国際パラリンピック委員会は、「東京 2020 パラリンピック競技大会」に向け、パラリンピックスポーツのさらなる活性化と普及を目的とした初のオフィシャルゲーム「THE PEGASUSDREAM TOUR」(ザ ペガサス ドリーム ツアー)の制作を発表した。
本ゲームの制作は、元スクウェア・エニックス・グループで「ファイナルファンタジーXV」などのディレクターを務めた田畑端氏が2019年2月に正式スタートしたJP GAMESが担当し、2020年に全世界でローンチを予定している。
IPCは、2020年に開催される東京パラリンピックまであと約500日を前に、パラリンピックスポーツを盛り上げるオフィシャルゲームを初めて制作することを発表する運びとなりました。オリンピック、FIFAワールドカップに続き、世界で3番目に大きなスポーツイベントとして認知されているパラリンピックにおいて、今回ゲームという新しい試みを取り入れることは若者層マーケットの注目度を促進されるというIPCの戦略の一つです。
今回、ゲームの制作を手掛ける「JP GAMES」は、数々のロールプレイングゲームを手掛けてきた田畑端氏が、“RPGを進化させ、ゲームの力で未来を豊かにする”をコンセプトに設立した、新しいゲーム開発スタジオです。「JP GAMES」一作目のタイトルとなる「THE PEGASUS DREAM TOUR」は、ペガサスシティという仮想の街を舞台に、もう一つのパラリンピックを体験できる、まったく新しいスポーツロールプレイングゲームです。本来すべての人に眠っている特殊能力(エキストラパワー)を引き出し、ゲームならではのダイナミックな表現でパラリンピックを描きます。スマートフォンをはじめ、さまざまな機器でお楽しみいただける予定です。
IPC 会長 アンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)
2020年東京パラリンピックに先立ち、私たちは世界中の若い観客を新たに獲得するための革新的な方法を探究したいと熱望しています。このゲームは、パラリンピックへの関心を高めるとともに、世界中の人々がより気軽にこの大会が持つ熱気や情熱、興奮を体験し、楽しめることに貢献してくれると私たちは確信しています。
パラリンピックの競技は傑出したものであり、また、他の大会とは違い、障害を持つ人々に対する考え方を変革させることに貢献するものです。私もこのゲームをプレイしてみることを楽しみにしていますし、傑出したパラアスリートたちの能力がどのように表現されているのかを、とても楽しみにしています。
JP GAMES 田畑端氏
本作は純粋なスポーツゲームではありません。パラリンピックスポーツならではの魅力を、JP GAMESが得意とする新しいロールプレイングゲームとして最大限に描きます。このゲームを通じて、パラリンピックがスポーツとしてだけではなく、エンターテインメントとしてもさらに発展し、私たちの未来にとって、より価値のあるコンテンツになって欲しいと考えています。
国際パラリンピック委員会(IPC)とは
国際パラリンピック委員会はパラリンピック活動の世界的統括組織。同組織の目的は、夏季および冬季のパラリンピックを主催すること、また、10 競技の国際連盟組織として世界選手権大会をはじめとするさまざまな競技大会を監修およびコーディネートすることにある。
JP GAMESとは
元スクウェア・エニックス・グループでファイナルファンタジーXVのディレクター田畑端氏が、2019年2月に正式スタートしたゲーム開発スタジオ。「RPGを進化させ、ゲームの力で未来を豊かにする」をコンセプトに、従来の枠にとらわれず、新しいゲームの可能性を追求していく。