シティコネクションは、ダブルエルと資本業務提携契約を締結し、同社の子会社となることを明らかにした。
シティコネクションは、老舗ゲームメーカー「ジャレコ」のゲームライセンスを引き継いでいるデベロッパー/パブリッシャー。自社IPである約300のジャレコタイトルをはじめ、さまざまなゲームIPを取り扱い、サウンドトラックやグッズ、書籍の制作といった事業を進めてきた。2017年にはNintendo Switchローンチタイトルである「そるだむ 開花宣言」にてゲーム開発事業にも本格参入し、最新作の「サイヴァリア デルタ」では初となる自社海外パブリッシングを行っている。
またダブルエルは、多数の著名マンガ家との直接的なネットワークを活かし、日本のポップカルチャーを世界へ発信する多角的な事業を展開している企業。電子書籍の翻訳配信、映像化への取り組み、キャラクターを起用したプロモーションやコラボレーションコンテンツの企画、そしてそれらを実現するためのライセンスマネジメントなどを行っている。
シティコネクションはゲームという分野で、ダブルエルはマンガやアニメという分野で、それぞれ違う領域でありながらも、「IPの最大化」と「日本のコンテンツの世界発信」という同じ目標を掲げている。今回の業務提携により、シティコネクション代表取締役・吉川延宏氏はダブルエル社外取締役を兼任。今後は連携を強め、体制の安定化を図るとともに、両社のフィールドをクロスオーバーさせた新たなコンテンツの創造、そして国内外でのIP事業のさらなる発展に努めていくとのこと。