2019年1月25日~27日にかけて幕張メッセにて開催されたジャパン・アミューズメント・エキスポ 2019(JAEPO2019)。ここでは、「鉄拳7 FATED RETRIBUTION ROUND 2」エキシビショントーナメントの模様をお伝えする。

「JAEPO2019 esports Exhibition Tournament ”RISING”」と題した今回のエキシビショントーナメントは、2月13日に稼働を予定している「鉄拳7 FATED RETRIBUTION ROUND 2」を使用し、プロゲーマー4人がトーナメント方式で対戦を行う。

参加したプロゲーマーはノビ選手(TeamYAMASA)、ユウ選手(TeamYAMASA)、たぬかな選手(CYCLOPS athlete gaming/Redbull athlete)、古水選手(Walkergaming)の4名。またそれぞれが使用するキャラクターは、同作品から追加される新キャラクターに限られており、ノビ選手がマードック、ユウ選手がノクティス、たぬかな選手がアンナ、古水選手がレイとなっている。

解説を務めた池田幸平氏(左)と実況のゲンヤさん(右)。

ゲンヤさんは「ここにいるのは日本を代表するプレイヤー。そんなプレイヤーが新キャラを使うということで予測が難しい」とコメント。それでもあえて優勝を予想するなら「アンナが好きだけど、大きな舞台で活躍していない。応援の意味を込めて、アンナを使うたぬかなさん」と語った。

マードックを使うノビ選手は「この日のためにメインキャラよりも使い込んできました」と話す。続いてコメントしたユウ選手が使用するノクティスは、「ファイナルファンタジーXV」からのゲストキャラクター。そんなこともあって「鉄拳ファンだけでなくノクティスファンのためにも頑張りたい」と原作のファンに向けたメッセージも残していた。
唯一の女性選手であるたぬかな選手は、ゲンヤさんから応援されたこともあってか「アンナのいいところを見せたい」と思い入れの強さをアピール。そして古水選手は、これまでレイを使ってきた実績があり「メインキャラがやっと使えます」と喜びのコメントを残した。

左からノビ選手、ユウ選手、たぬかな選手、古水選手

ゲストキャラクターのノクティスが躍動!

エキシビジョントーナメントは2試合先取制で、1つの試合は3ラウンド先取で勝利となる。1戦目はたぬかな選手とユウ選手の対戦。たぬかな選手のアンナは、近距離から手数の多さで攻めるキャラクター。一方のノクティスはリーチの長さが魅力のキャラクターだ。両極端なキャラクター同士の戦いになった対戦は、お互いに長所を潰し合う展開になり、最終戦までもつれ込む。どちらが勝つか予想できない展開だったが、最後はノクティスのレイジアーツが綺麗に炸裂。美しい勝ち方でユウ選手が決勝に駒を進めた。

2戦目はノビ選手のマードックと、古水選手のレイによる対戦。レイはリーチが短く懐に入る戦い方が基本。それに対してマードックは型にはまったときの一撃の強さが魅力だ。序盤、ノビ選手はアグレッシブな動きで相手を圧倒し、古水選手の懐に入る動きを許さない。ノビ選手は第1試合を取ると、第2試合も2ラウンド先取。このまま勝負が決まるかと思われたが、ここから古水選手が驚異の粘りを発揮する。レイの特徴であるトリッキーな動きで相手を翻弄し、3ラウンドを連取して、一勝一敗の五分に持ち込む。この戦いに触発されたのか、3 戦目ではノビ選手が再び強気の姿勢を取り戻す。積極的に前へ出る姿勢で古水選手のトリッキーな動きを封じ込め、見事に決勝への切符を掴み取った。

ユウ選手とノビ選手という組み合わせになった決勝戦。それぞれが使用するノクティスとマードックは、どちらもリーチの長さが特徴のキャラクターだ。タイプが似ていることもあって、序盤はお互いに牽制し合う慎重な立ち上がりになる。1戦目はわずかな隙を見つけたノビ選手が猛攻を仕掛け奪取すると、2戦目はノクティスが召喚する武器を有効的に使いユウ選手が奪い返す。3戦目はそんなユウ選手の戦い方を把握したノビ選手が柔軟に立ち回りを変えていくが、ユウ選手はノクティスが得意とするシフトブレイクなどを上手く絡めて勝利。最終的な優勝を掴み取った。

ユウ選手は「トーナメントでメインキャラ以外使ったことはほとんどないですけど、思った以上に楽しめました。今後の大会でも検討してみようと思います」とコメント。また試合を見守ったゲンヤさんは「ユウ選手はもちろん、敗れた皆さんも新キャラクターの魅力を引き出してくれたと思います」、池田氏は「どの選手も期待していた以上のやり込みを見せてくれました。稼働した後も盛り上げてくれそうです」と4人の選手を労う。さらに池田氏は2月13日の稼働に向けて「ゲームセンターならではのコミュニティという強みはまだまだあります。その良さをこれからも伝えていきたいです」と意気込みを語りステージは幕を閉じた。

最後は観客席で観戦していたコスプレイヤーと一緒にフォトセッション。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • 取材
  • JAEPO2019