2020年4月1日付けでセガゲームスがセガ・インタラクティブを吸収合併―商号は「株式会社セガ」に

セガサミーグループでは、2017年5月に、2020年3月期を最終年度とした中期経営計画「Road to 2020」を策定し、企業価値の拡大に取り組んできた。エンタテインメントコンテンツ事業においては、市場が拡大傾向にある海外を中心としたパッケージゲーム分野が好調に推移し、安定的な収益を創出できる体質を構築。一方で、国内のモバイルゲームを中心としたデジタルゲーム分野が低迷したことから、「Road to 2020」策定当初に掲げていた目標を達成することが困難となった。

今後、5Gやクラウドといったテクノロジーやインフラの発展に伴い、新しいゲームプラットフォーム・ビジネスモデルが普及するにつれ、グローバルゲーム市場は継続して拡大すると想定される中で、同社グループのプレゼンスを高めさらなる成長を実現するためには、同社グループにおける主要事業会社であるSGC・SICの2社を統合し、今まで以上に同社グループの国内R＆Dリソースを機動的に再配置し、世界市場における競争力を強化していく必要があることから、今回の再編を決定したとのこと。

今後は、好調な既存有力タイトルの海外市場でのさらなる拡販と、国内R＆D発のグローバルタイトルの開発に積極的に取り組んで行くとともに、同社グループの総合力を生かしたIPの副次的展開によるグループシナジーの創出を推進していくとしている。

なお、今回の再編については2020年2月～3月開催予定の合併当事会社による臨時株主総会を経て、2020年4月1日（予定）に合併を実施。セガゲームスを存続会社とする吸収合併方式で、セガ・インタラクティブは同日に解散となる。それに伴い、セガゲームスの商号は「株式会社セガ」に、セガホールディングスの商号は「株式会社セガグループ」へとそれぞれ変更される。

そのほか、再編後の経営体制などについては発表リリース（https://www.sega.co.jp/release/191224_1/）を参照してほしい。