に、これからの10年にも期待をしたいとエールを送った。
続いて登壇したのはアイドルグループ「仮面女子」のメンバー。そもそも角川ゲームスと仮面女子の最初のきっかけは、安田氏が出演した深夜番組が最初だったそう。その後、声優グランプリ「Vnext」という角川ゲームスタイトルの出演声優を決めるイベントにて仮面女子の月野もあさん優勝したことから、声優としての出演や宣伝大使としての取り組みが行われることになったそうだ。
本ステージでは、仮面女子のライブステージが実施。「大冒険☆」「元気種☆」「仮面大陸~ペルソニア~」の3曲を披露し、圧巻のパフォーマンスで会場を盛り上げた。
「スターリーガールズ」の新たな展開が発表!
次のステージでは安田氏、能登有沙さんの2名に加え、声優の佐々木李子さん、青山吉能さん、コスプレイヤーの宮本彩希さんが登壇。「スターリーガールズ」の次なる展開が発表された。まずは「スターリーガールズ」のこれまでを振り返り。本作は2016年12月にサービスを開始。日本を含むアジア地域で100万ダウンロードを達成し、一部地域ではアニメ化も計画されるなど人気を博したが、日本では2018年7月にサービスを終了した。
安田氏はサービスを終了してからの3ヶ月間「スターリーガールズ」の今後についてどうしていこうか考えていたが、完全な新作としてもう一度物語を描こうと決めたそうだ。この試みは「PROJECT STELLA(仮称)」として展開され、ファーストスター「ヒミコ」が登場するところまでストーリーを戻したパラレルワールドになるそう。また、本プロジェクトはコンシューマー向けに発売を予定しているとのことだ。
また、「PROJECT STELLA(仮称)」とは異なるもう一つのプロジェクト「プロジェクト・エウロパ」も発表。こちらは「スターリーガールズ」のゲームデザインを進化させた本格SRPGになる。本作は、木星第二衛星エウロパから届いた謎の救難信号からはじまる、星の謎を解き明かす新たな戦いが描かれる。ルナやパラス、ジュピターといった「スターリーガールズ」のキャラクターたちも登場するそうだ。
次なる展開も発表され大きな盛り上がりを見せる「スターリーガールズ」。本ステージの終わりでは、そんな「スターリーガールズ」の主題歌「スターリーナイツ」を佐々木李子さんが熱唱し、さらなる期待感のもとステージは終了した。
「√Letter ルートレター」のハリウッド映画化が決定!
次のステージでは、「√Letter ルートレター」の最新情報が発表された。まずはシリーズ最新作となる「√Letter ルートレター Last Answer」の概要が公開。本作は全世界で40万本を記録した「√Letter ルートレター」シリーズの最新作だ。人間ドラマをより強く伝えるために、全編実写化のドラマモードが追加されているのが最大の特徴だ。原作ファンでも満足できるよう、キャスティングやロケーションにも気が配られており、衣装などもデザイナーのコシノジュンコさんによって制作されている。
PS4、PS Vita、Nintendo Switch向けに12月20日に発売を予定している本作だが、12月22日よりダウンロード版を事前予約すると500円引きの価格で購入できるセールが実施される。お得にゲームを購入できる機会なので、気になっている人は活用するといいだろう。
さらに「√Letter ルートレター」に関する新着情報が公開。まずは中国にて放送予定のTVドラマ版について、パーフェクトワールド・ピクチャーズのミャオ・メン氏よりコメント映像が公開。ミャオ・メン氏によるとドラマ版「√Letter ルートレター」では、物語とキャラクターが拡張され、新たにSF要素が追加されるそうだ。
続いて、「√Letter ルートレター」がハリウッドで映画化されることが発表される。角川ゲームスとパートナーシップを締結したアカツキ エンターテイメントUSAよりプレジデントのアンマリ―氏、鈴木萌子氏、キャット氏も本ステージのため来日。アンマリー氏は、「√Letter ルートレター」のストーリーを知って心を動かされたことにより今回の映像化を決定したという。現在は企画の初期段階ではあるが、物語は本編より少しダークな展開になるとのこと。今回のプロジェクトをとても嬉しく思っており、ぜひ楽しみにしていて欲しいとコメントを残した。
また、安田氏からは映画化にあたり、日本の展開の際には、ぜひ日本でゲームに関わったキャストにもプロモーションに関わらせて欲しいとお願いが。これに対し、鈴木氏からは原作ファンは私達にとっても大事な存在なので、ぜひ検討させて欲しいと前向きなコメントが述べられた。
より気軽に「GOD WARS」に触れられるキャンペーンが開催決定!次回作のポイント紹介も!
本日最後となるのは「GOD WARS」のスペシャルステージだ。ここではコスプレイヤーの宮本彩希さん、ユリコ・タイガーさん、声優の園崎未恵さん、原由実さん、次回作で声優として出演が決まっている月野もあさんが登壇した。本ステージでは、今回のイベントのための特別シナリオによる朗読劇が行われた。内容としては、本編でアマテラスのセリフが僅か3つしかなかったことを受け、次回作での地位向上を求め、アオメとツキノに相談するといったストーリーだ。
この朗読劇の甲斐あってか、終了後、安田氏より「GOD WARS 2」ではアマテラスのセリフが増えることが発表。さらに「GOD WARS」では必殺技が弱く使いづらかったアオメが強化されることも発表された。さらに開発中の「GOD WARS 2」の3つのポイントも紹介。グラフィックやシナリオの強化に加え、職業・スキルのクオリティアップが図られることが明らかとなった。
そんな「GOD WARS」だが、より多くの人に触れてもらうため、初心者応援キャンペーンが開催される。本編のDL版が32%オフで購入できるセールが開催される他、強力な装備の無料配信が決定。さらに園崎さんと原さんのサイン入りPS4、Nintendo Switchとソフトのセットが当たるプレゼントキャンペーンも開催される。本作が気になっていた人は、ゲームをプレイする絶好のチャンスだ。
イベントの最後には「LoveR」の最新映像が公開!
ここまで約4時間に渡って行われたイベントもいよいよ幕引きに。最後は本日登壇したキャスト陣全員が登壇し、それぞれが感謝の言葉を述べた。またスクリーンでは2019年2月14日に発売予定の恋愛シミュレーション「LoveR」の最新映像が公開。公式Twitterなどでもお馴染みのマジカルユミナが実際にゲームをプレイしながらポイントを紹介していくというものだ。こちらは11月29日に更新される「マジカルユミナの今日もお兄ちゃんねる♪」でも公開が予定されているようなので、本日会場に足を運べなかった人は、こちらをチェックしよう。