タイトーは本日1月25日、幕張メッセにて開催されている「ジャパンアミューズメントエキスポ2019」(JAEPO2019)の同社ブースにて、「電車でGO!!」のステージイベントを開催した。
本ステージには、「電車でGO!!」開発担当の金田剛氏に加え、この日タイトーブースの1日アンバサダーを務めるタレントの金子貴俊さんが登場。また、バーチャル3Dキャラクターの二葉と六葉も参加し、ゲームのプレゼンテーションを盛り上げるために一役買っていた。
発表内容のトピックとしては、新筐体のお披露目とそこに追加された新モード、そして現在稼働中の筐体に追加される新路線の情報がある。まずはコンパクトになった新筐体について触れていこう。
コンパクトサイズの筐体は今夏より登場予定となっている。金田氏によると、もともとの「電車でGO!!」の筐体は、本格的な電車のゲームを作りたいというコンセプトがあり、大きな筐体になっていたという。それはそれで見るからに“電車っぽさ”が出せていいのだが、店舗への設置といった面で場所を選ぶものになってしまったようだ。それを解消するためにサイズを小さくしつつ、その上で現在の筐体のいいところは残していこうと開発してきたとのこと。
この新筐体には、初代「電車でGO!!」が遊べる新モードが搭載されているのも特徴。昔のものは“電車運転シミュレーションゲーム”がコンセプトのため、今と比べて画面の情報量が少なかったりと、運転にフォーカスした作りで、金田氏いわく「今で言うガチ仕様」だ。
一方、現在のコンセプトは“電車運転士体験ゲーム”のため、運転だけでなく指差し確認など運転士の業務が広く体験できる。そのため、どちらが面白いかというよりも、コンセプトの違う楽しみ方ができるようになっている。
新筐体と初代モードはJAEPO2019に試遊出展されており、この場では金子さんが初代モードに挑戦。会場でプレイできる車両は京浜東北線209系電車、区間は品川から大森までの2区間となっている。なお、実装予定としては京浜東北線のほか、山手線(やまのてせん)、西日本の山陰本線など、現在稼働中のバージョンとは異なる路線が多数入るという。
実際に触ってみての感想として金子さんは、「プレイしたのは久しぶりですが、やっぱり運転手気分を味わえるのがいいですね」とコメント。停車駅でブレーキを掛けるときの緊張感、ドキドキ感がたまらないと話していた。プレイ中は街中の景色や走っている路線など、現代とは変わっている点を見つけるのも楽しそうにしていた。
この新モードは“初代「電車でGO!!」がそのまま遊べる”モードのため、グラフィックも当時のまま。単純に画質という点では見劣りしてしまうが、当時の風景などがそのまま残っているため、金子さんが楽しんだように昔の風景を楽しんだり、信号機の音を聞いたりといった、ノスタルジーな気分に浸れるところも魅力となりそうだ。
稼働中の筐体に追加される新路線については、初の私鉄として阪神電鉄が追加されることが明らかとなった。詳細については明日のステージで発表するというので、引き続きJAEPOでの動きに注目しよう。