声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第20回は、アークシステムワークスより発売中のNintendo Swtich用ソフト「GUILTY GEAR 20th ANNIVERSARY PACK」をプレイします。
皆様こんにちは! 岩澤俊樹です! この記事を書いている5月某日、気温は約30度。激しい気温差に体調を崩しそうになりながらも、元気に室内でゲームライフを送っている今日このごろ。皆様いかがお過ごしでしょうか?
このコラムも気づけば第20回目(多謝)。そして僕の大好きな「アノ」作品は20周年。この偶然に運命的なものを感じずにはいられません。というわけで今回ご紹介するのは、生誕20周年を迎えるシリーズの原点となるこのタイトル!
「GUILTY GEAR 20th ANNIVERSARY PACK」とは?
「GUILTY GEAR 20th ANNIVERSARY PACK」は、アークシステムワークスより2019年5月16日に発売された対戦格闘ゲーム。「GUILTY GEAR」シリーズ20周年を記念して初代「GUILTY GEAR」と、“XXシリーズ”集大成となる「GUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R」の2タイトルが収録された特別なパッケージだ。
「GUILTY GEAR」は、シリーズの原点ながら“ガドリングコンビネーション”や“一撃必殺(殺界)”など、研ぎ澄まされたバトルシステムと爽快感抜群のサウンド、13名のキャラクターたちが織りなす独特な世界観は今も色褪せない魅力に溢れている。一方の「GUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R」は、「GUILTY GEAR XX」シリーズの集大成として“フォースブレイク”などの新システムを搭載。遊びやすくなったNETWORKモードに加え、韓国版「#RELOAD」の音源を追加し、さらに加速した対戦が楽しめる。
このコラムではもうすっかりおなじみの「ギルティギア」シリーズですが、僕がこの作品にハマったのは二作目にあたる「ギルティギア ゼクス」からなので、原点である「ギルティギア」はプレイしたことがありませんでした。しかし、ギルティギア好きを自称している以上、やらないわけにはいきません。古きを知り新しきを知る。ということで、早速プレイしていきたいと思います!
20年前には、もう出来ていた。
20年前の作品を最新ハードのNintendo Switchでプレイするという感慨深さを胸に早速起動。
うーん……凄い。グラフィックや表現に懐かしさを感じるものの、この頃から世界観はもうほぼ出来上がっていたんだなぁ……。と、改めてゼネラルディレクター石渡太輔さんの凄さを感じました。
なんとなく分かるだろうと思いつつも、まずは操作方法とシステムをチェック。
ふむふむ。フォルトレスディフェンスやダストアタックなど現在も重要なシステムもこの頃からあったんですねぇ。ん?殺界? 聞いたことはあるぞ……。これは、なにかマズい予感がする……!
一通り確認してまずはトレーニングモード。やはり最初は主人公ソル=バッドガイでしょう。
おぉ!今と一緒のモーションが沢山ある!
しばらくキャラクターを変えつつ自由に動かして見ましたが、「あ! あの技はこのころからあったのか!」「性能が全然違う!」など、終始テンション上がってました。
特に印象的だったのがボルドヘッドですね。モーションは「あの」キャラクターとほぼ一緒ながら紙袋を被っていないことの違和感がすごかったです(笑)。え?「あの」キャラクターって誰かって? それはプレイして頂ければわかりますよ。きっと……。
一通り触って戦い方を学んだので「NORMAL MODE」に挑戦。これはいわゆるアーケードモードで、CPUと戦いエンディングを目指します。
早速ソル=バッドガイでスタート。順調に進めていき、「ノーコンティニューでクリアしなきゃギルティギアおじさんの名が廃るぜ!」と勢いづく僕。しかし、そのときの僕はまだ知らなかったのだ……。このゲームの本当の難しさを……。続く6戦目。段々とCPUも強くなってきて、互角の戦いになってきたそのとき。
殺界、からの一撃必殺。なん……だと……。
今尚受け継がれている「一撃必殺」。最新作「ギルティギア イグザード レヴツー」ではまず「一撃必殺モード」になってからでないと一撃必殺技を出すことが出来ません。しかし今作はPボタンとKボタンを同時押しするだけで「殺界」という攻撃を繰り出すことが出来ます。
そこから(↓↘→+攻撃ボタン)を追加で入力するだけで一撃必殺技が発動します。
しかもこの技、決めると1ラウンド勝利になるのではなく、試合に勝利してしまうのです! お……恐ろしい……。
もちろん回避する方法もあります。「殺界」を当てられた側は、決められた時間内に(↓↙←+攻撃ボタン)と入力するのです。しかしこれがなかなか反応するのが難しい……。一撃必殺技を受け続け連敗タイム。ぐぬぬ……。こちらも「殺界」で応戦するも、CPUには簡単に回避されてしまいます。苦戦しながらも、なんとか自力でクリアしていきラスボス「ジャスティス」に到達。長かった……。
戦闘開始前に会話デモがあり、ストーリーを垣間見る事ができます。一応ネタバレ回避のため詳細は控えますが、最新のストーリーにつながる布石があり、ここも「ニヤリ」となるポイント。シリーズファンの方には是非見て欲しいですね!
攻撃力、機動力、技性能、すべてが強力な「ジャスティス」。かつてない苦戦を強いられます。真っ向からの勝負では分が悪いと判断。「殺界」を連発する作戦に(笑)。もう何連敗したかわからなくなってきたその時! ついに「一撃必殺技」がヒット!
なんとか勝利することが出来ました!使用していたのが格闘ゲーム用のコントローラーではないとはいえ、クリアするのに約40分かかりました(汗)。これは是非、アーケードコントローラーでリベンジしたいです……!(Switch対応のものを持っていない)
一通りプレイしてみての感想といたしまして、一言でいうと「凄い作品はやはり最初から凄かった」ですね。キャラクターや世界観、ロックでヘヴィなBGMなど作品の根幹となる部分は既に確立されていますし、システム面でも、ここまでスピーディかつ爽快に戦える作品は当時他になかったと思います。改めて素晴らしい作品だなと再認識しました。
そして、ここから始まった「ソル=バッドガイ」の物語はまだ続いています。どのような結末を迎えるのか。ずっと楽しみにしています。いつか訪れる「その時」を、ベストな状態で迎える為にも、これを期に改めてストーリーを最初から見直してみるのも良いかもしれませんね!
あと個人的な願望として、現在活躍している有名プレイヤーたちを集めて大会を開きたいです。練習期間を数日設けて準備してもらいどこまで仕上げてくるか、どのような攻防を繰り広げてくれるのか。そして「一撃必殺」をどう決めてくるのか(笑)。皆さんも見たくありませんか? 僕はとても見たいです! もし企画に乗ってくれる方がいましたら自分までお知らせ下さい。お待ちしております!
今もなお愛され続け、進化し続ける「ギルティギア」。その記念すべき20周年を皆様も一緒にお祝いしましょう!
岩澤俊樹さんプロフィール
アイムエンタープライズ所属
生月日:10月17日
趣味:ゲーム、音楽鑑賞、散歩
主な出演作品:【TVアニメ】ようこそ実力至上主義の教室へ(高円寺六助) 、問題児たちが異世界から来るそうですよ?(ヴェーザー)、【吹き替え】謀りの後宮(李重俊)、【ゲーム】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(ダレル)、ファンタシースターオンライン2 es(ダンテ、セイメイキカミ)など。「GUILTY GEAR Xrd REV 2 -BATTLE MANIA-」でMCとしても活躍。
(C) ARC SYSTEM WORKS
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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